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発音上達には、発音記号のチェックが必要です

英語の単語を勉強するとき、発音記号をしらべますか?発音記号を知ることは、発音の勉強に役に立つのでしょうか?答えは、めちゃくちゃ役に立ちます。

発音を勉強するうえで発音記号を知る、調べるはとっても大事なことです。なぜなら、発音記号を知ると、その音がわかるようになります。発音記号と音をリンクさせることで、単語の発音記号を見ただけで、音が想像できるようになるからです。想像できるようになるだけでなく、ちゃんと発音記号の音を出せていたら、単語レベルでは発音が独学でもクリアできるようになってきます。

もちろん、単語の発音記号と同じ音を出そうと思うと、音声で聞いている音と、自分が発している音の違いに違和感を感じられないといけません。違和感を感じるからこそ、あれ、おかしいと疑問が生まれ、なんとか音声の音に近づけようと努力するからです。

余談ですが、ギリシャ語には発音記号というものがありません。ギリシャ語は書いたとおり読むので、必要ないのです。

例えば、「おはよう」は、καλημέρα/kalimera/といいます。アクセントマーク=τόνος/tonos/は、必ず単語上につけるのでアクセントも一目瞭然です。
上のおはようも、書いたとおりに読んで、「カリメーラ」なのです。

英語のように書いた単語と読み方が違うということはまずないので、ギリシャ語に発音記号は不要です。ギリシャ語の場合は、アルファベットと、発音ルールを知っていれば100%読めます。

英語に戻りますが、英語の発音記号には大きくわけて2種類あります。Jones式とIPAです。IPAとは、国際音声記号 = ( I nternational P honetic A lphabet)のことで、日本ではJones式をつかっているところがまだ多いです。オンライン辞書でいうと、Weblio・LONGMANはIPA、アルクはJones式です。

わたしはIPAのほうに慣れていて好きなので、書いて覚えるときもIPAをつかいます。これは完全に好みの問題なのですが、最近はIPAを使う辞書が増えてきていますので、いずれは統一されていくかもしれません。

jones式とIPAをミックスで使っている場合も多いので、両方しっていると便利です。私がIPAが好きなのは、IPAのほうが発音記号が簡略化されていて、覚えるのに楽だからなのです。noteの記事でもIPAをつかっています。

単語を正しく発音するには、発音記号を必ずチェックし、正しい発音で覚えていくことが必須です。なぜか、日本ではここを疎かにする人がとても多いのです。単語の発音をカタカナ表記で覚えようとする人がいますが、これは絶対NGです。なぜなら、カタカナには大きな落とし穴があるからです。カタカナ英語に関してはまた別記事にします。

1つだけ例を言うと、playをカタカナ英語読みすると、「pulei」になってしまいます。でも実際の発音記号は「pleɪ」で、pのあとに母音ゥはついていません。日本語は子音と母音がセットになってしまいます。そのため、いらないところに母音がついてまわるとう結果になり、通じない英語になってしまうのです。

発音の勉強は、フォニックスを勉強するのもおすすめです。フォニックスには色々ルールがあり、それを知っているだけで、発音記号をしらべなくても、だいたいの発音が単語をみただけでわかるようになってきます。フォニックスは発音勉強の基本なので、発音上達の近道だと思います。

発音記号を知る、発音記号で音を理解する、発音記号と音をリンクさせて覚えて発声練習をするのは、発音を勉強するうえで欠かせないことなので、めんどくさいと思わず発音記号を勉強するようにしましょう!

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