見出し画像

ウユニ塩湖にはもう二度と行かない

3年前のクリスマスはウユニ塩湖にいました。今はこういう時期なので海外旅行なんて夢のまた夢。そう考えると贅沢な話ではありますが、ウユニへの旅は本当に苦しいものでした。

そのころはアメリカの東海岸に住んでいて、ごきげんパパ♡の積年の希望を叶えるべく娘と三人でボリビアとペルーを目指しました。そもそも空港に行くタクシーの中から不穏な空気が漂っていました。連れて行ってやるという風な夫とついて行ってあげているという風な妻。楽しい旅行になるでしょうか。

まずマイアミで乗り換えてすぐにラパスからウユニへ。飛行機の中で高山病の薬を飲んだのですがいきなり富士山より標高の高い町に降り立った私はめまいと頭痛、嘔吐に見舞われるのです。もう一歩歩くのもつらくかの有名な?塩でできたホテルに着くや否や酸素吸入なしには生きていられない状態になりました。

コカインでできているコカ茶を勧められるまま飲みますが何らよくなりません。当然申し込んでいた星空ツアーに行けるはずもなく、ごきげんパパ♡と娘は上の写真のように満喫してきました。こんなに苦しむためにはるばる南米まで来たのかと恨めしく思っていましたが空港には80歳の日本からの旅行者のおばあちゃまがにこにこ座っていらして驚くのなんの。自分が虚弱体質かと思った瞬間でした。

命からがらなんとか効果写真には写っています。

画像1

昨日たまたま本屋さんでウユニ塩湖の写真と名言の本を見かけ思わず手に取りました。本当はこんなに素敵なところだったのかあ。

よろしければ騙されたと思って試し読みだけでもしてください。本当に美しいのです。私は現地まで行ったのにこの景色を楽しむことが出来ずに帰ってきました。この本だけで十分です。というかこの本の方がいいです。偉人のたくさんの名言にも触れることができます。

曰く

「心が開いているとき、この世は美しい」 ゲーテ

「未来は今日始まる。明日始まるのではない」 ヨハネ・パウロ二世

など。どれもかみしめるように読んでみると人生の景色が変わるようです。

ちなみにその後ペルーに移動して、クスコというマチュピチュの玄関口でもある美しい古都に着いたら高度が少し低くなったこともあり旅を楽しむことができました。

南米は北米とは全く違う文化を持った民族色の強いところ。一生忘れない大旅行でした。海外との往来が自由にできる日が待ち遠しいです。

















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?