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ファミ旅モニターツアーvol.4@上五島 ー(1)

2022年7月に開催した第4回ファミ旅モニターツアーの様子をお届けします。
今回訪れたのは長崎県南松浦郡新上五島町。ファミ旅初めての”島旅”!
4家族12名の方にご参加いただきました。(お子さんの年齢は0歳〜4歳でした)

今回のレポートは、ファミ旅の作り手であるわたしが、どういう想いでツアープランを企画作成し、実際に何を感じたか。という視点で書いていこうと思います。

1日目アクティビティ(海遊び&海ゴミ拾い)

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上五島に着いてまず、蛤浜海水浴場へ行った。
海遊びをするだけでも十分楽しめるし、ぼんやり景色を眺めているだけで心が浄化されていくような透き通ったきれいな海。そんな海を目の前に、今回ファミ旅では「海ゴミ拾いをしている地元のパパさん」のお話を聞いた。

「子どもができて海の見え方が変わった。海を子どもたちにとって安全な遊び場として守っていきたい。今はまだ少人数で活動しているけど、一人の力ではどうにもならないくらいのゴミが毎日漂着する。」

と地元パパさんはおっしゃっていた。
海でただ遊ぶのももちろん楽しい。だけどこの話を聞いてから海の見え方が変わり、色んな感情が湧き上がってきた。

・広くて大きい海がきれいなのは、善意あるごく少数の人たちの手によって守られているからだった
・自然の遊び場だと思っていた海も、人の想いで溢れていた
・楽しく遊ばせてもらっている海に対して私達ができることってなんだろう
・海の見え方が変わる人たちが増えてくれたらいいな


今目の前に見えているものの裏側を知る、意味を知ることで、海の見え方が変わった。極端にいえば、今までは海を消費する立場にいたけれども、海の問題が自分ごとになったという感覚。
同年代のパパさんから話を聞けたのも大きかったのかもしれない。フラットで同じ目線でお話を聞くことができ、参加者さんから質問が出ていたのも嬉しかった。

上五島でツアーを組むときに入れたかったことの一つが、海ゴミ拾いをしている人たちからお話を聞くことだった。せっかく遊びに来たのにと思う人もいるかもしれない。だけどわたしはこれを伝えたかったし、自分自身も知りたかった。

海ゴミ拾いをしている人たちは、企業や団体などのように連絡先がわかるHPがあるわけではなかった。わたしに知り合いがいたわけでもない。上五島でツアー企画のため現地を訪れ、色んな地元の方たちのお話を聞いた。その中で海ゴミ拾いのお話をどうしても聞きたいと言って回っていたら、一人の方が今回の地元パパさんにつないでくれた。(この後も上五島に住む方々のつながりの深さに何度も感動・感謝することになる。)連絡をとりあえたのはモニターツアー開催の前々日。直前のお願いにご賛同いただき、感謝の気持ちでいっぱいだった。

わたしにできることは、海を守ってくれている地元の方々の想い・活動を知ってもらうため、海ゴミ問題を少しでも自分ごととして考えてくれる人たちを増やしていくために、ファミ旅企画を続けていくことなのかもしれない。と、大袈裟だし、本当におこがましいことだとはわかっているけれど、そんなことを少し感じた。


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色々語ってしまいましたが、子どもたちのこの弾ける笑顔が大好きです!

次回の上五島モニターツアーレポートも楽しみにしていただけると嬉しいです!
お読みいただきありがとうございました。

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