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kasumim
雀の子
端唄で「雀の子」というのがある。
一番は雀の子 街道に松が植えてある。
二番はアヒルのこ 虹が出ている。
三番はカエルの子 水道の水をかけちゃう。
端唄だけど新しい歌らしい。
端唄はクラシックのようで現代的な部分がたくさんある。現代と古典のミックス的なジャンルではないのだろうか。古典は落ち着く。現代は楽しい。それらが混ざり合うとはどういうことなのか。西洋音楽で言えばベートーベンとビートルズが混ざったような感じなのか。そう考えると案外納得がいく。クイーンもバロック風の曲がある。そもそも音楽のジャンルとは誰が決めるのか、ということにもなるのだろうか。端唄の世界には自然と人間が交わる場面が多いと思う。昔は人間のすぐ隣に自然があったからだ。虹もすぐ短に感じられるものだった。