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樋口円香【Landing Point】 感想とメモ

2021年11月10日、突如実装されたノクチルLP、樋口円香編の感想とメモです。

※ネタバレあり
※あくまで個人の感想です。実際の円香さんの心情とは異なる場合があります。
※私自身はPまどカップリング推しなので、そちらに傾いた妄想が多分に含まれます。
※例によってファーストインプレッションなので頓珍漢な内容かもしれません。
※気が向いたら画像とか文章追記を行いたい

・fu tari

円香「…エビを出せば私が納得するとでも?」

へぇー円香さんってエビが好きなんだ。
へぇー知らなかった…
シャニpは知ってたんだ…?
ダウトのときもピトスのときもそうでしたが、この2人はいつも始まったときにはすでに1つ仲良くなっています…
また私たち(悪霊)の知らないところで2人だけの思い出を作っているのです…
今後こういうところを補完するコミュとかないのかしらん

・moku suru

・シャニpが感じていた違和感とは何だったのか?
お話の構造的には次のコミュで明らかになる円香の「娯楽のための見世物じゃない」→「円香はもっと自由でいいんだ」のように、この時点で円香の中で自己表現に関する葛藤があった、というところですが…。あんまりハッキリ説明はされない
何なら次回以降への伏線にも見えます

・円香「日が昇る前のチェインに迷惑した」
日が昇る前ということは深夜~早朝ということか。
シャニpのやる気が空回りしている描写?
→それだとこの後の展開と合ってこない(シャニpの暑苦しさは円香にとって正解となる流れのはず)

(以下妄想)
シャニPだけが気づく円香の違和感、円香が困っていたり悩んでいること…
また円香がシャニpからのチェインをうざったいと言うのは最近のコミュの流れからするとちょっと珍しい...
→円香がシャニpに対して一線を引き始めたという描写なのかもしれない
今までシャニpの内面を知りたがっていた円香。それに対してシャニpはピトスで自身の内面を円香に伝えるようになり、より親密になっていきました。
しかし、仲良くなればなるほど、円香の中では「この人は私をプロデュースするのに必要だから仲良くしてくれているんだ」という思いが強くなり、逆にこれ以上仲良くならないように線引きを始めた…
シャニpが感じた違和感とは最近円香が少しよそよそしいということ
とするとシャニpだけ気づいてトレーナーの人が気づかないのも筋が通る…かもしれない
チェインが迷惑というのは「私のプライベートをこれ以上浸食するな」ということで次の「yoru ni」の円香の主張とも関係してくる
(妄想終)

・yoru ni

・シャニp「おそらく、信じて見守るのが正解だ」
ピトスでシャニpが実践していた方法ですかね。しつこくお世話しようとせず、必要なときには円香から言ってくれるだろう、というスタンス。ピトスでの円香の反応を見る限り上手く行っているように見えましたが…

・信じて見守りはじめたのはいつから?
本来シャニpはかなりの世話焼きなはずです。個人的にはGRADの前半~ダウトまでは他のアイドルと同じようにプロデュースしようとして円香に煙たがられていたように思われます。それがダウトの最後以降で、「円香は自分のこと嫌いな訳じゃないんだ」と確信できてピトスでの放任主義のような形になったのかなと見ています。

・シャニp「掴もうとしてはいけない」
プロデュース的には「円香のことを何でもかんで知りたがって、把握して、コントロールしようとしてはいけない」という意味か
カラカラカラで「本当の円香を掴めない」と悩んでいたことを考えると感慨深いです
後半と合わせると
見守るのが正解だ→(見守るだけではいけない)追いかける
掴もうとしてはいけない→掴んで勝手に助ける
と逆転させていく構造になっているはず。
ここの流れだけ見るとシャニpが円香に対して特別な感情を抱いているように見えてビックリしてしまう

・シャニp「円香をもっと知りたいんだ」
告白じゃん。。。。告白じゃん。

・シャニP「(追いかけるな。選択を間違えるな)」
いや、これアイドルとプロデューサーの一線を越えようとしてる台詞ですよね??
(以下、しばらく妄想)
間違えるなって、いやいやいや、本当にその通りだと思う。
ここまで相手の人生に踏み込んでおいて「別に好きじゃありません」だったら非道いと思います。
 円香が逃げたのだってそういうことでしょ。「好きでもないのにこれ以上私に踏み込んで来るな」ってことでしょ。本当にその通りだと思う。
円香「…嫌い…」
 本当に円香が可哀想。こんなに大切にしてくれて、好きにさせてくるのに「アイドルとプロデューサーだから優しい」って最悪ですよ
 でもね、ここはシャニPも円香に惹かれていく自分に悩んでいたと思うんですよ。だから「やりすぎだ」って独白が出てきてるんですよ。そしてここで「溺れさせたりしない」となっているので、円香にちゃんと自分の気持ちを伝えて、2人はこの後抱きしめ合ってキスをして、「お互いの人生を分かち合おう」ってなったんですよ。よかったね。なんなら愛し合う気持ちが高まり過ぎた2人は情動のままに激しく求め合
(妄想終)

