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【広辞苑コラム】#68、すれっからし

「すれからし」の促音化。

広辞苑第五版

すれからし

世間ずれして、厚かましく、わるがしこくなったこと。また、その人。すれっからし。すりがらし。梅暦「たしかにうはきの風に吹き流されたーと思ひの外に」

広辞苑第五版

促音便、撥音便が大好きなんです。

促音便は「っ」
撥音便は「ん」
なんですけども

「すれっからし」「からっかぜ」「さっむ!」「あっつ!」「やっべぇ」などですね。「ストッパー」は促音便ではありません。「ストパー」になっちゃうからね。

音便の何がいいかというと、かわいいです。
「者」のことを「もん」と言ったり
「こなもん」「もやしもん」とかですね。

「こやもの」「もやしもの」は武士みたい。
撥音便のおかげでとってもかわいいです。

音便がどうやって言葉の中に生まれるのか、私は勉強不足ですが、それがあることで親しみを感じられたり滑舌が良くなくても意味がわかったりする。

言葉を簡単に変化させたり言い換える手法はたくさんありますが、音便、良いですよ👍

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