知らない間にミラクルボディ!(笑)

実はここ1ヶ月くらい、頭の中が大忙しでした。
というのも、「ついに手術を受けることになりそう・・・」ということが発覚し、いつになる?仕事どうする?その後どうなる?みたいなことがぐるぐるぐるぐる巡っていました。

何が起きたかというと・・・
以前もここnoteに書きましたが、私は紆余曲折の後、2年前にやっと股関節の専門医の診察を受け「変形性股関節症」という診断を受けました。元々持って生まれた骨格で股関節のハマりが浅めな上に、子供の頃からダンスを散々踊り、仕上げにアフリカンダンスでかなり負担をかけてきたことが原因。さらに、ヨガもやり方によっては関節に負担がかかります(というか、どんなスポーツやダンスをやるにしても、やり方によっては体に負担がかかります)。
で、その病院でリハビリを受け、かなり改善していたのですが、病院の保険の制約やら色々あって、ちょっと行き詰まりました。そんな時にお世話になっているヨガスタジオで理学療法士さんの講義を受け、そのご縁で去年からプライベートでメンテナンスを受けるようになりました。この方がものすごくて、かなり状態も動き自体も改善されて、このまま問題なく生きていけるとさえ思っていたのですが・・・

2〜3ヶ月くらい前だったか、「悪くないし動けなくはない、けど、どうしても抜けない痛みがある」と理学療法士さんに伝えたところ「ちょっと気になるので、一度レントゲンを撮ってみてくだい」と言われました。
股関節専門医の診察予約は1ヶ月先しか取れなかったので、とりあえず近くの整形外科でレントゲンだけ撮ってもらい理学療法士さんに見てもらったら、「あー、やはりなかなかの状態ですね・・・ここが気になります」と写真に印をつけて返信してくれました。はい、専門家でない私が見てもかなり気になる。2年前のレントゲン写真と見比べてみたら、一目瞭然で分かる。
ああそうか、じわじわと着実に進行していたわけね・・・
と認識した途端に股関節が「やっと見てくれたかい」とばかりに痛み出す。ああ、不調はやっっぱり理にかなっていたのか(涙)
人間の体と心って本当に素直。

これ、やっぱり手術ですかねぇ〜と、理学療法士さんに聞くと、ものすごく気を遣ってくれて「最終手段として手術を受けたとしても、股関節の人工関節置換え手術はすごくいい結果で、多くの方がもっと早くやれば良かったと言ってます」とのこと。
自分でもあれこれ探してみたら、プロのバレリーナやスポーツ選手でも人工股関節の手術を受けて現役復帰されてる方もいるみたい。

とはいえ、手術やってみよう!・・・とすんなり前向きになれない自分がいる。
今の自分の状況はどっちがアヒムサ(非暴力)なんだろう?

「体にメスを入れること」
 と
「このまま股関節に負担をかけ続けること」

正直、ここがなかなか見い出せなくて苦しんだ。
股関節よ、どっちがいいか答えてくれ〜。と必死に話しかけてみたりもした。

さらに手術となると、完全に回復するのに3ヶ月くらいはかかるとのことなので、仕事のことも考えないといけないし・・・と、ぐるぐるぐるぐる。いやぁ頭の中が嵐でした。

そしてやっと専門医の診察を受けた日、レントゲンを6枚撮り(他の病院ではこんなに撮らない)私は絶対に手術を勧められると思っていたので、覚悟を決めて、手術の日程やら入院期間やら、質問をまとめて診察室に入りました。
久しぶりにお会いしたドクターは、きちんと私を見てレントゲンの説明をしてくれました。
「確かに正面から撮った写真を2年前と比べると、関節の隙間が狭くなってきているので、進行していることになるんですけど・・・こっちの写真(斜め横から撮ったもの)を見ると・・・骨棘ができてるんですよね。で、骨棘は変形が進行するからできるんだけど、防御反応でもあるわけです。あなたの場合、この骨棘が、大腿骨が外れないようにできてるので、可動域は狭くなるけど、〈安定型〉の進行状態になっているので、急いで手術しなくていいですよ」

は?そうなの???

で、股関節の動きのテストをして、どの筋肉がうまく機能してないかを指摘してくれました。

「あ、あの、実はもう今日手術を勧められると思ってました」
と伝えたら、そのドクターはニヤッと笑い、
「機能改善のためのリハビリとか、関節内の炎症を抑える注射とか、手術の前に試せることがまだまだあるので、それからで遅くないですよ」

そ、そうなんですか???
ていうか、手術を勧めない整形外科医ってほとんど出会ったことがない。

おまけに
「実は僕、仕事変わったんですよ〜」(ドクター)
「・・・?そうなんですか???」(私)
「ユーチューバーになったんです」(ドクター)
「・・・(なんやそれ?)」(私)
で、これ見ておいてと教えてもらったYouTubeは、股関節に関する知りたい情報満載で面白過ぎます。しかも現役ドクターの話なので、クオリティが高すぎる。
そんなこんなでここのところすっかり股関節に関しての知識が増えたワタクシ。手術になったとしても、この先生なら安心してお願いできると今は確信しています。
股関節に何か問題や気になることがある方はぜひご連絡ください。

そんなわけで今までは、
進行するからできる=良くないもの
・・・と思っていた骨棘を
股関節を守るためにできる=最高のガードマン
としてひたすら感謝しています。
そしてそんなふうに骨棘を作った私の体ってミラクルだ!
と、もう祝いとか祭りの境地。

私の体に感謝。
そしていつもメンテナンスをしてくれて、しかもあのドクターは信頼できるから受診しが方がいいと促してくれた理学療法士さんに感謝。
もともとそのドクターの診察が受けられるクリニックを紹介してくれたヨガ&瞑想の先生に感謝。


ガンボは股関節柔らかいね(笑)







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