もう少し真面目に考えてみる

円香「私は娯楽のための見世物じゃない」
シャニP「円香はもっと自由でいいんだ」
円香「あなたに助けられるくらいなら溺れて死ぬ」
シャニP「勝手に助けるから。溺れさせたりしない」
円香「嫌い…本当に…」


ファンや外野の目を気にする円香に対してシャニpが「円香の自己表現は他者の評価を気にしない自由なところでされるべきだ」と考えている訳ですね。
→若干引っかかるのは、それならここで円香はその話に納得して「そうか、私は自分の納得のいくように自由にパフォーマンスをして、結果としてファンの人に感動を与えればいいんだ」と最後のコミュ「color」の流れになればいいように思うのです。なぜシャニpの意図が伝わらず円香は逃げていってしまうんだろう。もし納得できないとしても、それならいつもみたいに食って掛かって議論すればいい。
やはり円香の中で「ステージに立つ葛藤」と「シャニpとの関係に関する悩み」の2つの軸が混在しているように思われます。
気になるのは直前の円香の台詞

円香「・・・でも、そこに立たせたいんでしょう」
円香「世間に私の価値を知らしめたいから。ですよね」

特に後半はちょっと突き放したような言い方です。
円香がこういう言い方をするときって心の底からそう思っていないように思われます。多分円香としてはこの言葉を否定して欲しかったのではないでしょうか。もしくは「円香ならできる」とか「俺の自慢のアイドルだ」とか単に励まして欲しかったのかもしれません。なのにシャニpはアイドル樋口円香の本質を掘り下げようとする。
「私は娯楽のための見世物じゃない」
つまり「私の本心を暴いたうえで私と言う人間そのものを見世物にしようとしている」「そのために今まで自分と仲良くしてきたのかこの男は」と思えてきたのかもしれません。だから逃げた。

(以下妄想)
ただ、これだけではまだ円香がシャニpを拒絶する理由としては弱いように思えるのです。
なぜ、今まであれだけ信頼関係を築いてきて、嫌いなはずがないのに「あなたに助けられるくらいなら溺れて死ぬ」となるのか。なぜ「溺れさせないで、助ける」と寄り添っているのに「嫌い」になるのか。
円香の中で
「私は好きなのにあなたは好きになってくれない」
という思いが募っていたと考えるのがすごく自然に思えます。
だからチェインが迷惑だと言って線引きをはじめたし、そんな少しだけ距離を取る円香にシャニpは違和感を感じていた。
そしてシャニpもどうして「追いかける」のが「間違い」になるのか…それはシャニpの中に「プロデュース」を逸脱する気持ちが含まれているからではないでしょうか。
やはりラブストーリーとして見ることで一連の流れがすっきりする
もしこれが総勢25名を平等にプロデュースするソシャゲでなければもっと詳細に2人の心情が描写されたのではないか、という疑念を拭い去れな
(妄想終)


・ユニットライブ

円香「あなたはアイドルをプロデュースしようとしていない。私をプロデュースしようとしている。」
円香「・・・そう見える」

シャニpのプロデュースは相手の人生全体を見渡した上で有益になるように(輝けるように)プロデュースしていくものということなんでしょうね
なんというか昔実在したと言われる昭和の熱血教師のようなイメージなのかもしれません。単に受験を成功させるとかではなく、相手の人生全体に対して寄り添う恩師と呼ばれるような在り方なのかもしれません
→円香はその辺りを勘違いしていたということか
「yoru ni」で円香が逃げたのは、「結局あなたは私のことを商品としてしか見てないんですね」と憤ったからだと。それに対してシャニpもその直前まで「そこまで相手の人生に深く踏み込んでプロデュースするのはアイドルプロデュースから逸脱しているのではないか、暑苦しい行為ではないか」と悩んでいたということですか。
でも、最後には「円香の人生全体を考えてプロデュースしていきたいんだ」と伝え、円香も「商品ではなく一人の人間として寄り添ってもらえているんだ」と実感できて安心した。ということでしょうか。

・シャニpの言葉を反芻する円香
足首を捻挫していたとのことですが、これ帰りの道中はおんぶだったのでしょうか…?お姫様だっこでもいいよ!?

