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深田萌絵さんのビジネスモデルは、論壇リアリティ・ショー

あまり人を名指ししてやるのは好きではないのですけど、これは今後こういう形のビジネスモデルが流行っていくだろうという警告の意味で書こうと思います。

深田萌絵さんのビジネスモデルについてです。

一部の方は既にご存知だと思いますが、深田萌絵さんはWILLという右系雑誌や本を執筆されていて、YOUTUBEでも13万人の登録者を誇る人気保守系YOUTUBERです。
内容は、ネトウヨ好みの中国ガーを基本とした一見まともに見える根拠なき陰謀系告発が多いのですけど、中身が深田さんがネタ元なので、検証してみるとでたらめな内容が多いです。

けれどこれが結構保守系の人たちから支持されているんですね。

本もそこそこ売れているし、YOUTUBE動画も確実に収益をあげているし、講演会だってコンスタントに集客ができていて、田母神さんと講演会をするなど、インチキだという声が上がるたびに、アンチがでてくると同時に信者も増えるという奇妙な人気の保守系論壇です。

でも、彼女はビジネスとしては、右肩あがりなのでそこそこ成功しているのではないでしょうかね。

近頃は米国の陰謀系元議員とRumble動画出演など、存在感をアピールし益々大きく強くなっている気配さえします。

もちろん、保守系の人の中にもアンチがいて検証をされている方も多いですが、数だけみれば全く歯が立たないといったところでしょうか。

ちなみに左系の人に深田さんの存在を教えたところ、「インチキ」という反応で興味が全くない人が殆どで、左系はアンチにさえならない人が多いのが特徴です。

私は5、6年前ぐらいから深田さんをウォッチしています。

でも、正確にいうと2012年の頃からだから、9年ぐらい前からになりますね。
浅田麻衣子(深田萌絵さんの本名)さんとして、第一回日本政策銀行の「DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」の時からなので覚えているんですね。
当時、私は起業して1年目でものすごく忙しく、今ほどウォッチしていなかったのでカウントしていいか悩ましいので通常は入れていません。

当時のこういう起業関係のビジネスプランのコンペティションの参加者は怪しいものが多かったんですよ。
なぜ、これを覚えているかというと、この日本政策銀行のコンペティション応募をウチの会社の信用金庫の担当者から勧められたんですよ。
それで私も参加をちょっと考えたからなんですね。

こういう案件については、やはり社会性、話題性、有効性などが重要な要素となります。なので、当時ね、東日本大震災関係のものを出せばそこそこ行くんじゃないかと思いました。

当時は、東日本震災関係のあやしいビジネスプランを言い出す人は少なくなかったんですよね。

なので当然、この参加者の話というかビジネスプランの内容をみました。

当初は、私も浅田さんの語る福島原発での作業内で使えるカメラについて、なるほど凄いなと一瞬なりましたが、彼女のビジネスの内容が、テレビ東京のビジネス系の番組で話題になった別の会社が話した内容じゃないか?とすぐに思いました。
あのテレビ東京の話は浅田さんの会社だったのかしら?と思って調べたら全く違う会社だったので、アレ?となったんですよね。

しかも浅田さんは福島原発に触発されてと語っていましたが、震災当時は中国の親戚の元に避難されていて、そういうものとは全く関係のない楽しそうな中国での生活をブログにかかれていましたので変だなあという印象しかありませんでした。

実際、浅田麻衣子さんの会社、Revatoronの商品については、いまだかつて見たことがありません。まともなサンプルも一つみたこともありません。
おそまつなパンフレットでも商品がわからないんですよね。

当時の女性起業関係のコンペティションって、結構甘いものが多かったので上手く作文ができれば、そこそこそいけるんだろうなと正直思いました。

私がファイナリストに残れたかどうかは別として、私も当時銀行の人から勧められましたぐらいですから。私は本業が上手く行き始めて、それどころではなく忙しかったので参加しませんでしたけど。
女性の起業家って数が少ないので、多分声がかかったんだろうと思います。

あれから、なんとなくウォッチから初めて、検証までやるようになり今にいたっていますけど、私は一つの結論に達しました。

深田萌絵さんは、ひとつのリアリティショーを作り上げる役者にすぎない。

最初は、穿った見方をすると、おそらく補助金目的で会社を設立したのではないかとも見られる感じさえします。

チーム深田萌絵ですね。

当時はですね、香港とか上海とかシンガポールで、羽振りのいい中華系のパトロン目当てで留学した日本女性も少なくなくて、そういう中華系の人が日本人女性に会社をやらせるのがちょっと流行ったんですよね。
その実態は、何をやっている会社なのかさっぱりわからないものが多かったです。今は、そのほとんどが消えていますけどね。

