自己愛性パーソナリティ障害の友人に15年間苦しめられた話

※私は心理学の専門家でも、専攻して勉強したこともありません。
※友人が「自己愛性パーソナリティ障害である」と判断したのは、友人の話をした時の臨床心理士からの指摘によるもので、医師の診断という確実なものではありません。

①自己愛性パーソナリティ障害

自己愛性パーソナリティ障害とは、
一言で言えば、共感力が低く、他人を蔑ろにする人達のことです。

皆様の周りにもいませんでしたか?

・自分の話ばかりしてこちらの話には全く興味を持たない人

・否定ばかりしてくる人

・こちらの意見を全く聞き入れない人

等々…

もしかしたらその人は、自己愛性パーソナリティ障害かもしれません。
※何度も言いますが専門家ではないので確実なことは言えません。


②共感力が著しく低い

自己愛性パーソナリティ障害の疑いのある元友人は、サイコパスを疑ったほど共感力が低かったです。

私は担当の臨床心理士に「自己愛では?」と言われるまで元友人のことをサイコパスだと思っていました。

自分が好きなこと、100%同意できるもの以外の話や意見を全て否定や無関心の態度をとってきました。

私はどちらかといえばお喋りな方で、親からは「機関銃」と言われるぐらいガンガン話すタイプです。(もちろん他人に機関銃は出さないよう気を使っています。)

ですが、元友人の前ではほぼ聞き役をしていました。
なぜなら、私が話すことほぼ全てに否定か無関心だったからあまりにも話しててつまらなかったからです。

今思い出しても笑っちゃうくらいクソなエピソードあります。
元友人と一緒に旅行に行ったのですが、私の荷物の中の生理用品を見られ「なんで夜用なんて持ってきてるの?昼用2枚とか使えばいいじゃん。そんなんだから荷物がかさばるんだよ」と文句を言われました。

確かに私の荷物は多い方でしたが、それにより元友人には1mmも迷惑をかけていません。

それに生理の事情なんて人それぞれなのに、口を出す権利なんてありませんよね。

共感力が著しく低いため、自分は昼用だけで生理が済むから私が夜用を使っていることが理解できないんです。


③他人の良心を奪うだけ奪う

元友人とは12歳の時に出会いました。

私と同じシングルマザー家庭で家庭環境が悪いという共通点があり、「分かり合えそうだな」と思い仲良くなりました。

私も元友人と同じ毒親もちということがあり、元友人がとても可哀想だと思って一生懸命話を聞いていました。

14歳の時元友人は病んで拒食症になりかけました。
見るからに元気がなくなり、学校では昼食を食べておらず、私は心配してなけなしのお小遣いからジュースを買って「ジュースなら飲める?」と渡したりしていました。

16歳の時、レズビアンかもしれない、とカミングアウトされても変わらずに接しました。
※今ほど同性愛に理解のなかった時代の話です。

17歳の時、高校の部活動で部長になれなかったことにひどく落ち込み悲しんでいた時、必死に励ましました。

会うたび会うたびずっと元友人の話を聞き続けました。
思えば、勝手に毒親持ちだからと親近感を持っていましたが、元友人は私の親が毒親であることを知りません。

私の話を一切聞かなかったから当然ですね。


ところで、私は20歳になるまで人に弱音や悩みを話すということをしたことがありませんでした。友達らしい友達は元友人しかいませんでしたし、人に悩みを話す行為が受け入れてもらえないんじゃないかと不安だったからです。

しかし、20歳の時につもりに積もった辛さが爆発して鬱になりました。
大学に行けなくなり、引きこもりになりました。
死にたいとはっきり思ったのはこの時からです。
このままではいけないと思い、誰かに相談しなければと思いました。

その時なぜか元友人に相談しよう、と思ってしまいました。
今思えば元友人が人の悩みなど聞くはずなかったのですが、"8年の仲だし散々元友人の悩みを聞いてあげたんだからこのくらい聞いてくれるだろう"と期待してしまったのです。

