考えなくてもいい

「風と共に去りぬ」を文庫、新訳のやつで読んでる。
今、3巻。
通勤の電車の中で読んでる。

中学んとき、今で言う、作品に「沼落ち」したクラスメイトが布教に乗り出し、私にまで文庫を貸してくれて、確か読んだ。
読んだはずだが覚えていない。

レンタルビデオで確か2本組みだった映画、それも見た。
ヴィヴィアンのやつ。
めっちゃ見た。
けど覚えていない。

本当に覚えていなくて、その覚えていない自分のレベルが凄すぎてめちゃ面白いという現象とともに、ちゃんと作品の内容がとてもよくて(今んところ)夢中です。

結局、物語のあれこれ、なんてものは中学生の私には見えてなくって、装置に夢中だったのだな。
サラブレットと、それに乗せてある鞍とかの一式、とか。
おうちの玄関前の木造のデッキと階段とか、
レンガのお屋敷の階段とか、
暖炉とか鍋とか調理用ストーブとか。
スーツ着たギャルソンが腕にかけてる白い布とか。
綿花、とか。
しかし綿花は、はじめて本物を間近に見た時は感動したけどあれこれタネだと思うけどタネじゃなかったら虫だよね…と思って私はまだ触ったことがない。

わあスカーレットはすごいなあ。
というお話です(今んとこ)。
「考えなくてもいい」
っていう、その表記がめっちゃ出てくる。
モラルに反することでは…と不安になった一瞬ののち、そんなことは教会が考えればいい、という箇所のところでグフっと笑ってしまった。
「考えなくてもいい」っていう振り分けをしてるんだから、考えてる。
考えてから、他の何かを優先するために、考えるのをやめている。

よし、これ採用。
と一昨日くらいから思って、「そんなん考えへんねん」って何回か言うてるねん。

考えて練って準備して、でも、それなのに「まだ甘かった」ってなるやん。
ずっとそう思ってたし、そう思った方がバネになるしと思ってたし、経験として生きるしと思ってたし、あと、なんかそういうのが世の中の「美徳」なやつ。

はっは〜ん。
これかあ、よく言われてるアレの感じ、これがそれなんやろうな。
考えすぎだよ!のやつ。
綿花、次にお目にかかったら、めっちゃ触る私にきっとなるわよ。


練って準備して。
あとは考えない。
そうした方が、きっと今は、特によろしいのじゃないかしら。

風と共に去りぬ、めっちゃ好きだ(今んとこ)。

ナルニアシリーズ全部読んだけど、なんなんアレ!!!!!
ってめっちゃおこりんぼ炸裂してるので、「今んとこ」付きにしとこ。