見出し画像

観光コーディネーターという仕事⑥

10月に入ってもこんなに暑い日が続く三陸は初めてです。
そして暑さのせいか、不作の松茸。まだ松茸を食べていない(もらっていない)のも、三陸移住8年目にして初めてです(笑)。

大槌町地域おこし協力隊となって、半年が過ぎました。もう半年、まだ半年なのか、仕事は忙しいですが、成果を残すには短すぎる期間。
焦る気持ちはありますが、着々と少しずつ進めていこうと思っています。

先月のnoteでお知らせしましたが、「手ぶらでおでんせ!大槌湾で船釣り体験」がスタート!
パンフレットの配布のほか、PR動画を公開しています。
FacebookでPRしていますが、思いのほかアクセス数が伸びており、コロナ禍での「釣り」の人気の高さが伺えます。YouTubeのほうはとくに宣伝してなく、アクセス数がちょろっとだけだったので、こちらではYouTubeのURLを貼り付けますね。ぜひ御覧ください。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

9月の私の活動は、電動自転車で町内徘徊が主でした。

画像1

岩手県の旅行商品開発の助成金により、町内自転車屋さんのレンタサイクルを活用した、「チャリクエスト」を開発します。
なぜ、「チャリ」なのか? 「クエスト」なのか?
大槌町の観光事情と町内の賑わい創出の課題としてざっくりと、
●商店・飲食店が点在しているため、町の中心地がわかりにくい
●車のない観光客を取り込めない。駅周辺に飲食店や観光スポットがない(徒歩では厳しい)
●車利用の観光客もなにがどこにあるのかわからない
という3点が挙げられます(これだけでかなり致命的といえる)。
そのことに伴い、
●商店・飲食店が「観光客対応」していない(来ないことが普通の感覚)
でも、本気で町によそから人を呼びたいのなら、策は工夫をすればいろいろあると思っています。

そこで、観光客にとっては、「来やすさ(受け入れ体制)」、商店・飲食店にとっては「観光客が町にいるメリット」を感じてもらうために考えたのが、当企画です。
大槌町には、電動自転車を貸している自転車やさんが2軒も(!)あり、これを使わない手はない。
また、大槌には「美味しいもの」「魅力的な人々」がたくさんいます。そんな食と人との交流をプログラムに盛り込むことで、
●観光客に喜んでいただき、大槌に来てよかったと思ってもらう
●町内の方々には交流によって刺激を受けて、観光客が来てくれるといいことがあると思ってもらいたい(もちろん儲けにもつながる)
●さらには町の賑わい創出
と、なればいいなと思います。

今回のプログラムづくりで一番たいへんなのが、自転車マップづくりです。
なにせ、町内の方のほとんどが自転車を利用してないので距離感や自転車ならではのスポットがわからず、一からくまなく徘徊して、「安全面」も確認しています。
マップの大きさ、プログラムの概要・価格帯、ワンストップ窓口機能(どこが、だれが、受付、コーディネートするか)はほぼ決めて動かしていますが、人手が足りない!(ボランティア募集中!)。

10月もまだまだ自転車徘徊していますので、見かけた方は老体に鞭打っている私を励ましてください(笑)。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そのほか9月で行った細かなことをざっくりと。

▶来年、いよいよ大槌でも「吉里吉里海岸海水浴場」「浪板海岸海水浴場」が海開きします!(復活まで長かったですね)
そこで、波板海岸エリア(海水浴場とフィッシャリーナ)を、どのように活用していくか話し合う検討会が発足しました(メンバーは主に波板、吉里吉里地区の住民・事業者)。
私も末席に加えていただき、微力ながらなにかできることがないかなと思っています(私の知っている海岸利用の実例などをお話ししたり)。
大槌に来ていいなあと思うのでは、こういう集まりに老若男女がくまなく集まって、みんな臆することなく意見を言い合えることです。
いろいろなアイデアがどんどん出て、とてもワクワクする会です。そして若い人の意見・思いは、新鮮で頼もしくあります。

画像2

▶準備をすすめていた「船越湾・野島クルーズ」。
許可関係の手続きがすべて終わり、あとはプログラムとして動かすだけとなりました。
今年はもうすぐに冬になってしまうので、試験運用となりますが、来年たくさんの人に参加してもらえると嬉しいです。

▶来年、大槌でも「松茸狩りツアー」を実施しようと、大槌ジビエプロジェクトさんたちと密談中。私は視察で松茸山に2回入ってきましたが、1つも松茸を見つけられていません。
松茸はそう簡単に素人が見つけられるものではなく、危険と隣合わせの状況で松茸名人たちが取るもの。だから高いんだよね〜〜とあらためて実感しました!
観光客が楽しめるプログラムにしたいと思いますので、お楽しみに!

▶そうそう、9月8日夜に、大槌の地域おこし協力隊と役場、宿泊施設さん、商業者さんを対象に、私の経験に基づいた「体験観光」のお話をする「講演会」の機会をいただきました。
コロナでめっきり人前で話す機会が減り、なんと2年ぶり!?(舌がスムースに回らない!)
拙い話で恐縮でしたが、みなさんのなにかの役に立っていればいいなあと思います(無反応の人が気になるw)。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

最後に、自転車徘徊によって、大槌の風景をいっぱい撮りました。抜粋して紹介します。

画像3

画像4

城山公園の上から

画像5

天然記念物イトヨ生息地

画像6

画像7

大槌川周辺

画像8

画像9

小枕漁港〜釜石方面からの景色

画像10

大きな水門

画像11

画像12

大槌川のコスモスロード

そうそう、MOMIJIの兼澤ハンターに、鹿の狩猟に同行させてもらったのも、9月でした! 鹿肉美味しかった。

画像13



画像14

今月のトップ画像は、秋晴れの波板海岸です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?