社会人から英文法をやり直すときのオススメ本！

今日は、社会人になって英文法をやり直し
たい！と思っている方へのオススメ本です。

文法の本は本当にたくさんあって、その中
でも、中学英文法からやり直すものだったり
最近はとくに種類も多いですね。

わたしも生徒さんに聞かれる中、どれを勧めたら
１番いいかなと、いろんな本を読んでみました。

英文法をやり直したいと思っている方は、
元々文法が苦手だったという人が多いと思います。
そういう人には「Forest」などのようなページ数
の多い英文法書は向きません。あの厚い本を見た
だけで嫌になってしまう人も多いです。

最初の最初に買う本なら、できるだけページ数が
少なく、簡潔に説明されているもの、読みやすく
上手に教えているものがいいなと思って探して
いました。

そこで見つけたのが、著者大岩秀樹さんの「大岩の
いちばんはじめの英文法」です。

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (名人の授業)

本書の著者は東進ハイスクールの講師をされている
方なので、教え方がさずがにうまい！と思います。

本書は３章の構成になっていて、第１章は文法の
解説、第２章はれんしゅう編、第３章は実践演習と
なっています。

解説は１章分だけで、少なくない？と思われるかも
しれませんが、最初にやり直す文法書では、これくら
いの量の解説に、練習と演習がついているものが
すごくいいと思います。

第１章は第０講〜第６講までの構成です。本書には、
”第０講は「基本４品詞」の解説です。基本の４品詞
とは、
①名詞→文の中で主語（S)、目的語（O)、
補語（C)になれる。代名詞もある。
②動詞→主語の動きや状態を表す。be動詞と一般
動詞がある。一般動詞には自動詞と他動詞がある。
③形容詞→名詞を飾る（説明する）言葉、名詞を
修飾する、名詞にかかる。
④副詞→名詞以外を飾る（説明）する言葉。動詞・
形容詞・（他の）副詞・文全体にかかる。”
と解説があります。

品詞自体は８種類ありますが、最初から全部説明
しないのも混乱を招かず、ちょうどいい数ですね。

③では例として、purple rabbitで解説があります。
purpleは形容詞ですので、名詞を説明する、修飾する、
名詞にかかっています。一体どんなラビットなのか
を説明しています。

④では例として、very big dogで解説があります。
dogは名詞、bigはdogを説明している形容詞、
ではveryは何を説明しているか？とても→大きな
→犬になっているので、大きなを修飾している、
副詞です。bigは形容詞なので、形容詞を飾って
いますね。

こんな風に、それぞれ①〜④までの品詞をそ簡潔に
解説してあり、最後にチェック問題があり、勉強し
た内容を確認することができます。ちゃんと解答＆
解説も横にあるので、すぐに間違いも確認できます。

第１章の第１講は「基本５文型」です。
文型は長文を理解していく上で、とても重要であり
基本の基本です。文型を理解することで、文の組み立て
ができるようになります。

この講では、第１文型から第５文型までほんとに
短い説明があります。その短い説明がすごくわかり
やすいのです。

例えば、本書の第１文型の解説はこんな感じです。
本書から引用：
”第１文型：S+V（自）
V(自）というのは、自動詞のことです。
例文：The sun shines.
この文は、The sunと、
自動詞shinesで文が完成しています。
このように文の要素がSとVだけの文を第１文型
といいます。
「Sになれるのは名詞だけ」「Vになれるのは動詞
だけ」というルールは絶対に覚えておきましょう！”
とあります。
＊文の要素というのは、S(主語）、V(動詞）、O
（目的語）などの文を構成する要素のことです。

この「Sになれるのは名詞だけ」「Vになれるのは動詞
だけ」という書き方は非常にわかりやすくて、すごく
うまいなと思いました。

この第１文型の解説には、修飾語Mについても書かれ
ています。
例文として
① The sun shines on the earth.
② The sun shines every day.
太字部分がMです。修飾語Mは、文型には関係がない
ので注意が必要です。この文はS+Vの第１文型で変わ
りありません。

本当に必要なことだけを、短くわかりやすく説明され
ているので、やり直し文法には最適かと思いました。

本書の中身もカラーでわかりやすい配色、文字数も
多すぎず少なすぎず。説明はとにかくわかりやすい。

これなら楽しく英文法をやり直しできるかと思い
ました。勉強するのに楽しくなくては、自主的にこれ
より先に進んで勉強しようという気になれません。

これで基本だけ復習できれば、あとは自分に必要な
より詳しく書いてある文法書を買えばいいと思います。

そうすることで、文法をより理解できるようになれます
し、まず１番に楽しく勉強できると思います！
めちゃくちゃオススメですよ！