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HOUSE in Maizuru

Title :舞鶴市の家
Residence @Maizuru,Kyoto
Architectural :SAI Architectural Design Office
Interior design :marimo
Construction :Iwamatus Architecture.inc
Total area :**㎡
Completion :January,2021
Photo :NORIHITO YAMAUCHI

マリモのイエ https://home.marimo-design.jp/

玄関の先には、お施主様の奥様のアートスペース

来客者様の視線が一番最初に集中する空間は、奥様のアートスペースとしてご用意しました。
ご趣味で生花をアレンジメントされたり多数所持されている陶器をこのスペースで季節に合わせて装飾されるそうで、来客者様をいつも楽しませてくれるおもてなし空間として活用してくださっております。

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主婦の方から特にご要望が多い洗面所空間

洗面所と一言に言っても、そのご家庭によって多種多様です。
そんな中、共通するニュアンスのポイントを少しづつ拾い上げ、お施主様が迷子にならない様にご提案するのも私たちの使命です。
お施主様からのご要望方法は本当に十人十色で、海外サイトの画像をたくさん集めた物を見せてくださる方や、雑誌の切り抜きをスクラップブックにして持ってきてくださる方などなど、たくさんの思いを私たちデザイナーに託してきてくださるのが本当に感謝です。
その膨大な情報の交通整理をするのも私たちの使命ですので、お施主様からお気軽に意見くださると嬉しいです。

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吹抜け空間に大切なのは、縦方向の素材選び

吹抜けの場所では、多くの方が窓の大きさや窓の数などに目がいくと思います。もちろん、視線の抜けや借景効果なども含め大変重要なエッセンスの一つではあります。
しかし、視界に入ってくる壁面の面積は通常の室内よりも何倍も大きなっていますので、一箇所でも縦方向に抜けるデザインをいれる事によって空間の淀みを解消してくれます。
ここでは、SOLIDOという見た目はコンクリートの様な材料(詳しい説明はKMEWさんのHPをご覧くださいませ)を貼り付けていますが、このグレーと家具のこげ茶の相性がバランスがいいので、空間に対する占有面積を計算した後、寸法を出すなどして全体との調和をはかっています。

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外壁には相対する色相カラーを選択

建物ボリュームが大変大きいので、グリッドのずれている箇所(ガレージに当たる部分)のみ、色相の明るいカラーの外壁材を選択しました。
この理由は、相対する色を使用する事により、一見バラバラな雰囲気になるのでは?という印象を持たれるかもしれませんが、グリッドのずれている設計者の有機的なデザインによって、住居スペースの建物がガレージ部分を呑み込んでいる雰囲気を作り出している様にも捉えられ、動的なイメージをより誇張させる為のカラー選択をしました。

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今回こちらの物件に関して弊所はインテリアデザインや外装仕上げデザインを担当させていただきました。
建築設計をしてくださりましたSAI Architectural Design Officeの齊藤さん、大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
そして、この素敵な数々の写真を撮影してくださりました山内紀人写真事務所の山内くん(なんと大学の同級生!)ありがとうございました。
最後になりましたが、こちら舞鶴の家のプロジェクトに関わってくださいました、お施主様方をはじめ、ご尽力くださいました工事関係者様方、 本当にありがとうございました。

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marimo https://www.marimo-design.jp/

■現在、弊所marimoがシャンプーハット・てつじさんプロデュース事業に協賛企業として参加させていただいております。
綾部市で何やら楽しいことが起こりそうです!こちらもご覧くださいませ。

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