切迫早産で入院した
妊娠に関わるトラブルは予期できないは本当だった。
知ってる会社の先輩ママたちは三人中二人が産休前に入院していて、自分も人ごとじゃないなーと思ってたらこの始末である。
水曜日、朝起きて出社しようと思ってトイレに行って尻を拭くとヌメっとした感覚。
おや…と思ってトイレットペーパーを見たら真っ赤に染まっていた。出血である、しかも量が多いやつだ。
茶色い出血だったら、病院に行こうとなるが鮮血は別。即病院で産む予定の病院に行かないといけないやつだと判断した。とにかく怖いのは突然胎盤が剥がれて母体も胎児も相当危険な病気である。出血とお腹が板のように張ったら危ないやつである。
夫に「ヤバイ。まめちゃんが危ないかもしれん」声をかけると0.1秒で起動した。こういうエマージェンシー時の夫の起動力はありがたい。緊急時に立ち上がるセカンダリーサーバーみたいである。
とりあえず病院に電話するとすぐ来てくださいと言われた。
休みを取る夫と私。休みが取れる環境でよかった。
病院に着くといつも通りの尿検査と血圧測定、初めてNSTというやつもやった。赤ちゃんは無事に生きていた。ここで一旦ほっとする。
医師の診察終わったら、まあ家に帰って安静にしててねで帰されるかと思ったら、出血多いのでこのまま入院ですねと言われる。
あれよあれよとそのまま私は病室に上げられ、点滴を打たれることになる。夫は入院の買い出しに走り出した。
夫連れて来てて心の底からよかったと思った。
(世の中のプレパパの皆さん、できるだけ通院は付き添った方が良いことを学びました)
退院日は未定だし一体入院費いくらかかるんだろ…入院の手続き、会社に連絡して仕事の引き継ぎ、健保の手続き、週末の予定のキャンセルの連絡、家から持って来てもらうものたち、初めての入院生活でなんもわからんストレス…
点滴の副反応(動悸、手の震え、気持ち悪さ、吐き気、すごい頭痛、胸の圧迫感、尋常じゃない発汗)と激しい胎動が全部きて、寝ても座ってもきつい中、虫の息で手続きと準備周りを終わらせた(本当に辛い)
点滴の副反応辛すぎるんですけど、と相談しても慣れるしかないですね…で流されてしまう辛み。ここではなにがなんでも胎児ファーストなのだ。母体は二の次であることを思い知る。
この日の夜は、点滴の副反応で一睡もできずに朝が来てしまった。体を仰向けにするとお腹の重みで血管が圧迫されて苦しいし、横向きにすると動悸が酷くなって気持ち悪くなる。仰向けと横向きを3分ごとに繰り返して凌ぐ。
9時消灯6時起床、この9時間は人生で2番目に辛い夜だった(一番は歯髄炎)
本当に辛い…体のつらさも、やり切りたかった仕事も同僚に大迷惑かけてるんじゃないかとかも色々溢れて、ひっそりと辛すぎて泣いた
二日目の途中から点滴に慣れ始め動悸がおさまるように。相変わらず手の震えはおさまらない。
デフォルトで具合が悪いので、switchも30分くらいで集中が切れちゃう。ゲームも惰性でやってると楽しくない。
とにかく早く帰りたい…点滴から解放されたい。退院日は未定。
7月全部仕事やり切りたかったなー
AWSの試験もどうしようー
まあ、運悪く胎盤が剥がれて死ぬかそのまま帝王切開長未熟児コースじゃなくて本当に良かった。赤ちゃんも無事で本当によかった。
命に関わるよりかは、仕事は優先度低めだよね…と自分を納得させた。
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