「死にたい」

そう元友人に言った時の反応は「え。。。(困惑)」です。

「何かあったの?」等の問いかけもなく会話は終了して、いつものつまらない友人の自分語りが始まりました。

そのことだけが原因ではもちろんありませんが、私が人生のレールから完全に外れて閉まったのはその時からです。

あの時親身になって元友人が話を聞いてくれていれば、私は大学を留年せずに卒業して新卒で就活して真っ直ぐな人生を歩めていたんじゃないかと今でも恨んでも恨みきれません。

元友人は、自分の話さえ聞いてもらえればよかったのです。私の苦しみや悩みになんて1mmも興味がないのです。


④批判に全く耐えられない

自己愛性パーソナリティ障害の人は自分への批判に我慢なりません。

誰でも批判されることは嫌なことですが、一般人の非ではありません。

元友人と友人になりたてのころは、よく意見のぶつかり合いをしていました。数年たち「この人には何を言っても全く受け入れないんだな」と気づくまではしょっちゅう帰り道で激しい言い争いをしていました。

機関銃並みによく喋り、頭もよく、論理性に長けていた中学生の頃の私と対等に言い合いができたのは元友人だったからでしょう。(申し訳ないが、元友人は頭も悪く論理性にかけていました。それでも私と張り合えるくらい意見を曲げなかったという意味です。)
※私の自負に気分を害したら申し訳ありません。

24歳くらいから、「私なんでこんな奴と友達なんだろ?いない方がマシじゃね?」って気持ちと、「私がいなくなったらこんなに性格が悪くて孤独なこの人はとても可哀想だ」という気持ちが揺れていて、縁を切りたくても切れないという状態がずるずると2年続いていました。

私が誘わなくてもなぜか2ヶ月に1回元友人から誘って来るのです。

26歳のある日、「彼氏と別れた」と連絡がありました。
「色々話聞いてもらったし、報告がてら会いたい」だそうです。

実際に会うと、彼氏と別れた経緯や辛かったという話をベラベラと話してきました。
その時私の中で小さく糸が切れ、10年ぶりくらいに彼女を批判しました。

「彼氏ができた途端連絡無くなって、別れた途端連絡してくるんだ?」

元友人は5ヶ月前に彼氏ができ、5ヶ月間連絡がありませんでした。
いつもなら2ヶ月に1回は連絡があるのに。

それに、私はセックス依存症のため男関係が激しい時期がありましたが、その最中男の話を元友人に話した時はもちろん「私は恋愛とか興味ない」と無関心の態度を取られ一切聞いてくれませんでした。それなのに、自分は男ができた途端男の話かよって思ったのもあります。

まあ、とことん自己中なんですよね。

私が一言批判をしたら、
「そう思ってたんだ、それならじゃあ、、、」と帰る準備をしてさっさと帰ってしまいました。

まだまだ言いたいことは1000倍はあったのに、その一部すら聞かずに立ち去りました。

その時はどこにもぶつけようのない怒りにとても苦しみましたね。

元友人の逃げ足の速さには流石に驚きました。
10年ぶりに私が批判的な意見を言ってきたのにとても驚いたのもあるんでしょうね。

そうして、15年の友人関係はあっさりと終わりました。

自分に都合の悪い人間なら、どれだけ尽くしてくれた人でもあっさりと切る。それが自己愛性パーソナリティ障害です。


⑤エピローグ

大学は元友人とは別の大学に行ったのですが、元友人はよく「私の話をみんな面白がって聞いている」と話していました。

元友人は大学時代牛丼屋でバイトしていましたが、そこでの人間関係や客のエピソードを話していました。
とはいえ、特別話がうまいわけでもないし、毎回何か特別なことが起きる訳でもないので同じ話を繰り返しており、とてもクソつまらなかったです。

「みんなおとなしくて全然話さないんだよね」とよく言ってました。

そりゃそうでしょ、お前相手なんだから。

おとなしい子で周りを固めてお○○ーしていたんですよね。

はー、ほんときもい。もっと早く縁切ればよかったです。

みなさんもどうかどうか、こういうタイプの人からはいち早く離れてください。

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