ギリシャは同じ名前の人がいっぱい!なんでだろう?
ギリシャにいて最初に思ったのは、同じ名前の人がゴロゴロいること。
自分の周りにも、同じ名前の人がたくさんいて、珍しい名前の人はほとんどいない。
なぜ?と聞くと、子供が産まれたときの名前の付け方を教えてくれた。
日本では、子供が産まれる前から両親がどんな名前がいいだろうと、すごく色々考える。
親から1字もらう人もいるだろうが、大半は自分たちが好きな名前を子供につける。
ところがギリシャは、必ず祖父母の名前をつけないといけない。しかも子供の父親の父方の父母優先で名前を付けるのだ。
男の子なら間違いなく、父方の父の名前、女の子なら母方の母か、もしくは父方の母、産まれた子供の祖父母からということになる。
これをしないと、相当ひんしゅくを買うことになる。それが当たり前の習慣だからだ。
ギリシャ人の名前はキリスト教の聖人からとっている。例えば、聖ゲオルギウスならギリシャ名もゲオルギウス、通称ヨルゴス、英語名ならジョージとなる。
ギリシャでは町で「ヨルゴス!」と叫ぶと20人は振り返るよと、ジョークになっているほど。
聖人ヨハネは聖ジョンとして、ギリシャ名はヤニス、英語名はジョンだ。
わたしのこのブログタイトルのMarinaも聖人マリーナから。
日本人のわたしにとって、ありふれた名前って嫌じゃないのかな?とふと疑問に思ったので聞いてみたが、答えは「とんでもない!みんな自分の名前が好きだよ!僕の名前は偉大だ。」と誇りに感じていた。
素直に、へぇーすごいなと思った。わたしは自分の名前が嫌いだったので、名前に誇りを持てるなんてすばらしいと思ったし、羨ましい。そうでありたいと思いつつも、でもわたしはやっぱり自分の名前、嫌いだ(T_T)
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