そして東北地震関係で、起業するに当たって補助金がもらえるコンペティションや事業推進の補助金を使える案件が結構ありました。

細かい検証については発信している人も多いので、ここでは割愛いたします。

現在の彼女の状態だけで書きます。

原則として、彼女の話は全てと言ってもいいほど、事実ではありません。

それは検証なんかしなくても、彼女自体の言葉でも証明ができるほど、全て辻褄があわないことばかりです。

ただひとつの論点だけが共通しています。

「日本は中国人に支配されている!危ない!」

これだけです。

これだけで、保守系の信者を見込めるから、このままやり続けるでしょうね。

この論点で気持ちよくなる人が一定数いて、そこに焦点を合わせて発信しているだけです。
深田さんは、常にご自身の身に事件が起きたといい、ハラハラドキドキ、信者の皆さんを楽しませます。彼女を応援することで、平凡な日常が愛国に役立っていると信者さんたちに錯覚させるエンタメなんですね。

深田さんは多分、今からもこのままでやっていけるでしょう。
チーム深田萌絵は、保守の中では集客力があるので、これからもお金になる方へ進んでいきます。

もし、彼女がなにかで逮捕されたとしても、チーム深田萌絵はそれを上手く利用し、同じような形で生き残るでしょう。

深田さんはある団体の支援をうけたとしても、その希望するところを上手くやれて、集客できる要素が大きいんですからね。

そして、アンチが燃えれば燃えるほど、深田さんに有利になっていくので、アンチさえ美味しい存在になります。残念ながら。

その証拠に、YOUTUBEでは深田さん案件の動画が擁護、検証、アンチなど様々でています。
全く無名だったYOUTUBERも深田さんを語ると動画再生数と登録者が増えるし、元となる深田さんの動画も回っていきます。

もちろん、デマを検証するという役目は非常に大切だと考えていますが、アンチももしかしたら、愛国に燃える一種のエンタメなのかもしれないなと思う瞬間があります。
勘違いしないで欲しいのですけど、それが悪いと言っているわけではありません。

なので深田さんにとってアンチは必要不可欠な非常に美味しい存在ですね。

深田さんは、マーケティング的に有効なコンテンツなんです。

これがある団体の支援と仕掛けだとしてもね。

保守業界で深田萌絵さんほど集客を見込める女性論壇はいるでしょうか

以前、トランプ政権が発足して1年ぐらいの時、トランプがあまりにいい加減なので、私はトランプは途中でやめた方が良い、もしくは途中でやめるんじゃないかと思っていました。

ある時その意見を共和党と関係がある論壇の人に言ったら、
「でもトランプがインチキだとしても、トランプ以外に華のある人が共和党にいない。ペンスが大統領になったとして、それほど求心力を持てないでしょう? 他に誰がいる?」という答えでした。

トランプと比べるのはいささかオーバーだけど、深田さんがインチキだとわかっていても使い続ける保守論壇ってこういう感じなんではないかな?と思います。

「深田さんの言っていることはデタラメだけど、深田さんほど集客を見込める華のある女性論壇は他にいますか?」

だから、今までも、これからも、深田さんは、トレンド共に、先に台本有りきの事件に巻き込まれたと語り、被害を訴え、波乱万丈な日常を語っていくでしょう。

彼女の語ることは、リアリティショーそのものだなあと実感しています。

愛国無罪で保守をもり立てようとする人たちの、倫理観が知りたいところです。

本当に日本のことを考えていますか?
某団体からのお金が欲しいだけではないですか?

これからこういう形の人が、ますますでてくるでしょうね。

新しいリアリティーショー系の人がでてきたら要注意です。

【追記】

深田さんが他者を叩く時、よくみているとマーケティング的に有効な相手だと判斷した場合だけです。
大物すぎて相手にもしない人や、信者を一致団結させる要素がある、叩いたらバズる要素があるなどなんらかの利点が見込める相手に噛みつきます。
叩いたら自分が大変になる要素がある場合は叩きませんw

【追記2】
そういえば、今のアンチの人はもともと深田さんのファンだった人、もしくは共感することがあった人が多いですけど、逆のケースもあります。
ほんのひとときですけど、深田信者で熱心なあの人とあの人はウチの協力メンバーだったことがあって、そのうちの一人は、当時はアンチ深田だったんですよね。
根は悪い人ではないんですけど、真面目すぎるというか、自分の世界感が強い人ではありました。
シノフォビアがすぎるとこうなるんですね。
ファンとアンチは紙一重なところがあります。
みなさまもお気をつけくださいね。クワバラクワバラw







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