見出し画像

【風の声を聴く】'22.7②~上空寒気と暖湿気流による局地的大雨~

梅雨やり直しです。前の記事でメインとなっていた「猛暑」に終止符を打ち、かわって連日テーマになったのが「大気不安定」。毎日のようにどこかで、1時間に80mmを超える猛烈な雨が降り、7月14日の天気図にはついに“梅雨前線”が戻ってきたのです。(気象庁HPより)

気象庁は、運用後初めて「線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある」という情報を発表。しかしながら、緊急安全確保という警戒レベル5相当の情報が出されたのは、宮城県でした。(気象庁HPより)

今回は、日本列島各地で相次いだ局地的な大雨について見ていきましょう。

==== 目次 ~2022.7.17~ =====================
◆できごと【7月3日(日)~7月16日(土)】
◆解析のポイント『上空寒気と暖湿気流による局地的大雨』
◆旬のキーワード『台風情報の見方』
◆今後の見通し・編集後記
==================================

ここから先は

6,662字 / 33画像

¥ 250

有料記事のお代金は、自然災害に遭われた方々へのお見舞いとして、寄付させていただきます。