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出雲国を巡る旅

2024.5月 
辛党で甘いものがたくさん食べられない→カフェ巡りなどはあまりしないしなあ決めては何だろうとゴールデンウィークの旅先が見つかるか期待せずに探し出した。
お正月に夢を見た事をふと思い出した。
緑の葉っぱをどんどん覗いていくと「出雲大社」と彫ってある四角い石が見える夢。
たまたま届いたJAFの冊子を見ると出雲特集。
おお良いところそうではないの。
そしてお習字の教室で「少年は母と海を愛す」という千家元麿さんという方の詩を写していた。
短い文章に万感の詰まっているこの詩の作者のせんげさんは出雲大社の御曹司だよと先生が言う。
行ってその海を見てみよう!と閃いたが間際過ぎて列車は取れず…車で横浜から無防ツアー開始。

22時に出て京都までは割と楽に行けた。
鳥取道の大山辺りから景色が冴えていく。
朝が明けたのです。
なんとか9時に着いたと思いきや出雲大社はすでに熱気に包まれていた。色々な方言が聞こえる。
大勢の出雲愛の熱量を受け止めて尚泰然とそこにあるお社と後ろの山々が「いらっしゃーい」と迎える圧倒感。本当に圧倒的。
ビューティフル!ディスカバリージャパン。
境内では御神楽は日常であり大国主命の巨大な像も当たり前にそこにある独立した国の囲いの中で人々は安全に楽しんでいる。
二礼四拍手一礼の挨拶(春夏秋冬の四)をしましてお詣りですが、なんというか不思議にガツガツして来ない。
「あー日々無事でありがとうございます〜
色々なニュースがありますが全て良い方向に向かって行くといいですね」とおっとりとした気持ちに自然となります。多分皆さんもそうなる⁇
地元では鎌倉が近く、八雲神社さんによくお世話になっていたので、本殿の裏手にある同じご祭神の素戔嗚(スサノオノミコト)のお社に
「あ、今年の御神籤は良いのが出ました。ありがとうございました」とお礼。
お隣の古代出雲博物館は展示物を全て撮ってよく神在月の神様側からの視点の宴の様子の絵巻などなど質量ともに圧巻の資料。神様は気前が良い。
宴にはちゃんとお稲荷さんもいてロデオ狐に乗って戯けていました。かわいかったー。
此処だけでも二時間は居たかった…。
大社を出て出雲阿国さん(歌舞伎の元祖)のお墓を横切りながら稲佐の浜に行きます。
神在月に神様が上陸する処。ふんふん。
浜辺にゴミ一つない事が神奈川県民には驚き。
島根には珍しい快晴の日だったそうで暑いくらいで寝不足もありこの辺りでギブアップ。
ようやく取れた松江の宿に収監されに行きます。
最後の数キロは(下に続く)

何もかも大きいはここから始まる
大国主命。かなり大きい。
千家元麿のお父上の歌。格調高い。
拝殿
素戔嗚のお社。厄除けの砂を貰えます。
横から
神在月にいらした神様達の宿泊所
名物の舞殿のしめ縄。大きい。
国旗。マンション3LDKくらいの面積。大きい…。
大スケールの昭和天皇の歌。こんなん詠みたいものです。
阿国さん像。鍛冶屋さんの娘なので刀をお持ちの男前。
稲佐の浜
神秘的な色の宍道湖の夕暮れ
大国主命の国引きのシーン

眠い眠いと泣きながら運転した。
夕暮れ時の神秘的な宍道湖を見ながら温泉に浸かりやっと長かった一日が終わりました。
温泉最高。
島根最高。な予感しかなかった。

#島根旅行記 #古代ロマン #出雲大社 #大国主命 #素戔嗚 #神在月 #大スケール物語 #出雲神話  




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