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観光コーディネーターという仕事33

1年のうちで唯一まとまって休みが取れるのが、年末年始。
このうえなくぐうたらした日々のあとの1月のなんと辛いことよ(笑)。
休みを取ったあとの仕事の溜まり具合ったらもう。

元旦だろうが夜だろうが寒かろうが、災害は起こる。
頭ではわかっていても、元旦はないだろうとだれもが思った能登半島地震。
テレビやSNS、そして現地入りしている友人知人からの情報からしかわからないですが、被害の大きさに愕然としています。
お亡くなりなられた方のご冥福を謹んでお悔やみ申し上げます。
また、被害に遭われた方たちが1日も早く日常に戻れるよう願っています。
三陸でのいまだつづく復興への道のりを考えると、10年単位の長い復興になるかもしれません。でも、東日本大震災の経験が生きる復興になってほしいと思います。

さて12月の報告です。
いろいろと動きが大きかった月ですが、「イベント」的な報告は少なめです。

「三陸の冬の海でテントサウナ体験宿泊プラン」練習会

1〜2月に4回実施するこの企画。
注目度が高かったようで、わりとすぐに定員となり、申し込みを締め切りました。その後キャンセルが出たりしましたが、定員をフルにせずに実施をすることにしました。

また、12月上旬に受け入れのための練習会をしました。
ポイントは、
●スケジュールどおりにできるか?
●テント・薪ストーブ設営の時間
●テント内の温度はどのくらいで上がるか?
●安全確認
●足りない物品確認
●外気の寒さがどのくらいか?
●ついでに広報用写真撮影
12月とは思えない暖かい日となってしまい、寒さに関しては確認できないということになってしまいましたが、本番に向けて準備が進んでいます。(これを書いている時点ですでに1回目の受け入れ完了。無事成功となりました。次回その報告をいたします)
写真は、当日撮影を担当してくれたきっし〜こと喜嶋くんのnoteにupされていましたので、ぜひそちらをご覧ください。

ラジオ出演

NHK仙台様より連絡があり、テントサウナ体験と1〜3月に開催される「大槌町郷土芸能冬の舞」のPRをさせていただきました。
ラジオは何回が出演していますが、電話での生出演は相手が見えないため、とても不安になるので苦手です。
だれも聞いてないだろうとけっこう開き直って出演したら、予想以上に「ラジオ聞いたよ!」という反応があり、ほんと、恐縮です。もっと若い人の声のほうがよかったはずだ。まじで、恐縮です。

岩手県旅行業協会研修会参加@盛岡

昨年7月、地域限定の旅行業に登録した「大槌町観光交流協会」。
いちおう、私が旅行業務取扱管理者になっています。
2018年頃だったか? 仕事がなくなったとき役に立つかもしれないと、大枚をはたいて、夜な夜な猛勉強し取得していました。
結果、大槌町で役に立ってますが、取得にかかった費用の元を取るには役には立ってません(笑)。逆に仕事が増えた? ま、よろし。
とはいえ観光協会は旅行会社になるわけではなく、今後着地型観光をする上で、いままでグレーゾーンだった事柄がOKゾーンになり、誘客や体験ツアーを造成する幅がぐ〜〜〜〜〜んと広がったということです。
私も旅行業関係の仕事経験がないため、いろいろな関係者のお知恵をお借りしていかなければなりません。そのために、初めて、岩手県旅行業協会の研修会に参加してきました(緊張しました!)。
岩手県の旅行業の方たちの近況や取り組みを知ることができたり、バス会社の方達から今後起こり得る課題など聞くことができて、とても有意義な研修でした。
夜の懇親会でも岩手県の観光事業者の方々とたくさんお話しができました。
人脈と情報を自ら取りに行くって本当に大切です。そして刺激になります。

大槌に来て3年の成果らしきもの

営業や情報発信などの観光客誘客、着地型観光の造成・コーディネート業務をすべく、大槌町に移り住んできた私ですが、着任当初より観光(とくにいわゆる観光地ではない町での誘客)は、取り掛かって早くて3年でなんとなく動きが出て、5年くらいで成果がでて、継続しないとすぐに来なくなっちゃうものだと言ってきました。
町によって事情も異なるので、私は地域おこし協力隊の任期である3年では無理ということも伝えてきました。
それを踏まえての3年。
今年度から少しずつ動きがあり予想以上に早いスピード感で、
ツアー受け入れの相談が来るようになりました。
とくに、大阪のエキスポで商談したエージェントのうち2社から来年度のツアーの申し込みが来たほか(うち1社はインバウンド!)、大槌では難しいと思っていた大手旅行会社の団体ツアーも数本大槌町立ち寄りが決まりました。

予想よりも早くこんなに動きがあるのは、
商談会など営業できる機会を逃さずに参加したこともありますが、
そもそも町に観光客を受け入れてくれる民間の団体や人がいなければできないこと。また観光協会も含め、各団体の連携ができなければできないこと。
大槌町は、そういう点で他町よりも可能性がいっぱいある町だからだと思います。
あとは、私以外にコーディネートや営業ができる人材育成と、
もっともっと個人レベルで観光事業を手伝ってくれる町の人々が必要です。
観光客が来たときに、なにか手伝いたい!と思っている大槌町の方がいましたら、ぜひぜひお声がけください。

その他

「大槌町郷土芸能かがり火の舞」をはじめ、ツアー団体への貸切公演、観光イベントや1〜3月の「冬の舞」で、いつもいつもお世話になっている「大槌町郷土芸能保存団体連合会」30周年記念の祝賀会にお呼ばれしまして、出席しました。

みごとに男性ばかりだ(笑)
4年ぶりに公の場で披露された徳並鹿子踊り
おらほの町長の頭の向こうで踊っているのは、金澤神楽。こちらに向いているめんけえ女性は、ちおこのひでかちゃんです

下の動画は、二次会で披露された酔っ払った大人による愛すべき七福神です。大槌町ってどんな町?と聞かれたら、これを見せてこんな町と紹介しようと思ってます。
https://youtu.be/4bHAxhJuP7M

大槌町のすごいところのひとつ「郷土芸能愛」。
そしてそれを「観光コンテンツ」として披露してくれる懐の深さ。
「大槌町といえば郷土芸能」を県外の観光客に定着できるように頑張りますので、今年もどうぞよろしくお願いします。
「郷土芸能冬の舞」詳細は、こちらから。

ではでは、1月2月は観光的には閑散期ですが、
視察受け入れと来年度の仕込みの大事な期間となります。
あ〜〜〜確定申告もやらねば!

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