マルタで本当に人生リセットできた気がする話
私は今年の6月に仕事をやめて9月からマルタ島へ英語留学に来ている。
マルタに来る前は自分でやることもなかなか見つけられず、
仕事を辞めてから何となく2ヶ月を過ごしていた。
ブログも書いていたし、ジムにも通ってみた。
もちろんマルタへ来るための準備もしていた。
しかし、毎日身に力が入らず、何となく過ごしにくかったのを覚えている。
マルタに来る前の1週間は落ち着かなくて、
もっと英語の勉強をしないといけないと分かっていてもできなくて、ドラマの再放送ばかり見ていた。
そしてそれでまた自己嫌悪になってしまって辛かった。
マルタに来てからも最初の1週間はうまく馴染めなくて寂しかった。
しかし、その一方で『自分1人で海外で暮らしたい』という夢が叶ったことの嬉しさも大きかった。
色々な感情が溢れた1週間だった。
慣れないマルタの生活の中で、色んな人に優しく親切にしてもらったり、
少しずつ友人や知り合いが増えてきてだんだん過ごしやすくなっていった。
不思議とホームシックには全然ならず、
毎日晴れているマルタの気候と、美しい海と街並みに囲まれながら生活できることに幸せを感じていた。
『あ〜、本当に毎日幸せだなぁ。。。』
こうやって心から思えたのが久しぶりで、何だか嬉しかった。
マルタに来る前に、付き合っている彼が世界一周の旅に出た。
仕事を辞めてから、彼と過ごす時間も多くなり
彼と一緒にいることが幸せだと感じるようになっていた。
好きな相手と過ごす時間が楽しくて、幸せで、
今考えると知らず知らずのうちに依存していたのだと思う。
マルタに来てからはもちろん彼とも会わなくなり、
自分だけでもちゃんと楽しくて幸せだと心から感じることができるようになった。それが私は嬉しかった。
当たり前のことなのに、マルタに来る前はなぜかそれが難しくて、苦しかった。
それだけ一緒にいて楽しいと思える相手に出会えたことも幸せだけれど、
自分のことはちゃんと自分で幸せにしてあげることの大切さを改めて感じた。
彼と付き合う前は、旅好きの集まりに1人で参加したり、弾丸でセブ島留学に行ったり、ちゃんと自分でやりたいことをやって満たすことができていたと思う。
それがいつの間にか、自分の幸せまでも彼に委ねるようになってしまっていた。
そんなの全然魅力的じゃないし、好きな自分でもない。
マルタに来たことで、彼と離れたことで、しっかりとまた自分を見つめ直すことができたと思う。
まだまだ見つめ足りないところもたくさんあるけれども。
彼に会いたいな、と思う日もあるけれど。
それでも、マルタに来たことで、
誰も知っている人がいない、今まで行ったこともない国で、
自分1人で生活ができるようになったことで
ちゃんと自分で自分のことを幸せにする自信を得ることができた。
今は本当に過ごしやすい。
適度に日本人がいて、綺麗な海と街並みに囲まれながら過ごせるマルタ。
公共交通機関はバスだけだし、バスの運転はクレイジーだけれど、
それでもマルタって本当に素敵な国だと思う。
人生リセットしたいと思ってマルタに来たけれど、
本当に心から自分が幸せと思えることができて、
人生リセットできてしまったかもしれない。
マルタ留学を決めてから1年半。
自分がちゃんと決めて、行動したから今私はここにいる。
自分だけでは決められないこともあるけれど、
それでも自分の人生ってやっぱり自分のなりたいように進むことはできるのだなと思う。
マルタという環境だからこそ、感じることができたことも多いけれど、
日本に帰っても、ちゃんと自分を見つめ直しながら自分を幸せにしてあげたいと思う。
マルタ島、おすすめです。
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