2020年4月4日コロナ避難日記「セブ島で出産しました」その3「出産&ご対面」
12:30pm
「インヘール(息を吸って)、エックスヘール(息を吐いて)、インヘール、エックスヘール、インヘール、プッシュ❗️❗️」
「インヘール、プッシュ❗️」
陣痛の波に合わせて、いきむタイミングを声かけしてくれる。
プッシュ❗️に合わせて、いきむのだが
「ふー!」とか「はー!」とか声が出ると
「声出さないで❗️」と注意されるので
声を出さず、息も止めて、全力でいきむのである。
眉間の血管が切れるんじゃないかと思うくらい。
でも、いきんでる割には、出てきてるのかどうかさっぱりわからない。
ドクター(女医さん)がお○この入り口(出口?)を指で引っ張って広げてくれてるのはなんと無くわかるのだが
もう、その手で引っ張り出してもらえないもんかなとか思いながら
いきむのもだいぶ体力使うので、陣痛の波に合わせて休んだり、いきんだりを繰り返す。
最終的に、お○こが裂けたのが痛みでわかった
「あ、痛い、裂けてる。もう出てきてるな、ここまできたら全力でいきむしかないな(さっきから全力でやってはいる)」
と、思い、もう一回力強くいきんだ
12:49pm
股の間から、あったかい、どろっとしたのが出てきた。
あれ?出た?
それからしばらくして、赤ちゃんの泣き声が聞こえた。
ナースが赤ちゃんをきれいに拭いてくれて、私の胸元に持ってきてくれた
「最初に赤ちゃんとママが肌と肌が触れ合ってスキンシップとるのが大事なのよ」
産まれたばかりの赤ちゃんが、私の胸元で泣いている。
私はというと、感動のご対面で泣いちゃうかなとか思ってたけど
え?終わった?!本当に終わった?
やっとでたー、、終わったぁぁぁ、、、という
力尽きた感でいっぱいで、それどころではなかった。
マジでなんで自分のスマホ持ってこなかったんだろうと悔いたのだが
ナースが産まれたばかりの赤ちゃんを抱いてる私の写真を撮ってくれた
(だがこの写真、誰が撮ってくれたのかわからず、結局私の手元には無い)
そして赤ちゃんは、きれいにしたり、検査したりの為、連れて行かれ
私も別室に連れて行かれ、2時間休んだ後に入院部屋に送りますと言われた。
もうここからは担架移動なので楽ちん
別室2時間の間は20分おきくらいにナースさんが来て、血圧を測られる。
15:30
入院病棟の私の部屋だという部屋に連れて行ってもらう。
部屋に入ると、彼がいた。
「あー、やっときたー。おつかれさま」
と、声をかけてくれた。やっと会えたー。安心して思わず涙。
「赤ちゃんは?まだ来てない?」
「まだ来てないけど、さっき見てきたよ」
「少しは寝れた?」
「うーん、30分、1時間くらい寝れたかな」
「そっか、ごはんはなんか食べた?」
「いや、何も食べてない」
「まじか」
そこから、色々答え合わせが始まる。
朝、彼が出産病棟前にいた時は
ナースが代わる代わる来て、診察ファイル渡したり、私のパスポート渡してくれたり。
7時頃私の携帯が鳴って、ドクターからだったらしく、代わりに電話出てくれて
「そっちに別のドクターがいるけど、私が行った方がいい?どうする?」
という電話だったらしく、彼は私が事前に診てもらってたドクターだからお願いした方がいいと機転をきかせてくれ、来て欲しいとお願いしてくれたらしい。
8時頃、ナースに「お腹空いてるみたいだから、朝食を買ってきて欲しい」と、私の分の朝食を買ってくるように頼まれたそうで、一度病院の外に出てなにか食べるものを探してくれたそうなんだけど、結局何も無くて
私が家から持ってきたバナナとゼリードリンクをナースに渡してくれたんだそう。
それから入院病棟へ行き、入院する部屋を決めてくれたそうで
部屋もグレードがいくつかあって、一番いい部屋は、部屋にwifiもついてるということでその部屋がよかったみたいなんだけど空いてなくて
結局今空いてる部屋で一番いいとこ、と言う事でこの部屋になったと。
支払いも先にデポジット10,000ペソ(約2万円)分払ってくれて
私が陣痛でヒーヒー言ってる頃、彼もまた色々やってくれていた。
部屋も決まり支払いも終わり、私が今どう言う状況で、いつ部屋にくるのかよくわからないままだったので、とりあえず私が寝る用のベッドに横になり仮眠してたら、ナースがきて、「産まれたから赤ちゃん見にきて」
ということで、産まれたばかりの赤ちゃんとご対面してきたんだそうな。
16:30
そんなこんなで2人で色々話していると
ようやく赤ちゃんが運ばれてきた。
ちっこーい!ぱっちり二重でかわいいー💕
早速写真タイム。
ナースさんに、「なんか食べ物買えるとこあります?」と聞いてみると
この病院の中にカフェがあるらしく、そこで買えるよーとの事だったので
2人ともお腹空いてたし、彼に買ってきてもらう事にした。
ちなみに入院は1泊のみ。明日の夕方には退院である
一番いい、個室との事だったが、なかなか広くて快適なお部屋。
バスルームには、手洗いのとこと、トイレと、あったかシャワー完備。
彼に朝、トイレで全身水シャワーの話をするとおどろいていた笑
⬆️バスルーム。とっても清潔
そのほか、歯ブラシやスリッパ、アルコール消毒液、赤ちゃんの体温計、おくるみなども無料ギフトに含まれていた。
彼が3階のカフェで買ってきてくれた食事
味付けが濃い味で意外と美味しかった。
部屋のテーブルに置かれてあった、ケースのようなものの蓋を開けてみたら、食事だった笑
入院中は食事も提供されるの、知らなかったー。でも患者一人分しかないので、買ってきてよかった。
彼が気を利かせて、家からふりかけを持ってきてくれていた笑
ちなみに、グラブのデリバリーも可能ということで
(ウーバーイーツのようなもの)
グラブでバーガーを注文した。
その後は2,30分おきにいろんな人(ナースや助産師さんなど)が入れ替わり立ち替わりやってきて
ベイビーの体温測ったり、私の血圧測ったり、私の点滴チェックしたり、乳の飲ませ方教えてくれたりと言う感じで慌ただしい感じで
正直ゆっくり休む事はできなかった。
ベイビーちゃんがお腹空いて泣くので、乳をあてがってみるのだが
私の母乳が出ているのかよくわからない。
助産師さんが来た時に、聞いてみると、助産師さんが私の乳を確認してくれ
ちょっぴり出てるのがわかった。感動✨
入れ替わり立ち替わりは夜、深夜も続く。
赤ちゃんは3時間毎位に泣くので、おっぱいあげて、寝かせて
はーようやく私も寝れるとベッドを倒した瞬間にナースが入ってきてベイビーを起こし体温測ると言う涙
もう、ベイビー1日預かっててよ!
と、思わず言いたくなってしまう。
が、深夜や早朝のスタッフ交代の引継ぎの挨拶など含めて
このChong Hua Hospital (Fuente)は、とても優秀なスタッフが、きちんと丁寧な仕事をしているなーと思った。
一応セブ島で出産と言えば、Chong Huaか、セブドクターズの2箇所、いわゆるプライベートホスピタルが一番有名らしい。
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