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今ごろ旅人になってるはずだった。

あれは2人目の子の小学校の卒業式のことでした。13 年ほど前でしょうか。その学校では卒業証書を授与されるときに将来の夢をひとこと言うことになっていました。それぞれ「プロ野球選手」「保母さん」←今では保育士さんですね、「パティシエ」「総理大臣」などと答えていた中、最後の方で背の高いちょっとカッコよさそうだけどへにゃへにゃした感じの男の子が「旅人」と言いました。式場全体がくすくす笑いで空気が揺れました。少し年長でキャリアウーマンのお母さんは胸を張っておられました。それから十数年経ってその時くすくす笑ってた保護者の一人であるごきげんママ♡も旅人になることを夢想しているとは…

去年の今頃、春に最後の高校生の子どもが卒業したら肩の荷を下ろしてあちこち行きたいと思っていたことをすっかり忘れていました。おうちごはん、おうちトレーニングに読書とnetflix時々仕事プラスnoteという日々に完全に慣れてそれなりに満足して暮らしていたからです。

go to キャンペーンと言われても何も今危険を冒してまでいかなくても、というスタンスでした。

それが急に旅に出たくなったのは58歳で最近パリに移住された方のnoteに出会ったからです。何もこんなに縮こまって生きていなくてもいいんじゃない?結婚以来質素倹約を旨として(教育費以外)過ごしてきましたから多少はゆとりと刺激のある暮らしをしてみたい。あ、刺激は子育て中もいろいろありましたが大体受験がうまくいくかどうか、などという精神衛生上よくないものが多かったので、求めているのは心地よい刺激のことです。

そこでコロナになる前に予定というよりは夢見ていた旅先を羅列してみたいと思います。

【国内】
吉野の桜を見る・・・実家から近いのにまだ見たことがない
宮島・・・英語でガイドをしている友人の一押し
しまなみ海道・・・体力のあるうちにサイクリング
石垣島・・・母に川平湾の色を見せたい
栂池から白馬・・・いつの間にか海より山が好きになっていた
屋久島・・・苔を見に五月に行くはずがキャンセルになった

【海外】
バリ島・・・さくらももこさんの足跡をたどってアマンダリに泊まる
ソウル・・・ドラマに出てくる山を見る
スイス・・・夏に8日間のツアーを予約していたのにキャンセルになった
ウィーンなど・・・ピアノを弾く娘と作曲家の足跡をたどる
サンフランシスコ・・・アメリカで一番好きな街。再訪したい
パームスプリングス・・・ごきげんパパ♡と下手なゴルフをする
パタゴニアとブエノスアイレス・・・自然大好き

厳選すると以上のような感じです。まずは友人を誘って屋久島に行くことにしました。ごきげんママ♡はまだ一人旅と言われるような経験はありません。新幹線で1人で帰省するのがせいぜいです。一度やってみたいけど寂しいかもしれないです。お昼間の1人時間は嬉しいけど夜は家族が帰ってくるのがいつも待ち遠しいタイプです。

それから結構パック旅行も好きです。慌ただしくて自由度はありませんがプロの方からの説明があるのとなにもなくてただ見ているだけでは全然深みが違うと思うからです。サッカーの中田英寿さんも旅先ではプロのガイドを雇うと書いていたのを読んで激しく同意しました。自然を味わうだけなら説明も言葉もいらないので行き先に合わせて決めればいいことですが。

いつかあちこち飛行機とレンタカーで周ったアメリカの旅行記のようなものも書いてみたいと思います。いつも貧乏旅行でしたが楽しかった〜

叔父夫妻は70歳すぎて初めて海外旅行をしてそれ以来何度も行っているようです(今は小休止)人生いつもここから、です。

やっはり旅に出よう!どこかであの時の少年に会ったりして。




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