・円香「プロデューサー」
WINGのラストでの「プロデューサー」呼びを彷彿とさせます。WINGでの「プロデューサー」呼びは「感謝と尊敬」の象徴のように思われましたが、今回はもっと広い意味での「私のプロデューサー」なのかもしれません。
 

・color

・アイドル樋口円香の在り方
GRAD編の最後のエレファントステップ、ピトスの歌。円香のパフォーマンスは一貫して自己の中にある何かを外側に表現することで行われていました
→この辺りも前のコミュの集大成(答え合わせ?)となっている

これは冬優子ちゃんのLP編を見ると対称的で面白いと思われるのですが、冬優子ちゃんの場合、目線はいつもファンや審査員に向いています。

画像1

それに対して円香のパフォーマンスは内向的で自己の在り方を表現するもの。

画像2

どちらがいいというより人間性の違いなのだろうなという感じ
冬優子はエンターテイナーで円香はアーティスト気質といったところなんでしょう

・背景でカチカチ聞こえる音は何?
ピトスで出てきたオルゴールを巻く音でしょうか。円香がアイドルとして、人間として再び音を奏ではじめたことを示しているのかな

まとめ

・大団円
アイドルマスターシャイニーカラーズ 樋口円香編第一部 完といった非常に綺麗なエンディング。すごくよかった
円香の色々なエピソードが無駄なく完結したように思われます

・円香の今後の課題は?
アイドルとして人間として形になった樋口円香。第二部に進むなら新しい課題、問題が必要ですけど、さて。
簡単に思いつくのは、自分がいいと思って表現したものが周りに受け入れられない、というアーティストの葛藤あるあるかとも思われますが。でも今の円香はあまりそういうことを気にしなさそうだし…

・円香とシャニpの関係は今後どうなっていくのだろう?
今回で円香とシャニpの信頼関係は1つの完成形になったように見えます。
今までの円香のコミュは円香自身の問題とシャニpとの関係の発展という2つの軸がありましたが、今後はここからどうやってお話を展開していくのだろう
(以下妄想)
円香は「自分が好きだからガンガンアプローチする」というタイプではなく「相手はどう思っているんだろう」と確認しながらじりじりと距離を寄せてくるタイプのようにみえます(個人の見解です)。今回のエンディングでシャニpは「スーパー聖人君子だから親身になってくれるんだ」となり円香もそれに納得したという形にも見えます。そうなると円香は自分からアプローチできなくて余計に陰鬱とした気持ちをため込んでしまうような…しかし円香の様子はかなりポジティブに見えます。つまり「yoru ni」の後2人はもうお付き合いをはじめてい
(妄想終)

・不自然な程触れられなかった浅倉透との関係
これが第二部以降の軸になるのかな。
個人的に、シャニpとの出会いによって未来を見つけた樋口円香とシャニpに昔会ったという過去を求め続ける浅倉透は、最初の図式である、幼馴染との変わらない今日を求めた円香、アイドルという新しい扉を開いた透、から見事に逆転してしまっているようで面白いです。(こいつはこの時点では透のLP未読です)
むしろ、いつの間にか円香の方が精神的に大きく成長してしまっているような気もします(個人の感想です まぁ透は生まれついての捕食者だからな)。
→透のLP編を履修して追記するかも
※11/13追記
透LP読了。ふふ…やば…分からんかも。透のこと。
 とりあえず、透も未来に向かって進んでいてよかった(小並感)
・蛇足
私の拙い透解釈だと、「より大きな舞台に立ちたい」アイドル浅倉透と普段の透が上手く結びつかない。
アイドルのテッペンを取りたいというのは、(言葉のイメージはよくないかもですが)承認欲求とか、見る人に感動を与えたいとか、だと思われるのですが、普段の透はむしろそうした欲求とは無縁で自由で、仙人のように見える。と見せかけて透は案外普通の女の子でもある(GRAD情報)
→透本人から言語化されていないせいか、シャニpや周りの大人が「浅倉透はビックになりたいと思っている」というのが致命的なすれ違いとなっているようにも見える。(敏腕シャニpがそこを読み間違えるはずがない、とは言えない。なぜなら彼は「どうして浅倉透がアイドルをはじめたのか」という肝心要のスタートを知らないのだ!)
→もしくは単純に「上司にアレコレ命令されるのが嫌だから俺は社長になるぜ!」みたいな自由になるための手段としてテッペンを目指しているのか??



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