evil

すべてが嫌になる

生きているのも嫌になる

これまで積み上げてきたもの

一日、一日、一時間、一分、それを何百回何千回何万回と繰り返し、築き上げてきたものが、

一瞬で塵と消える。

生きている意味と

存在する意義と

この世で命を持っていることの目的

何も見えなくなる。

何のために、

これほど苦しんで、

努力して、

生きていなければいけないのか。

苦しいことばかりなのに

いいことがこの先に待っていると思い込んでいる。

いつまで待ってもいいことなど巡って来やしない。

血を流していくらどこまで登ったとしても

またひとつの石が崩れ、呆気なく転落する。

いつまでこんなことをし続けなければいけないんだ。

いつまで生きなければいけないんだ。

生きていたって、苦しいことしか待っていない。

なぜ私はこんなふうに生きなければならないんだ。

なぜ私に嫌がらせをする人ばかりが近づいてくるんだ。

なぜ皆私をゴミのように扱う？

私はそんなにゴミのような人間なのか？

私は見下げられるような人間なのか？

私が何をしたというのだ？

正しく生きたいと、懸命に、少しでもいい人になりたいと、努力し続けているのに。

人は簡単に私を蹴落としていく。

人の気持ちなど考えない無思慮の人間たちに、いいように利用され、虐げられ、弄ばれ、見下げられる。

私が少しでも主張をすれば、それは跳ね除けられ、拒絶され、笑われ、バカにされる。

こんなことばかりが続く人生を

なぜ生きなければならないのか。

なぜ私にはいいものを与えてくれないのだ？

頭を押さえつける人

自分のために利用し、弄ぶだけの奴

陰口を叩いて貶める者

盗み、付け回し、プライバシーを侵害する者

嘘で騙し、見えないところで平気で裏切る者

なぜそんな人たちばかりが私を狙い、餌食にしようとするのだ？

それほど私は弱く見えるのか？

どんなふうに扱っても構わないと思われるような人間なのか？

何もかもが嫌になる。

何を期待していた？

幸せが訪れるとでも？

絵空事だ。

人間の心の醜さにほとほと嫌気がさす。

なぜ私には幸せを与えてくれない？

こんなに一生懸命生きているのに。

もっと早くに終わりにしようとした。

なぜ止めたのですか？

生きていたっていいことなんかなかった。

その証拠に、一瞬でここまでまた戻ってしまった。

わかった。

なぜこんな絶望感を感じるのかが。

あの暗雲の中へまた足を踏み入れてしまったからだ。

また一からやり直しだ。