暴れ天皇を慰める禅寺「天龍寺」
天龍寺は、前出の南禅寺と同じ禅寺。そして、品格の高い京都五山の一つです。(南禅寺はさらにその上の「五山之上」)室町時代1339年、足利尊氏が後醍醐天皇の霊を慰めるために建立されました。
暴れ天皇「後醍醐天皇」鎌倉時代の朝廷では皇族が2派に分かれて対立していました。そこで、鎌倉幕府が、両者の子孫がほぼ10年を目処に交互に皇位を継承するよう仲介に入ります。それに反発したのが後醍醐天皇です。討幕の計画がバレて島流しにあいながらも、脱出。足利尊氏を従えて、ついに鎌倉幕府を倒します(