写ルンです

写ルンですというインスタントカメラが昔流行った。

今から35年くらい前。

フィルムの入った、プラスチック製の、使い捨てのカメラ。

でも意外にも写りは良くて、普通のカメラで撮ったものと見分けはつかなかった。フラッシュ機能もあり、パノラマ写真が撮れるものもあった。

重いカメラを持ち歩かなくても良く、フィルムを買うのと同じくらいの値段で買えたので、写ルンですは一世を風靡した。

その後、今から30年前くらいだろうか、デジタルカメラが出回った。

デジタルカメラ、通称デジカメは、コンパクトで、フィルムも要らず、大量の写真を保存できたので、瞬く間に、人気が出た。

小さなデジカメひとつポケットにあればいいからだ。

デジカメを持っていないという人は、多分ほとんどいなかったのではないかと思う。

デジカメの登場とともに、フィルムのカメラ、そしてもちろん写ルンですも、下火になった。探しても、写ルンですは、もうどこにも売っていないようになった。

そのデジカメも、iPhoneが登場し、それを使う人が次第に増え、さらに真似をした他のスマートフォンも出始め、その充実したカメラ機能で写真は事足りるようになった頃、下火になった。

今から15年くらい前だろうか。

時代の流れというのは突然変わる。

今スマートフォンがどんどん進化しているが、それでもスマートフォンという形をいまだとどめている。

次に何かまた新しいものが出て、この進化したスマホが廃れる時代がやってくるのだろう。

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