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マリエの走り書き

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現実とフィクションが入り混ざった短い走り書きや、ちょっとしたエッセイなど。
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2019年10月の記事一覧

境界線を越えてゆけ〜空き地で見た映画と、タイムラインと美しさの話。

落ちていた。ひどく頭痛がする。 沈んだままの気持ちは、昼過ぎのベッドの中でずっしりと重みを持ったまま、一向に浮かんでくる気配がない。 こんな日ばかりが続いている。 夏の太陽が忘れ物をとりに来たかと思えば、 突然の木枯らしと、置いてけぼりにされたような気持ちにさせる秋の匂い。 だがどうやら、夏の太陽はまだ忘れ物を残しているらしい。 懲りないやつだ。 万人にわかる正しい言語で、テレビの中の天気予報士がそんな内容を告げている。 こんな気候じゃ調子も狂う、と文句も言いたくなる