声の出し方はその人の世の中への態度がでる

最近やたらと桃井かおりさんを追っている話を友人に話したら、
「椎名林檎さんもいつかのポッドキャストで尊敬する先輩の名で出していたよ。」
と、すぐにその内容を聴かせてくれた。

いつもこの友人にはあっぱれと思うのだが、知識の棚の整理整頓が優れていて、頭の中にこんまりがいるとしか思えない。

話は逸れたが、その内容というと、《林檎さん》「桃井さんの発言は嘘がなく好き。例えば「林檎ちゃんにあんな男紹介したくないのよ、才能ないから。」と、酔っ払って、聞こえてしまう大声で言葉を放ってしまう素直さが素晴らしい。」というものだった。
そんなご馳走ワードもさることながら、林檎さんが桃井さんの真似をして発言されているのもことさら美味しい。

その派生でインタビュアーが「たまたま同じ店に居合わせ、姿が見えない状況でもパーテーション越しにお二人の声が聞こえたら、すぐにバレてしまう声色ですよね。」という質問に対して、林檎さんは「声の出し方ってその人の世の中への態度がすごく出るじゃないですか。すなわち、口の開け方で口のフォルムができてくるから、4、50代になると口を見ればその人の品性ってすぐに分かりますよね。」とおっしゃった。

なるほど。品性とは嘘のない正直さをいうのか。
ならば、年を重ねれば重ねるほど面倒なことはいらなくなるから、欲しくて手に入るものではないのがエレガントなのだ。
…欲しい。

品性が身につくなら長生きへの期待も増える。
と同時にどんな嘘をついて、どんな本音を隠そうと思う天邪鬼なのでした。



お賽銭箱。あなたに徳が積まれ瞬間を嬉しく思います!ありがとうございます!