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ヒマが嫌いな接客マイスター~100人インタビュー27人目 任真利菜ちゃん

「インタビューされたい」と胸に秘めている人は多い。
100人インタビューはそんな願望に応える企画であるのと同時に、点と点を繋ぐ役割も担っていると勝手に自負している。

インタビュー希望者は公式LINE➡https://lin.ee/qbmp3HDに「インタビュー」とメッセージを。現在希望すると来年春ごろのインタビュー予定。(映画の公開みたいに先すぎるw)

#027
ヒマが嫌いな接客マイスター~任真利菜ちゃん

27人目のインタビュー相手は 任真利菜ちゃん。
都内で会社員をする彼女だが、その領域に留まらず複数の肩書をもつ。

この間「任さんって休みの日、何してるんですか?」って質問に困ってしまってん。会社員してるんだけど、土日は飲食店でバイトして、さらに通信制の大学にも行ってるから、わたしに休みってないねん!

多忙すぎる。飲食店のバイトはなんで始めたの?

彼氏と別れて土日ヒマになったから(笑)
で。バイトしてたらお金が貯まってきたから、ずっと学びたいと思ってた心理学を学ぼうと大学に行き始めた。

バイト先はなんで飲食店だったの?

もともと大学生のころにバイトしてて。楽しかってん。
コロナ前は平日夜もシフト入れてたんだけど、なくなったから来週から違う飲食店でもバイトすることにした。

へっ?平日昼間は会社員。平日夜はバイトA。土日は朝の9時から夕方の17時半まで大学講義。そしてバイトB。
それって、疲れないの?

「疲れる」とか「忙しい」より、「ヒマ」の方がしんどいわ。
ヒマな生活をしたことがない。3回転職してるんだけど、それまでは21時以降に帰るのが当たり前で。今はホワイト企業だからさ、定時に終わっちゃうとヒマなんよね。

「疲れる」とか「忙しい」より「ヒマ」がしんどい――名言に認定しよう(笑)

天職は飲食店のホール

人生で一番楽しいと感じたことはバイトかもしれない。高校生のときに初めて飲食店でバイトして「お金ってこんな簡単にもらえるんだ」って思ったんだよね。皆よくお金を稼ぐことは苦労することって言うけど、まったくそんな風に感じなかった。

にんまりは接客業を「普通にしてたら出来ること」と表現した。学生が選ぶアルバイト先として、接客業は人気No.1だろう。でもそれは身近であるからであって、「誰でも出来るから」でもないということが経験者なら分かるだろう。

なんか店員さんってムスッとしてない?
バイト先の上司にも「接客できるひとは任さんくらい。ほかの人はこなせるけど、接客じゃない」とまで言われた。

にんまりが接客上手なのは、彼女の素直さというか、率直さに要因があるのではないかと感じた。

というのも、インタビュー中こんな可愛い会話があった。

今一番興味があるのはお金の勉強。
「経済を回す」「お金ブロックを外す」という教えを信じて、使い切るどころかむしろマイナスって生活を送ってたんよ。
でも、それって大丈夫なのか?って立ち止まって、お金のことを学び始めて、「1年生活できるくらいの貯金は持っておいたほうがいい」って考え方があることを知った。

逆に新しすぎるw

バイトしてたらお金って余るじゃん?でも使い切らなきゃいけないと思ってたから、お母さんや弟に欲しいものがないか聞いて、買ってあげてたりしてん。

そんな無理に使い切ろうとしなくても(笑)
「ストックがあったっていいじゃない。保険をかけたっていいじゃない。」という私の生き方とは正反対で、疑いなく素直な様が人々を安心させる。彼女の接客が評価されるのは、そんな人間性が所以なのかもしれない。


「プロフェッショナル~仕事の流儀」のオマージュとして、この100人インタビューでも毎回同じ質問をして締める。

あなたにとってあなたとは?

運を天に任せる女。
母親の旧姓が「運天」で、父親が「任」だから、最近テッパンでそう答えてる。

そのこころは?

生まれてこのかた、運が悪いと思ったことがないんだよね。
転職活動がうまくいかないときも、前の会社の社長が、知り合いの会社を紹介してくれたりして。

運を味方につけて、これからどんなことするの?

副業したいって思ってるんだよね。
これからは”個”の時代だろうし。わたし東日本大震災のときに新卒就職だったんだけど、「震災で仕事がなくなっちゃっいました」って言われたのよね。だから「会社は守ってくれるところではない」って意識もすごくあって。

それはそれは。

あと小さいころからずっと「社長になりたい」ってのが将来の夢で。母親にもずっと「あんたはなれるよ。いつ起業するの?」って言われてきたから、たぶんなれると思うんだ。

にんまりは根が明るい。インタビュー中に「人生で失敗だとは思ったことがない」「後悔してることはない」とたびたび口にしていたように、彼女の考え方が彼女の道をこれからも明るく照らすのだろう。

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