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「ちゃんと働いている人たちとは、分かり合えない」
さっき駅から家に向かって歩いていたら、8年前の会社でのシーンが急に思い出された。
私は当時の上司に呼び出され、会議室にいる。
話題は、私がSNSで告知をした、ワークショップについてだった。
上司「小泉(私の旧姓)が今度の平日に、ワークショップやるらしいって、耳に挟んだんだけど…」
私「その日は午前中に子どもの予防接種があって、有給を取っていたんです。午後の予定が空いていたので、ワークショップをやろうと思ったのですが…」
上司「そうか…まぁ、ネットは色々な人が見ているから、あんまりそういうのアップしない方がいいと思うよ。」
当時私は会社に勤める一方、副業としてたまに工作や育児のワークショップをしていた。
誰が上司の耳に入れたのか、聞かなかったのだが、恐らく当時あまり関係性のよくなかった先輩達だろう、と思った。その先輩達絡みで、何回か嫌がらせかな?と感じる体験があり、嫌だった。
過去の私は、まだ上司と一緒に会議室にいる。
過去の私からは、告げ口された、と感じた、怒りが伝わってくる。
このシーンを思い出したのは、本当に久しぶり。
この時の自分と対話するチャンスだな、と思い、
歩きながら、彼女(過去の私)の話を聞いてみようと思った。
ねえ、あなたの気持ちを受け止めたいよ。
本当はどうだったら、よかったの?
直接私に言って欲しかった?
「いや、そういうわけでもないんだよ…
むしろ、よく考えてみたら、直接じゃなくて、上司を挟んでくれた方が、伝わり方もマイルドで良かったかも…」
「本当は、みんなと分り合えていればよかったな…
ワークショップにも興味持ってくれたら、嬉しかったし…
先輩たちとも、前は仲良かったのに、嫌われてしまっているのかな、と感じて、居場所が無い感じが、毎日辛かったな…」
「退社するとき、送別会も、やるって言ってもらったのに、先輩たちに会うのが怖くて、子どもの保育園のお迎えを理由に、行かないって返事してしまったけれど、行けば良かったな…。
きちんと感謝を伝えて、会社や、当時の部署の人たちと、お別れしたかったよ。」
そうだったんだね。
話を聞いていたら、過去の私が落ち着いてきた。
あなたがこの出来事から、抱えた信念は何?
「ちゃんと働いている人たちとは、分かり合えない」
確かにこの信念、あるな、と思った。
私自身は、「ちゃんと働いていない(時短勤務だから)」と感じていたことにも、気づいた。
過去の私が、この信念を手放してもいいと言うので、
イメージの中で、森戸海岸の魚たちに、この信念を残らず食べてもらった。
何か新しく、取り入れたい信念はある?
「関係性を失ってしまった人たちとも、また繋がり直せるよ」
退社してから、荷物を取りに一度会社のフロアへ立ち寄った時、先輩が笑顔で
「工作、がんばってね」
と言ってくれたのを思い出した。
それで十分だ。と、私の中で、過去の私が言った。
※写真はスギノリ?とムラサキウニ。手を繋いでいるように見えた。
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