魅力的な絵とは?
ここしばらく華がある絵、目にとまる絵ってどんなものだろう、について考えていて、それすなわち"魅力的な絵"ということだと思うんですけど、考えながら分類・言語化してみたのが下の図です。
ピンクの「華がある領域」と水色の「目にとまる領域」に分かれています。そして最初に言っておくと、どちらも必ずしも上手であることは必須条件ではないです。
基本的に「目にとまる領域」のほうが当てはまる絵の範疇が広いです。その中でも鑑賞者それぞれの「好きな絵柄」であるか(つまり好みですね)というのは、目をとめるときかなり大きなウェイトを占めている気がします。
そして「華がある領域」、これも結構あやふやな言い方ではあると思いますが、造形が美しくてかっこよくてキラキラして見える、そういう絵が存在しますよね。これには先天的に作者が持っているものと、技術的に獲得できるものがあると思います。技術的華は一般化・テンプレ化すると目新しさがなくなります。
2つの領域が重なり合った部分に当てはまる絵が描ける人は、かなりの武器になるのではないかと思います。
私もそういう絵になりたい…!!
さて、「目にとまる領域」と「華がある領域」、どちらにも共通している項目があります。「性癖」です。ここでの意味は自分がほかより偏って執着を寄せているもの、好ましいと思っているものを指します。
例えば、キャラクターのパーツで髪の毛を描くのが一番好きだとします。そこには「こう描くと美しいかな」という試行錯誤だったり「髪の毛はこう描くのが好きなんだ」というこだわりがありますよね。それを繰り返しているうちに技術も上がり、そこに「華」が出てくるのではないかなと思います。ただの考察なのでわからないですけどね!?
でも私は魅力的な絵を描く上で「性癖」って大事だなぁと思っています。
ちなみに漫画の場合は、ここに「ストーリーの面白さ」ものっかってくるので一概には言えませんが、漫画の魅力的な絵というのはキャラクターが「生き生き描けている」絵だと私は考えます。
漫画は基本的にキャラクターの感情を見せるものなので、喜怒哀楽その他の表情、感情に伴う体の動きなどが生き生き描けていると、魅力的な絵だなと感じます。
…というわけで、魅力的な絵の正体を掴みたいがための個人的考察でした。
もしこういうのが当てはまるのでは?という意見がありましたら、ぜひコメント等ください。私もまだまだ考え中です!
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