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人の気持ちに対して 私は何もしなくてもいい

先日、スイミングで泳いだ帰りにスタバに寄った時のこと。

続きが気になっていたマンガの新刊も出ていたので、スタバで何か飲みながら、kindleでゆっくり読もうとワクワク…

鎌倉駅前のスタバは混んでいて、この時も大テーブルの端の一席しか空いておらず、ここに座ろうかな〜と荷物を置く。

その時、大テーブルのちょうど隣に座っていた、高校生くらいの男の子二人組と、目があった。
何やらこちらを見て、クスクス笑っている…。

一人がもう一人に何かを耳打ちしている。
もう一人も
「おい、やめろよ、失礼だろ?」
と言いながらも、笑っている。

えーーーー私のことかな?

折角見つけた席だったけど、
気まずいからここに座りたくないな…
彼らの目に入らないところに行きたい…と思い、
荷物を取り、席を立って、どこか遠い席が開かないかな…と探す。

部屋の端にちょうど席を立つ女性二人組がいたので、そこに席を移し、ほっとする。

そして注文の前に一度トイレに立ち、鏡を見る。

えー、なんか変なところあったかな…

スイミング終わったばかりで、おでこにゴーグルの跡ついてるから?
髪の毛濡れてるから?
フリースに猫の毛ついてるからかな…?

そして、こういうとき、
気持ちの強い人だったら、「ちょっと、あんたたち?!」
と彼らに鋭い一言を浴びせていたかな、
豪胆な人だったら、気にしなかっただろうなぁ、と
そそくさと逃げてきた自分を責める気持ちも出てくる。

何か、コソコソと、言われている気がして
その場にいられなくなって、
そそくさと逃げて行く。

こういうことって、今回だけじゃない。
今までの人生で、何度もあったなと、色々なシーンを思い出す。

そういう時には
「人から何か言われて、それを治そうとするパーツ」
「でも、直接聞くのは怖いパーツ」
「その場から離れようとするパーツ」
「自己批判をするパーツ」
が、順番に出てきているな…と感じた。

その中でも
「直接聞くのは怖いパーツ」
が、なんだか話を聞いて欲しい様子。

ちょうどこの次の日、IFS(パーツワーク)のペアワークを、
みなちゃんとやる予定があったので、
「直接聞くのは怖いパーツ」と
対話してみることにした。


このパーツは、胸の中で、ぎゅっと小さくなって、ドキドキしています。
色は深い青。

名前を聞いてみると「ターコイズ」と教えてくれました。

ターコイズがなんと言っているか、耳を傾けてみると
「例えば、ゴーグルの跡がついてる、とか
直せることで、言われているならいいけど…
顔のパーツが変とか、直せないことを、言われてたらどうする?」
と不安がっています。

私の中で、どんな役割をしてくれているの?
「怖い思いをさせないように、安心して暮らして欲しい。
怖い思いをさせないように、回避しているんだよ。」

その役割、いつからやっているの?
「赤ちゃんの時、ベビーベッドから落ちそうだったこと、あったでしょう?
あの時からやってる。身体的・精神的なショックから守っているんだよ。」

私のことを何歳だと思ってやっているの?
「すごく小さい子だと思ってる」

今、もう大人なんだよ。
「そうなんだ。でも、死ぬほどのショックからは守らないといけないよね。」

ここで、このターコイズに、セルフ(思いやりや、好奇心の質を持ち、それぞれのパーツを助けるてくれる、誰の中にもいる、パーツたちのリーダー)の存在を知らせてみると、
「それはよかった、、ずっと一人でこの役割を負ってきたから、、」
と、ほっとしたと同時に、なんだかとても疲れている様子。

そして
「本当は、人が大好きなんだけどね…」
と言ってる。なんだか、残念そうな様子です。

あなたが抱えてきた、辛さや痛みを教えて、と伝えてみると。

——
会社を辞める時、有休消化に入って家にいる時、
あなたのために送別会をやろうって部長が言ってるけど、来ない?
と、庶務のお姉さんからメールをもらったのに、
行かなかった時のことを語ってくれています。

あの時も、上司や周りの先輩が怖くて、
行ったら、何を言われるのか、
自分がどう見られるのかが不安で、
他にも送別される人がいるから、書いてあった時間が夜だったこともあり、
「子供が家にいる時間なので、行けません」
と返事をしたこと。

本当は、分かりあえたらよかった。

とターコイズは言っています。
——

そして恐らくこれが原体験なのですが、
父がヒステリーに怒る人だったので、
怒り出すと、その怒りが自分に向いてなくても、
とても怖くてその場にいられない。
父が見えない場所に移動して、彼の怒りが治るのを待つ。

そんな風にもしていたよね。

——

いつもそうだったなーと思い出します。

友人と喧嘩した時、なんだかギクシャクしてしまった時、
その子が見えなくなる場所まで離れて、
関係はだいたい、それっきり。

「人に好かれていて欲しいから、そうじゃない場所には居させないようにしていたんだ」

とターコイズは言っています。

あなたが抱えていた、重荷・信念は何?とターコイズに聞いてみると
その答えは。

「私が、どうにかしないと行けない」

あー、そうかーーーーー。
私が、この人たちの気持ちを、どうにかしないといけないのに、
どうにもできないかもしれない。それが怖いから、
彼らから離れる、っていう行動を取っていたんだな。

その信念を手放すことができるけどどうする?とたずねてみると
「手放してもいいよ」
と答えるので、
ターコイズと一緒に、イメージの中で、
ロケットに乗せて、この信念を宇宙に飛ばしました。

今、この信念が、あったところが空いています。
代わりに、どんな新しい質を取り入れたい?
とたずねてみると

「人の気持ちに対して
私は何もしなくてもいい」

と答えてくれました。

あーーーーー、そうか。

本当は、何もしなくて、よかったんだねぇ。

あの人怒ってそう。この人はイラついてそう、私のせいで。
と思っていても、
どうにかしようと思わなくていい、
どうにもできないから、逃げようと思わなくてもいい。

何もしなくても、いいんだね。

その質を感じてみたら、胸の中にあった塊が溶けていくような、
とてもほっとした気持ちになりました。

————

このセッションの後、ターコイズを絵に描きたくなって
色鉛筆で描いてみました。

みなちゃん、素晴らしいセッションをありがとう。

自分の感じ方に、これからどんな変化が起きるのか、楽しみです。

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