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あらゆる垣根がなくて、みんなが作り手になれる長崎県南島原市にある「とんさか森の楽校」

長崎県南島原市にある「とんさか森の楽校」

元中学校教諭の高橋さんが、オーストラリアの教育法に出会い、子どもたちにもっと自然の中で自由に学び遊ぶ場をつくりたいと、いちからつくりはじめた場所。

最初はなにもない小屋を、地域の人たちが無償で貸してくださったことからはじまった。

とんさか森の楽校

何もなかった小屋には、今では誰かからもらったミラーボールがキラキラと光っていたり、大画面プロジェクターで映画となりのトトロが流れていたり、大きなソファーが何台もあったり、冷蔵庫が5台くらいあったり。
どれも不揃いで一緒の空間にあるはずのものではなかったようなものたちが組み合わさり、ヘンテコなものたちが共存している空間にクスッと笑っちゃいそうになる。
そして、その場にいる自分のヘンテコさを受容してくれている気がして、やけに落ち着く。

たまたま「とんさか森の楽校」に居合わせた、みんなはじめましての人たち

「とんさかもりの楽校」には、子どもたちが遊びに来るだけでなく、地域の人や、ミュージシャンや、ダンサーや、ALTの先生方、温泉旅館の料理長など、国籍・属性の幅広い人達が自然と集う場になっている。

そして、色んな人達が集う「とんさか森の楽校」で遊ぶ子どもたちは、その場所で色んな生き方をしている大人たちと出会う。
色んな考えや文化を持っている人たちと一緒に、秘密基地を作ったり、きのこを拾ったり、焚き火を囲んだり、ピザを作ったり。

大人と子どもが分けられていなくて、ごくごく自然に一緒に活動をして楽しんでいる。

とんさか森の楽校をつくっている高橋さん

この場所を作り出せるのは、高橋さんの思いの強さや、人柄があるからだとも思う。

色んな人の考えや生き方を受容してくれる高橋さんだからこそ、みんな一度は高橋さんに受け止めてもらった経験があるからこそ、みんなは高橋さんのためになにかできることはないかと考える。

ホームページを作ってくれる人がいたり、一緒に薪割りを手伝いに来てくれる人がいたり、子どもたちのためにと、陶芸の釜を無償で寄付してくれる人がいたり。

みんなが高橋さんを応援しているし、高橋さんもみんなを応援している。

あたたかい世界。

とんさか森の楽校でつくった手作りのハンバーガー

高橋さんは、みんなに楽しんでもらうために、おかげさま、ありがとう、たすけてね、たすけるよ、の気持ちを素直に、みんなに伝えているからこそ、周りのみんなは自分たちに何ができるかな?と自分ごとでこの場所を捉えている人達が多いように思う。

みんなが作り手になってやってみるということを陰ながら応援してくれる高橋さんがいるから、みんなはこの場所を「自分たちの場所」だと思っている気がする。

サービスを提供するもの・受け取るものという関係性ではなくて、みんなが横並びになっている。

ここでは、大人と子ども・お客さんとお店・日本人と外国人、などのあらゆる垣根がない。

すごく理想的だな、と思う。

ネコも、イヌも、ヤギもいる

この場所がみんなの場所になったのは、高橋さんがだれよりも地道に実直に夢を諦めずに作ってきたからこその賜物だと思う。

当たり前だけど、「とんさか森の楽校」の考え方を良いと思う人もいれば、自分には合わないと考える人もいる。
もし「とんさか森の楽校」を良いと思うかもしれない人たちが、まだ高橋さんに出会っていないんだとしたら。
色んな人達が「とんさか森の楽校」に触れる機会を作りたいと、ついつい、おせっかいだけど、思ってしまう。

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●ほっこり心あたたまる「とんさか森の楽校」HPはこちらから👇

●新拠点「トッキーファーム」@島原市 のyoutubeはこちらから👇


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