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【初めてのピンク映画】ハッテン場?

こんばんは!

昨日、私が携わったピンク映画のことを少し思いかえしていた。作品としては6本ついたことになる。正直、1本目の作品は大変すぎて、俳優の股間の様子のことしか記憶にない。

ゴボウ監督の面接に無事合格し、台本とカチンコを受け取り、二日後の撮影に向けて読み方のわからない台本を読み、女優のサイズに合う下着を探しにあらゆる下着屋をまわった。指定のサイズを探していると肌色のおばあちゃんたちがつけるような下着ばかりで、可愛くて安いものはなかなか見つけられずに苦戦していた。中野のブロードウェイの地下の下着屋で私は生まれて初めて顔がすっぽり隠れるほどの「Hカップ」のブラジャーを手に入れた。

ピンク映画のスタッフは基本的に監督、助監督1〜2人、撮影部1〜2人、録音部1人のスタイルだ。メイク部も衣裳部も美術部や小道具も記録も制作部もいない。撮影部が照明部を兼ねる。

70分の作品を3日で撮影する。(寝ないで三日ね!)

ちなみに、これらの作品が上映されるのは東京だと上野の不忍池の近くにあるオークラ劇場だ。行ったことある人いる?

無事にこの一本目の撮影が終わると、この劇場で舞台挨拶が行われた。私は関係者席に座り、忙しすぎて飛んでしまった記憶を取り戻すように、完成した映像を観ながら感動していた。すると後ろの席から私の胸を触る手が伸びてきた。

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