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観光コーディネーターという仕事21

年末年始に長めのお休みを取ったけれど、仕事がなくなるわけもなく、ただただ溜まるだけ(笑)。年度末になって予算消化のために慌てて動くものごともあちこちで発生し、1年のなかでも変な忙しさに苦しめられる1月。
編集者時代のように毎日がなにかの締め切りという状況となっていまして、12月の報告が遅くなりました。書類仕事や営業のほうが多く、ここで書ける内容は少なめですが。

大槌食のツーリズム モニターツアー2回目

11月の1回目に引き続き、12月4日に2回目の「大槌食のツーリズム」を実施しました。
2回目は「団体ツアー」を想定。「みちのりトラベル東北」に協力をお願いし、一関・北上からの日帰りバスツアーとなりました。
モニターツアーで特価だったこともあり、募集してすぐに満員御礼。
一関・北上在住の20名の35歳〜78歳のお客様に参加していただきました。

【行程】
①吉里吉里フィッシャリーナ(トイレ休憩&サーモン養殖場を遠目から見学)
②蓬莱島見学
③桃畑養魚場見学&サーモン・鮭講座
④六串商店で大槌のかあちゃんランチ(サーモンと鮭メイン)&地域おこし酒「源水」試飲
⑤地域おこし酒「源水」の仕込み水が湧く「源水」見学
⑥お買い物(大槌孫八郎商店・小川商店)

前回もそうでしたが、このような内容のコンテンツは「ガイド」「地元の人との交流」「美味しい食」次第で評価が大きく分かれます。
回を重ねるとともにどんどん面白くなっているガイドの大場くん、お客様にサプライズプレゼント用意してくれた金崎さん、美味しいかあさんの味ランチと場所を提供してくれた六串商店さん。
みなさんの「あたたかいもてなし心」はお客様にしっかり届いており、アンケートの満足度も予想以上でした。
その様子は、↓をご覧ください。

1回目と合わせて、今回だけにならないよう、商品化と営業につとめていきます。また、町内の協力者をもっともっと増やしたい。どうぞよろしくお願いします。
今回の事業では、旅行会社への営業用のプロモーション動画もつく予定で、1月中に完成できるよう、すすめています。

観光経済新聞のコラム掲載

1回目のモニターツアーに東京から参加していただいた、淑徳大学の千葉千枝子先生が、「観光経済新聞」の自身の連載コラムでこのツアーの感想を書いてくださいました!
励みになると同時に、しっかりとモノにしていかなければ!と気が引き締まります。ありがとうございました。

JRの岩手キャンペーン2024年冬発表

JRによる2021年「東北ディスティネーションキャンペーン(東北DC)」(コロナでほぼ中止)、2022年「北東北三県キャンペーン」では、大槌町の「大槌町郷土芸能かがり火の舞」を特別企画として取りあげていただき、大槌が誇る郷土芸能の全国認知度も徐々にアップしています。
次回のキャンペーンは2024年1〜3月。「岩手県の冬のキャンペーン」になります。
その説明会があり行ってきました。
2024年というとまだ先のようですが、来月2月には大槌ではどんなコンテンツを提供するか決めなければなりません。
みなさん、大槌の冬、三陸でどんなコンテンツができるか? どんなおもてなしができるか?などアイデアがありましたらお願いします。
「大槌町郷土芸能かがり火の舞」は、キャンペーンがあってもなくても今後も継続していこう!と郷土芸能団体の方々と話していますので、乞うご期待!
郷土芸能団体事務局との忘年会にもお声をかけていただき、大変盛り上がり、大槌の郷土芸能をもっともっと盛り上げるお手伝いをしたいな〜〜〜とあらためて思いました。

まつりや観光で利用する船の安全点検

大槌町観光交流協会は、観光でお願いしている船のほかに、秋の「曳舟まつり」に出航する船の運航管理者になっています。
曳舟する船には、「内航不定期航路登録」をする必要があり、そのために保険に入ったり、免許書等の書類確認、安全基準確認、必要物品のチェックなどなどがあり、それはそれは大変な業務です(お金もかかる)。
昨年の北海道で起こった事故により、安全へのチェックが当然ながら厳しくなり、12月〜お正月明けにかけて、運輸局の担当者のご指導のもと安全確認をしたり、書類を提出したりしました。
今年からの「曳舟まつり」も安全に楽しく実施できるように、より安全対策が厳しくなると思います。船主様のご協力をお願いします。

インバウンドセミナー(アドベンチャーツーリズム)

オンラインのインバウンドセミナーに参加しました。
先月のnoteでも報告しましたが、「インバウンド」に乗り遅れていることで、いま慌てて「大槌町とインバウンド」を考えています。
↓先月のnote

