見出し画像

苦しんでいるときは分離感がものすごく強くなっている

非二元では分離した自我は幻想であると教えています。


私とあなた、私と世界という分離。これはないのだと。


苦しんでいるときは分離した感覚というのがとても強くなっていて、だからなおさら苦しいという堂々巡りになってしまいます。


そういうときは、セラピーで身体に働きかけをする、そして感情を開放するのが速いです。


苦しい時に、分離した自我は幻想だ、私はいない、なんて聞いても響かないですよね。そこにとどまっていることが難しいです。


じゃあ、非二元について話を聞いたり読んだりしていくことは無駄なのか、というとそんなことはなくて、両方やっていくのが効果的であるように思います。


私はセラピーを学び始めたときに、自分がしていることの位置づけが知りたくて、ネットで調べているうちに現象学に出会いました。それを今も少しずつ学んでいます。そのうちに、エックハルト・トールを始めとする非二元を語る人たちの存在を知り、非二元という言葉をその後に知りました。


同じ領域のことを別の言葉づかいで語っている。


ああ、こんなふうにつながるんだと感動することがあります。


話を元に戻して、苦しいときは外に意識が行きますよね。他人が気になります。


あの人はこうだ、とか、社会が悪い、とか。


そして自分を守らなければならなくなるので、私という感じがますます強くなって苦しくなります。


そんなときは、私は本当はどうありたいか、これを自分に問いかけてみてください。ここがはっきりしていないと、外に意識が行って、人のことが気になって他人の目が怖かったり。


私はこうありたい、というのがわかってくることで、私と同じような他者のあり方も認めることができやすくなります。


自分はどうありたいか。そこにフォーカスすることで、他者の存在がうすくなってきて、そして個の自分(自我)も軽くなっていきます。


深く深呼吸して、中心に私を据えて(置いて)みてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?