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樋口円香【フリークス・アリー】感想とメモ なんか、全体的にえっちじゃないです?


※ネタバレあり
※個人の感想です。実際の樋口円香さんとは異なる場合があります
※Pまどカップリング派の感想です
※なにかあれば追記とかするかも
※2/27 undergroundに追記



Dive

・まど「あなたもどちらかといえば そちら側では?」


分かる。シャニpはビジネスより自分の美学(ポリシーというか)を優先した仕事をするから、多分そのことを言ってるのかな。
面白いのは、円香も自分の美学というかポリシーを優先させる人だということで(売れる売れないじゃなくて何をしたいかが根底にあるイメージ)、遠回しに「私とあなたは同類」って確認してる感じがする


into

・「円香がそれを望むなら、100年愛される存在になるようにサポートするよ」

すごい口説き文句だ…いや口説いてはないと思うけど。
100年というのがまた絶妙ですね。歴史に名を残す超大スター級、本当に一握りだけど確かにギリ現実にいるか、というのが逆に本気感を感じて怖い

しかし、なんかこのセリフ、微妙にえっちというか色気を感じる
なんでだろう。別にえっちな意味はないと思うんだけど…
惚気っぽいからかな?
「俺の円香は100年愛されるくらい魅力的だよ」
みたいな

・円香が「嫌な人」と答えるのはどういう意味?
ここの一連の話、どうつながっているのか分からない…
この2人、会話の応答と伝えたい気持ちが別にあって、言葉の上ではつながってないけど、気持ちは伝わってる、みたいな会話してるのかもしれない

説①
まど「私がビジネスを度外視した活動がしたいと言ったら、あなたは快く背中を押しますよね(あなたの美学はビジネスではなくて「やりたい事をやらせること」だから)」
P「俺の美学か…円香がそれを望むなら、100年愛される存在になるようサポートするよ(おれの美学は、円香がしたいことをしてかつアイドルとして大成功することだよ)」
まど「嫌な人」

うーん。なんで最後「嫌な人」になるのかはっきりと分からない

説②
まど「私に表現するほどの熱意があるかというと…あなたの方が馴染みがあるのでは?」
まど「私がビジネスを度外視した活動がしたいと言ったら、あなたは快く背中を押しますよね(情熱とかよく分かりません。そんなことしたらビジネスにならなくなるでしょ)」
P「俺の美学か…円香がそれを望むなら、100年愛される存在になるようサポートするよ(円香が本当にやりたいことをするなら、ビジネスどころか100年愛される大スターにだってできるよ)」
まど「(そうやって「私がやる気を出せばなんでもできる」みたいに軽率に投げないでくれます?)嫌な人」

地の会話からは飛躍してるけど、これくらいのやり取りをしてるのかも


スーパー可愛い

・「主演、すごいね」
推しが主演をしてて嬉しい

・まど「さすがにもう、それほど甘い世界ではないと身に染みています」


ふふふポイント。
円香さん、変わったなと感じる。
あと、余所行きな言葉ではあるけど、アイドルを続けていく前提みたい話振りに見える。辞めようと思ってるわけじゃないのかな。。?


・まど「中途半端に引き留められても面倒ですから」

。。と思っていたのに
本気で辞めようと思ってたら、言わない。。。ってこと…?
なんで透のことシャニpに相談しないんだろうと思ってたけど…。
相談するのは「結論を見つけたい」ということで、結論が決まっていたら相談なんてしない、ということ??

・P「いいメイドになりそうだ」

言い方ぁ!!!いや、冷静に考えると別におかしなことは言ってないんだけど

不服そう

なんか、「お嫁さんポジションだと思ってたのにメイドにされて釈然としない」みたいな顔してる。気がする。
絶対そんな文脈じゃないから何も間違ってないのに、「シャニpちょっとデリカシーないよ!」ってなった不思議


the

まど「美しい、とは」

【オイサラバエル】から続く樋口円香のテーマ

・監督「私は耽美主義者なんです」
耽美主義は必ずしも非道徳的ではないらしいけど、ここで言う耽美主義は背徳的なものみたい

・監督「やっぱりもっているみたいだね。君にとっての美しいものを」


しかしその美しさが浅倉透だという…
もしくは、それ以外の何かがあるという話なのか

・P「食事どうする?」

おお、こういう感じでご飯行くんだ。この2人が普段どんなやり取りをしているのか覗き見しているみたいで、なんだか背徳的な気分になる




・まど「あなたの意図も大体は汲み取れるようになってきました」

2人の距離感がどれくらいなのか気になる
Merryのtrue endの後こういうこと言うのかな??
Merryのtrueがもっと未来説が自分の中にあるけど、(MerryがPまど最終回説)
【オイサラバエル】→【Merry(夢オチ)】→【キンコン】→今回
と見ると「汲み取れるようになってきた」と言う気持ちは分かるかも

まど「逆も然りですよね」

ちょっと寂しそうな表情。
「私がアイドル辞めたがっていること、何となく気づいてますよね」
ってこと…?


