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青学VR〜Season2〜

 こんにちは、春ですね。うかうかしていたら大学3年生になっていました。いかがお過ごしでしょうか。
 さて、私は今年も青山学院大学総合文化政策学部のデジタルストーリーテリングラボ、通称『青学VRラボ』を継続することになりました。という訳で簡単に「なんで継続するの?」ということをこの記事に綴っておこうと思います。

・昨年度の振り返り

 昨年は前期にはBlenderの基礎学習を通して、知識のないところからでも始められる3DCGのものづくりの進歩について噛み締めたり、

OculusQuest2で興味のあるゲームや話題作を遊んでオタク丸出しの大興奮をしたり、

Unityの教科書でプログラミングを写経してゲームづくりの仕組みを知ったりしました。

 授業がオンライン化する中でもそこそこ活動ができたという充実感があり、有益なラボ生活になりました。コロナ禍において、多くの人は「生活様式の変化」ということに対して抵抗感を感じてきたと思います。私自身、「こんなラボに所属しているくらいだから新し物好きだし、変化にも対応できるでしょ?」と言われがちなのですが、実はそんなこともなく、元々そういった変化には弱いタイプです。情報の流れの早いITの世界について苦手意識もありました。未だに電子マネーに手が出せなかったり。。
 だからこそ、このVRラボに入って、「新しい物に対して前向きになるというマインドを手に入れたい!」と思って迎えたのが昨年のスタートでした。そしてコロナ禍という何もかもが変化した一年の中で、逆にそれを前向きに捉えて進化を続けていくVR界隈を見ていると、自分の中にあった変化への抵抗感も多少和らいでくれているような気がしました。先輩方の手伝いで参加した『IVRC 2020』の催しでも、全国の学生たちの様々なアイデアを目にして、多くの刺激を受けることとなりました。

・継続の理由(気持ち的な面での話)

 では、それを踏まえて何故2年目突入の選択肢を取ったのかというお話。
 総文なんて学部に所属していると、横断的に「もっと知りたい!やりたい!」ということが色々発生します。学部の授業の種類も豊富で、メディア系だったり、マネジメントの話だったり、芸術文化、思想のことなど・・・とにかく色々なことが学べるのが総文の強みです。今年また別のラボに入って別のことを始めたい、という気持ちも正直ゼロではなかったです。

 それでも継続を決めた理由、一つは単純に「まだまだやり足りない!」と思ったからです。Blenderの基礎、Unityの基礎・・・と基礎学習は行なったものの、じゃあその上で何か自分で一から作品を作ってみよう、というところまで到達するにはまだまだです。
 基礎を手に入れた上で、もう少し気軽な気持ちで「試しに作ってみる」ということをしてみたい。特にBlender。実は去年のラボでBlenderを触ったスキルが、IVRCの制作時にちょ〜〜〜っとだけ役に立ったことがありました。実際に実装されたのかは知らないんですけれども。。

↓茶道に使う「帛紗」が折り畳まれるアニメーション制作をしました。。クロスシュミレーションとかモデルの折り畳みとか色々参照しつつ唸りながらやったけど楽しかった。

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その時のトライ&エラーの過程が、大変ではありましたが中々楽しかったのです。今までそういった「コンピュータでのものづくり」に感じていたハードルの高さがこの一年でかなり下がった今だからこそ、もっと自分の自由な発想でものづくりができるのではないかという希望を抱いています。

 あとはやはり、もう少し「身近な誰かと”一緒に”ものづくりをしてみたい」という気持ちがありました。IVRCのお手伝いをしたり、昨年のラボでもオンラインの環境下で充実した活動はできましたが、中々他のラボ生との交流が薄くなってしまうという欠点がオンライン授業にはありました。
 皆さんは何のために大学に行くでしょうか。コロナ禍で大学生はほとんどキャンパスライフというものを送ることができずにいる訳ですが、大人の中には「どうせ遊ぶだけでしょ」「勉強しに来てるんだからいいじゃん」なんて言葉をかけてくる人もいます。でも、自分と同じような環境下で、互いに初心者だけど「何かにトライしてみたい」と感じている人と気軽にコンタクトが取れる場、その上で本当に一緒に学びながら挑戦ができる場って大学のうちにしか存在しないと思います。当然社会人になってからでも自分の度量次第でどうにでもなるとは思いますが。。

 去年のラボ生、私を入れて5人しかいませんでした。なんと今年は10人近くいます。恐らく殆どの人がコンピュータでのものづくりに関して初心者でわからないことだらけだとは思いますが、総文で培っている豊かな発想力、社会観etc・・・を元に、実際にプロジェクトを進めていく経験ができたら理想だと思っています。・・・他のラボ生の皆さんどうでしょうか。一緒に何かしませんか???

・・・という諸々のステップアップを目的とした継続だということです。

・具体的に何がしたい?

 お気持ちばっかり綴っていても始まらないので。では実際去年のスキルを活かしつつ今年できることって何だ?何なら自分にもできるんだ?と考えて色々とリサーチをしてみました。その中でこれなら頑張れば実現可能性があるかも、と思ったのは、Blenderを使用した360度動画の制作です。

 昨年は一応ストーリー性のある数秒のアニメーションをBlenderで制作することに成功した訳ですが、その後VRゴーグルで360度映像を見たりして「自分が作ったアニメーションが360度で見れたらめちゃめちゃ感動するのでは!?」という単純な思考に至りました。未知数ですが是非ともトライしたい。前の記事でも紹介しましたが、やくしまるえつこの『放課後ディストラクション』や『アンノウン・ワールドマップ』のMVを実際にVRゴーグルで見てかなり感動したので、曲につけるMVのような映像が最終的に作れたら素敵だな、なんて思っています。

 じゃあ作るにしても公開する先をどうしようか?という感じで色々調べてみて驚いたのは、私の地元、北海道で開催されている『新千歳空港 国際アニメーション映画祭』においてVRコンテンツが審査の対象となっていたことです。

↓昨年のVR作品の例

 VRの映像表現ということについて、より世間の興味関心が高まりつつあるのかもしれません。実際このように出展できる作品ができるかどうかは未知数ですが、初心者である私が、短くても何か一つ作品づくりを成し遂げることができたら、VRの表現についてのハードルの高さが緩和されたりしてくれるといいな、と思います。なんとかしたい。せめて今年の青山祭までには何か作りたい・・・。


 ということで、去年からの振り返りと今年の展望についてまとめて綴ってみました。まだまだ世間はどうなっていくか分からない状況ではありますが、変化に対して前向きに、考えをアウトプットすることについて躊躇せず積極的に頑張っていきたいと思います。改めてラボ生の皆様、宮田先生、一年間よろしくお願いします!

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