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父から受け継ぐ想いを次世代の子どもたちへ。茂木のまちを盛り上げる火付け役「若人の会」会長池山さん。

「夢を、夢で終わらせない。」

この言葉と熱い眼差しに、池山さんの「茂木」に対する情熱を感じずにはいられませんでした。

昔ながらの景色が残る漁師町・茂木

長崎県長崎市茂木町とは、長崎市街地から車で15分、山を一つ越えたところにある漁師町として古くから知られています。
 路上で魚を売っていたり、昔懐かしい天ぷら屋さんがあったり、豊かな自然と昔ながらの景色が残る町です。 
かつては長崎の外国人居留地に住む人々の避暑地としても栄えていた茂木のまちも、漁師の後継者不足や、住民の減少という課題を抱えています。

漁に出た翌朝には、漁師さんが路上で魚を売っています

茂木若人の会

茂木を盛り上げたいとの想いで、2021年に発足した「若人の会」会長を務める池山賢太郎さん。
メンバーになる条件は、「茂木を愛する人」「49歳以下」の2つだけと、笑顔でお話してくださいました。

子どもたちに楽しんでもらいたい

茂木の郵便局長である池山さんは、3人の子どもを持つお父さん。

「子どもたちに自分たちのまちの良さに気づいてほしかね。そしてたくさんの人が訪れるまちにしていきたかね。」と語る池山さん。
昔茂木で開催していた花火大会の楽しさを、今の子どもたちにも味わってほしい。との想いで、15年ぶりに復活を遂げた「みんなでつくる!茂木花火大会」。
準備のときは若人の会として様々な困難もあったそうですが、当日は花火が上がる茂木の夜空を見上げながら、たくさんの人達が笑顔になりました。

茂木を盛り上げたいとの想いが原動力となり、賛同してくれた地域の人たちを巻き込み、地域みんなで作り上げた花火大会は大成功をおさめました。

大成功をおさめた茂木花火大会(長崎新聞掲載記事)

親から子へ受け継がれる想い

池山さんの父、耕治さんは茂木校区連合自治会の会長として活動をされています。
池山さんご自身は大学で上京したものの、茂木のまちのために奮闘している父の背中を見て「まちを一緒に盛り上げたい」との想いが日に日に強くなり、Uターンを決意。
そして今現在、親子で茂木のまちを盛り上げる火付け役として、それぞれの現場でご活躍されています。
茂木への熱い想いは、親から子へとたしかに受け継がれていました。

写真:池山さんの父、耕治さん(茂木校区連合自治会長)池山さん親子は2代にわたり茂木郵便局長を務めている

これからの茂木へ繋ぐ想い

子どもたちからお年寄りの方まで、世代を超えた繋がりを大切にする池山さんが考える「これからの茂木」は、どれもワクワクする構想ばかり。

以下、池山さんの生のお言葉です。

『「こんな茂木になるなんて夢にも思わなかった!」というマチを皆で作り、
「こんなふうになるなんて夢にも思わなかった!」という人生もやっぱりこの茂木で。』と語る、池山さんのキラキラとした表情が印象的でした。

茂木でこれからどんな面白いことが繰り広げられていくのか、ますます楽しみです。

大人たちがワクワクしている姿を見て、子どもたちは何を感じるのでしょうか。
きっとまた、想いは未来へと繋がっていくはず。

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