Underground

このお芝居、チューとかあったのかな
(推しが恋愛もののドラマに出たときに不安になるファンのやつ)

・まど「さあ、どうだか」

ずっと気になってるんだけど、円香さんがくだけた口調になるときと、丁寧な言葉で喋るときって何で切り替えてるんだろう
シャニp(上司)とシャニp(あなた)で変わってるように見えていたけど…
誰かが聞いてそうなときは必ず丁寧に喋ってる…わけではなさそう。今回監督に聞かれてるし。
仕事モードとプライベートモードを気分で切り替えてるのかな

・監督「君の内にある美しさに手を伸ばしたいと思った時は、いつでも力を貸しますよ」

この監督としては円香の美しさの根っこは退廃的なところにある、ということになるのかな。
そう思うと【オイサラバエル】の監督も崩壊の美の映像を撮るのに円香にオファー(確か)をしてたわけだから、崩壊的、退廃的な美を彩る魅力が円香にはあるということか。
でも、ここから「非道徳な美しさが円香の本質ですよ」と言われると、ちょっと同意しづらい。そういう一面があるのは分かるけど。
円香の本質が審美的であるのは同意だけど、退廃的ではなくもっと爽やかなものだ……と思う


・実はメイド長が吸血鬼
うむむ?話がちょっと難しい
劇中劇を整理しますと
・屋敷の主人は吸血衝動に駆られていたが、本当は人間だった
・主人は「自分は化け物じゃない」と言って人間の血を飲まなかった
・本当の吸血鬼はメイド長(円香)。主人が吸血鬼ではないと(唯一)知りながら、吸血鬼に毒となるチョコレートを食べさせた
・主人は(吸血鬼には)毒と知りながらチョコレートを食べ、本物の吸血鬼のように(血を飲まないまま)飢餓で死んだ
(・主人は気づいていないが、メイド長への恋情を募らせていた
・メイド長は主人の一連の在り方を美しいと評している)

これ100年前のリメイク?とのことですが、元ネタの映画とかあるのかな…?

で、シャニpの感想が
・彼が人間と気づかせてやって、人間として治療させるべきだったんじゃないか
・メイド長は主人を見殺しにした

シャニpの解釈としては
・メイド長が主人を死なせたのは主人への愛
・なぜなら、人でありながら人を捨ててしまった絶望を知るくらいなら吸血鬼として死なせてあげたかったから


私も(たぶん)シャニpの感想に同意で、
メイド長がしたことは見殺し
主人は人間を殺して血を飲んでいたわけでもないし、真実を教えて治療してあげる方が愛じゃないの?
と思う

と、ここまで考えて思ったのですが、それは恐らく、道徳的で「利他的な愛」の解釈なんですよね
メイド長の愛はもっと非道徳的で、「利己的な愛」だったのかもしれない(後述)

・「絶望ごと抱きしめようとするでしょ
そのまま一緒に沈もうなんて思わない」

絶望ごと抱きしめる=一緒に沈もうとする
ではないんだ
難しい
「一緒に沈もうとは思わない」→「溺れさせない」
で円香はLP編の言葉を意識している

・チョコレートをくれる円香

円香は自分をメイド長に重ねている

まど「いつか私がそう望んだ時のためにでも」

チョコレートをくれる=吸血鬼として仲間にした
一緒に沈もう=吸血鬼として一緒に堕ちよう=愛情
という図式か
つまりメイド長の愛は、「相手のために」という愛ではなく、「相手を自分と同じものにしたい」という愛だったということになる
シャニpは「いい人」で「相手に与える」ことで愛を示す人柄だから、メイド長の気持ち(利己的な愛)がピンと来なかったと
うーむ。だとするとここ、滅茶苦茶えっちですね
(以下妄想)
もともと円香ってシャニpに対して同化欲求みたいなものがあると思っていて、考え方とか服装とか影響を受けて彼に近づこうとしている節がある

