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社会人院生をそろそろ2年間やってるのでこれまでの学び直し方を振り返ってみる

社会人7年やってきたなか、自学をしたり学び直しで大学院に通ってみたりして自分に学びを与え続けるための工夫を試してみたので記録を残しておく。

1年目~2年目:がむしゃら期

このころの自分は不安駆動開発で、とにかくなにかやってないと不安で不安でしょうがなくて、この技術を知らなくちゃいけないからやるみたいな感じで取り組むことが多かった。

連休を作ってはなにか作るということをやってみていた。この頃は一人暮らしだったので、自分の集中できる時間や生活時間を好きなように使えていたのでこのようなことができていたと思う。
プログラムを書くのは、何か作りたいという強烈な欲求と時間とやる気が必要で、このころのなんにしても不安という環境が相まって自分を追い込みまくっていた。だからこそできたこともあるし、技術力の多少は伸びたと思う。

3年目~4年目: 燃え尽き期から分野を変えてみた

そういう生活をしているとある時燃え尽きてしまって精神的に疲れ果ててしまった。とにかく会社のチームについて行けるかが不安で不安でしょうがなくて夢にまでバグが取れない夢とかを見始める。
どこにいってもだめなんじゃないかと思い始めて、悩みまくった。チームを変えて、iOSアプリとはぜんぜん違うAWSのインフラをちょっと面倒見てみるということをやってみると今までのCI/CDの知見が活きて、プロジェクトを完遂することができた。これが、なんだ環境が変わっても経験は生きるじゃんという気づきを得ることができた。
この時期は、自学はお休みしていて、ゲームをやっていた気がする。4年目の途中からコロナが始まり在宅勤務も相まって自宅にずっとこもるようになっていた。
そろそろ夢だったデータビジュアライズの仕事をしたいなと思い、部署異動を希望した。移動先でも活躍できるように、ちょこちょこデータビジュアライズ作品を作り始める。

5年目~7年目: 夢だった部署へしかし・・・

ついに夢がかなってデータビジュアライズの部署へ移動することができた。夢はかなったのは良いのだけど、夢がかなってしまったがゆえに満足してしまって次の目標がなくなってしまった。
ビジュアライズの仕事がしたかったのではなく、その部署に行きたかったということが実は目標だったようで自分の気持ちがよくわからなくなってしまった。
5年目は色々と自分で提案したり作ってみたりしたのだけど、色々合ってなかなか実現せず、なんとなくモチベーションが落ちてしまっていた。
強烈な作りたいという欲求が段々と無くなってしまっているのを感じていて、あまり良くないなと思っていた。

5年目の後半から、自発的に自分で課題が生まれないのであれば外発的な要因で課題を生むしかないと思いAiitの科目履修生として社会人院生(仮)をはじめてみることした。
ひさしぶりに採点される点数で評価されるという世界に浸ることで、そういえばこういう努力が可視化されるのって面白いなとおもい2年かけて社会人院生そして修士獲得するのも悪くないと感じた。
単位をとるということは、授業もあり、課題もあり試験もあるので外発的な勉強するというモチベーションには繋がった。内発的なモチベーションが生まれてこなかったこの時期にはとても良い取り組みだったと思う。
また、独学でこれまで技術の勉強をしていたので、一旦体系的に技術を振り返ってみることで、これまでの道のりは間違っていなかったことを実感できたことも大きい。

成績も十分いい成績を取れたので、これは修士獲得するしかないと決意して、6年目7年目は完全に社会人修士をすることにした。

6年目は割と仕事も学習も充実していて、PyConに出たり、GCPの資格を3つとりつつ、コンテンツ制作もやって、大学院の授業も受けてと忙しかった。
これくらい負荷がかかる方が自分の中で充実感がでてくるようだった。

7年目からは、大学院では修士2年生になるのでPBL活動を行っている。これは週9時間のグループワークと9時間の自主学習が義務付けられており、それなりに時間が取られる。
ここでも自分が何かを作りたいというよりかは、PBLで使うからという外発的な理由で技術的な勉強ができるのが良かったと思う。一人で自学をしててもここまでたどり着けなかった。
自分は課題解決ドリブンなところがあるので、なにか課題を解決したいということが強烈な作りたい欲につながることが再認識できた。ただ興味があるからというのではあまり動けないようだ。

近頃何か作りたいというようなモチベーションがあるようなないような状況が続いているのは、課題を見つけきれていないからだと思う。
メンバーとの交流の中で新たな気付きや学びを作り出せるPBL活動は、この大学院ならではの学びであって、この道を選んでよかったなぁと心から思っている。活動の中で、ありがたがれ駆動開発ができているのがとても心地が良い。メンバーに恵まれた。
自学に行き詰まったら、外発的動機を使って勉強するというのもありだということがわかった

これから先の学び方はどうしよう・・・

自分は、不安駆動開発→小休止→外発的動機から学習→課題駆動開発→ありがたがれ駆動開発という道のりを歩んできたことがわかった。
修士を卒業してしまうと、ありがたがられ駆動開発ができなくなってしまうので、もっと他のコミュニティやOSSなど活動の幅をひろげたほうがもしかしたら良いのかもしれないと思っている。

課題駆動開発の特性が自分が大きいことがわかったので、課題を自発的に発見する力が最近弱まってきていることがなんだかモチベが上がらない要因であることもわかった。

課題を自発的に発見する力とは、そとの良いものと比較してより良くできないかアイディアを出すことだと思っているので良いお手本を知るところが一歩となる。これまではアウトプットが多かった。インプットの総量を増やすことが、これから先の私の学ぶ道になるのかもしれない。

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