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スパイ防止法を唱えて30年もたったけど
日本の技術が盗まれる、日本の法律はザルでスパイに技術を盗まれ放題だという論調を時々みます。
それ、嘘ですから。
日本のメーカーはそれほどバカではないし、日本の法律だってある程度カバーできています。
そもそも自分のところの技術さえ守れないような企業、その時点でもうダメです。
そんなセキュリティの甘い企業に何があるっていうんでしょうか。
私の知り合いの社長さんは、海外に先端技術を流出させたとして、一度逮捕されたことがあります。
某大使館要員の引っ越し荷物にうっかり洗濯機を入れて送ったからということで逮捕されたんですね。その洗濯機の中に先端技術が含まれていたということらしいです。
その日から、右翼の街宣車が家の周りで「売国奴、でていけ」と一日中街宣し困りに困って、右翼の大物に話をつけてもらったということを後に聞きました。
もう30年ぐらい前の話です。そのくらい30年以上前から厳しいです。
今は、特許の関係も整備されてきているからそんなに簡単に盗めません。
昔みたいに簡単に盗める時代は終わったのです。
スパイはどこの国にもいます。
魅力的な国であればあるほど。
むしろスパイもいないような国、なんの価値もないと世界の国々が判断したことになります。
技術というのは、法律の範囲で、それを真似し超えるものを開発し、発展しています。
そうやって日本もここまできました。
今では、ある分野では日本が盗むというか真似しないといけない段階にきています。
そうやって世界は発展しています。
日本が必ずしも被害者というわけではありません。
やられっぱなしということはないのです。
各企業が今の段階で、それこそ最高の知恵を絞り技術を守っているところです。
流出するとすれば、財政的な観点から売り渡すという企業にとって正当な理由があり、そうしないと企業が生き残れないという部分もあります。
はたから見ているだけで、軽々しく出来もしない法律を訴え、日本企業を益々がんじがらめにすることだけはやめて欲しいと思います。
本気でやるつもりもなく保守ビジネスに利用するだけのような、ヤルヤル詐欺みたいのは勘弁して欲しいなと切に思います。
それこそ、日本の企業をダメにしてしまいます。
私からいわせるとこの態度こそが「売国奴」そのものだと思います。
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FBグループで有益な情報をいただきましたので補足します。
補足
6月に東芝株主総会の問題でマスコミが賑わってましたが覚えてますか?
まず、「外為法」では、国の安全にかかわる重要産業の場合、投資を受け入れた後、取締役の選任などで生産基盤や技術流出の懸念がないか国が審査することになっています。
東芝のもの言う株主の提案(要求)では、中芯国際集成電路製造(SMIC)の社外取締役を務めた人物を東芝の社外取締役に選任するよう提案していました。
中芯国際集成電路製造(SMIC)は米国によって安全保障上の懸念から輸出禁止対象にされた中国の半導体受託生産最大手です。「外為法」に基づき、経産省としては技術流出の懸念がないかチェックをして、当該社外取締役の就任を断るよう東芝に指導するのは当たり前ですよね。
東芝は国の安全保障に関わる重要企業の一つです。「外為法」によって守ったと言えるのではないでしょうか。
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スパイ防止法について
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