いつぞやのアレ

(こういうのをどのくらい真に受けるのかは置いておいて)
今までは基本的に円香→シャニpで近づこうとしていたんですよね
それが、今回チョコレートを食べさせることで、シャニp→自分で近づけようとしている。輝かしい彼を自分の側に引きずり降ろそうとしている(沈むと表現しているから)
そこには「尊敬する人に近づきたい」という正の気持ちではなく「この男を自分のものにしたい」というドロドロした暗い気持ちを感じて、確かに円香の中に監督が言う退廃的な感情が渦巻いているように見える

あと、何というか、円香のこの行為には「この人と精神的に一つになりたい」という強烈な欲求を感じる
それって、ある意味、身体を重ねるよりもえっちなことのように思えるのですが、如何でしょう。

※追記
上のように書いてあると「じゃあ円香は利己的で自分勝手な奴なんだな」となってしまいそうなんですが、円香さんは世話焼きな一面もあるので、「与えたい」シャニpとのバランスの問でこうなっているんでしょうとフォローを入れておきます。
多分シャニpが弱ってたら存分にお世話してくれる…んじゃないかなぁ
そもそもこの監督を作品が恐らく、「そういう気持ちはあるけどはっきり表現するのは憚られるよね」というのものを詳らかにするものだと思われるので、円香さんの欲求が明らかにされたとしても、それは彼女の全てではない。
で、そうして考えてみると、実はシャニpの方の愛の方が偏っているように思われる
去年のクリスマス

クリスマスマーケットを貸し切ったらしい

シャニpって「与える」ばかりで「愛されたい」というのが全然見えてこないんですよね(シャニマスコンテンツ的にそうならざるを得ないというのはあるだろうけど)
円香さんもここでドン引きしてましたけど、これは単純に規模が大き過ぎて引いているというのもありつつ「私はそんなに愛を返してないのに何でそんなに一方的に与えてくるの??」というドン引きだったのも…
だから円香は今回メイド長の気持ちが
「あなたに理解できますか?」

と聞いている。普通の人間が普通に持っている「自分本意な気持ち」があなたにあるんですか?と聞いている…のかもしれない。


Wallow

wallow:溺れる、(快楽などに)ふける

・まど「こちらこそ」

さっそく実装されたドレス着てる!!可愛い!!
シャニp以外と喋るとき高めの声でハキハキ声出してるの、いいよね


メイド役の人「スカウトされて…ダイヤの原石って」

えぐい
ここ、円香はショックだったでしょうね
「自分は特別だと思ってたけど、よくあることなんだ」って思って。
シャニpも多分そう思ったからフォローを入れた

フォロー入れてる

ということは、円香は実は「ダイヤの原石だ」って言われた言葉を無意識に心の支えにしてたってことなんですかね
なんか、「無意識のうちに心の深いところを男に染められていた」って考えると、これもえっちなんですよねぇ


余談1:円香が透のことで悩んでいるって、はっきり言われないのはなぜ

【ダカラ】→【漠獏】→【STEPの最後】
ときて今回。フラットに見ると円香さんが悩んでいる素振りはあまり無いんですけど、自分の中の美しいものや情熱を模索している様子はある
で、読み手としては「それが浅倉透なんでしょ」ってなって「だからアイドル(ノクチル)辞めようとしてる?」読むことになる。
そのわりには【ダカラ】や【漠獏】のシーンを引用して悩んでいるシーンがないので、円香が何を抱えているのか何となくぼかされている
 ここを曖昧なままにしておく理由ってあまり無い気がするんですよね。【ダカラ】も【漠獏】も持ってない人からしたら、読み味が全然変わっちゃうだろうし。なので「円香が透のことで悩んでいるのはミスリード」という可能性がちらつくのですが、うーん。

余談2:円香透の図式は拗れている可能性

(かなり解釈多め)
私の解釈だと浅倉透は「自由を愛するパンクロッカー」という理解なので、浅倉透の理想は自然の中にあると思うんですよね


ところが円香は星や空を見ても美しいとは思わず、浅倉透を美しいと感じている。
つまり、こういうことになる

拗れてておもろい…か

何というか、拗れてますね。
ただ、これはあくまで「こう切り取るとごちゃごちゃして面白い」というだけなので、あまり真に受けないで欲しいというのはあります。


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