スイスで行われた「アドベンチャートラベル・ワールドサミット」に参加された方々のお話がメインで大変刺激になる内容でした。
そのときにメモしたことをリストに。
●登山しながら途中途中にヨガ看板があってそのポーズをするというヨガトレッキング!
●ジビエ(鹿)料理がレセプションで普通に出ている
●PCA(プレモニターツアー的なもの)では、各地域の観光協会がガイドをするスルーガイド方式もあった(情報が途切れるデメリットも)。
●移動はタクシーやミニバス。荷物も別で業者が運ぶ
●トレッキングなどアウトドアのコンテンツも、天候が悪くても催行。雨だから中止と思う参加者もいない
●ハイカーのマナーがよい。ゴミを出さない
●トレッキングコースにはところどころキャンプができるところがある。無人の飲み物や食べ物販売所もある。山を楽しむためのサービスが整っている
●トイレはない。林で穴を掘って用を足す。スコップと土を分解させる錠剤持参が当たり前
●ゴミを出さないのは徹底している。日本のお菓子などにある個包装も持っていかない
●eバイクでの旅行多い。自転車止めて充電できる場所多い
●コースの案内看板には、難易度や危険のアナウンス。参加者はこれを理解したうえで参加。双方のレスポンシビリティで成り立っている

そもそもこのセミナーに参加したきっかけは(登壇者の顔ぶれが大きいですが)、今年の「アドベンチャートラベル・ワールドサミット」が、日本、北海道で行われるからです。
海外のエージェントが日本のコンテンツを体験しに大集結。欧米の旅行者が大きく増えるきっかけになるのではないかと思っています。

大槌高校浜留学の三鉄女子発表会

大槌高校では、「浜留学」という県外の学生を受け入れる制度があります。
関西や関東など遠くから大槌高校への入学を希望する学生ですから、みんな目的意識があって三陸でたくさんのことを学んでくれています。
そのなかのひとりに、三陸鉄道が大好きで大槌高校に入学したという女の子がいます。埼玉県出身の本江紗羅さん。彼女のイラスト個展&座談会があると聞き、参加してきました。
三陸鉄道に乗ったことがない人が多いにもかかわらず、三陸鉄道を残してほしい人が大多数という、自身で行ったアンケート結果の矛盾をいろいろと考察していました。興味深い。
イラストもとても可愛くて、本人の明るい人柄と三鉄への愛がいっぱい現れていました。

三鉄こたつ列車

偶然の三鉄つながりですが、本江さんの座談会の日、三陸鉄道に乗って宮古に行く予定がありました。
宮古の友人と定期的に呑んでいるのですが(基本お泊まり)、今回は三鉄で宮古まで行き、帰りは「こたつ列車」に乗って帰ってくることにしていたのです。
仕事では何度も乗っている三陸鉄道ですが、プライベートで乗るのはほぼ初めて。
宮古〜山田(三鉄の伊藤くん)、山田〜鵜住居(新生やまだ商店街の震災ガイドのよしたかさん)間のガイドもちゃんと(?)聴くことができ、とても楽しかったです(おふたりとも私が普通に客席に座っていてやりにくかったと思いますが)。
新海監督のアニメ映画「すずめの戸締り」で一躍有名となった織笠駅で少し途中下車したら、駅の上で手を振ってくれていた消防団に友人がいたり、一緒に参加していた友人が乗り遅れて列車止めたというハプニングもありの、とても楽しい鉄道旅でした。
沿線地域の方々も一度乗ってみるといいですよ。

東北六商会議in大槌

12月21日、MOMIJIやソーシャルネイチャーワークスが会員となっている、東北六県地域商社協同組合の「東北六商会議」が、大槌町で開催されました。東北で活躍されている事業者が大槌に集まるというだけでワクワクしますが、わたくし、「大槌の観光について」というテーマで登壇までしちゃいました(すみません)。
八木澤商店さんのお話など、基調講演はどれも興味深く、商談会では、各地域の「お土産」商品を見ることができました。とくにパッケージデザインは参考になるものが多く、さまざまな方とお話ができました。
懇親会では大槌虎舞も登場!おおいに盛り上がりました。
外の方々との交流は、絶対に+になることが起きます。
また、新たな何かが始まるかもしれない(すでにつながった方も)。

年末最後の営業活動

内陸(岩手)の宿泊事業者の方からお誘いをいただき、年末年始の休暇を少し前倒しして一緒に東京のエージェント営業をしてきました。
旅行会社の方とお話していると、まだまだ「大槌はこれ!」といえるコンテンツがないということを実感。
私だけの頭では限界がありますので、観光協会スタッフや町民のみなさんのご協力、お願いします。一緒に観光を盛り上げていきましょう!

最後に

東京の実家近くの神社で引いたおみくじは珍しく「大吉」。さらに母と旅行に行った先の「武田神社」でのおみくじも「大吉」。
今年はなにかあるか!?  いいことありますように!(宝くじあたるとか)


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