スパーズ今夏の移籍市場(ローン+買取OP多すぎない?)
こんにちは!
ついにプレミアリーグが開幕しました。また平日の明け方に一喜一憂する日々が始まるわけですね。ヒリヒリします。
並行して、移籍市場は8月末まで続きます。
スパーズの移籍関係は、パラティチが就任してから煙幕と交渉相手が多すぎて、追うのが難しくなりました。
その中で、既に成立したものも、そうでないものも、やたら今年はローン+買取OPの動きがみられます。今回の記事は、それについてぽろぽろ呟いていたのをまとめようと思って書きました。通貨単位を合わせるのがめんどくさくて仕方なかったので、思い切って€表記に合わせました。イングランドなのにね。
ローン+買取OPによってどうなるのか(CF)
わかりやすい方から書きます。
スパーズにおけるここ数年の移籍収支はこんな感じ。(21-22シーズンは8/13現在)
※元データは皆大好きtransfer markt(最近日本語版ができた)
これは、分割払いとかローン+買取OPとか考慮せずに、収入も支出も取引があった年に100%立てている簡易的なものです。
今年は今のところ3人獲得していますが、ゴッリーニは0円ローンなので置いておくとして
・ヒル:総額€25M
・ロメロ:総額€55M(2年目以降買取OP発動の場合。1年目はローン)※
であり、上の表では21-22年度の支払として合計の€80Mを見込んでいます。
ただ、ロメロはローン+買取OPなので、実際は今年度支払は立ちません。そうすると、上の表も21-22シーズン収支は€▲50.8Mではなく、€+4.2Mになりますね。€55Mを来年に先送り。
※ロメロはパフォーマンス給よくわからないので、どうせいいパフォーマンスできるだろういうことで50ではなく55にしました
ローン+買取OPによってどうなるのか(PL)
続いて帳簿上の見え方です。
去年、直近6年スパーズの移籍を見て、減価償却テーブルを作るという暇人の極みみたいなことをやったので、手元に移籍収支データがあります。
それに同じく、現在決まっている方々を当てはめてみました。
PLベース(実際の支払いや手持ちのお金とは違う、帳簿上の費用)だけど、21-22は大したことない。ていうか、
帳簿上、今年度は3人獲得してこれしか費用が立たない。(21-22シーズン=今年に€5M、来年から€16M。6年繰り延べで計€80M)
これも、ロメロがローンだからです。ここでは、
・ゴッリーニ→買取OPはあるようだが取るかは未定(カルロスヴィニシウス方式)なので€0M扱い
・ロメロ→買取を前提とした買取OPを組んでいるよう(ロチェルソ方式)なので、22-23年度から€55Mが計上スタート扱い
で計算していますが、実際の支払いだけではなく、財務諸表に与えるインパクトも少ないことがわかります。
そんな支払い先送りして大丈夫なの?
ロメロの先送り€55M、いろいろあってゴッリーニも買い取ったら+€15Mになるので、そんな先送りする?って一旦不安になりますよね。リボ払い・ツケは怖いから絶対やめろってどこかで教わるものじゃない?
普通に考えて、来年になれば収入の見込みがあるってことだと考えられます。簡単に思いつくのは4点。
①スタジアム収入
今年からお客さんが入るので、コロナで下がっていた来客収入が戻ることが想定されます。新スタになってから収益率は大幅上昇しているものの、コロナの影響でまだその真価を発揮できていません。
※見よ!この爆上がりを!!
これだけ上がって、客足も戻るとどうなるだろうか?
前回の記事で貼った収益推移を再掲します。
20年度は392しかなかった売上高が461相当に戻って、さらに収益率がさっきの折れグラフみたいに上がるわけでしょ?結構いける気がします。
※これは帳簿上の収益だから、実際に入ってくるお金とは違うけど、イメージです
※いっこ注意
19年度はCL準優勝、今年はECLなので、来客以外の収入は減ります。大体CLのround16敗退≒ECL優勝くらいの賞金なので、優勝すればそんなに問題ないけどね。優勝すれば。
②誰かの移籍金
ケインの動きはもうそれぞれが頑張れとしか思わないのですが、来年放出するのであればそれなりの見込みは立ちます。
③スタジアムイベントができる
①と同じですが、スタジアムが稼働できるようになると、試合以外のイベントも開催できるようになるはずなので、新収益も増えるかもしれません。
④新しいスポンサー
この前、トレーニングウェアのスポンサー?が新たに決まっていましたね。あとはずっと言われているネーミングライツ?全然動きは見えませんが、見込んでいる可能性はあります。
未来よりも気にした方がいいこと
さて、今年度の状況を簡単に見てきまして、たしかにロメロは高額投資だし、これからの獲得放出も気になる…ところなのですが、お金の推移をみるとどうしても気になる年度があります。
19-20年度の選手獲得への投資やばくない??
額も大きいし、24-25シーズンまで費用影響があることが既に確定している。
エンドンベレ(€60M)、ロチェルソ(€48M)、ベルフワイン(€30M)、セセニョン(€27M)、クラーク(€11M)
の皆さんだよ!
2シーズン目、今季はぜひぜひこの世代にも頑張ってほしいなと思います。今いる戦力を活かすことはとても重要。
おわりに
今回の移籍市場は報道が多彩すぎました。そしてイタリア系のまあ多いこと。
あまりにも色々な記事が多すぎて、私は蘇寧Zhang会長の生涯を調べたり、テンハーグを10人並べてTen hagとか言ってるツイートを友達に拡散したり、ロマーノさんをブロックしたりしている間に、何を見るべきかわからなくなってきたので、途中からはもう各リーグのマスコット特集とかだけを見ておりました。
わからないことも多いけども、適当に報道を楽しみながら状況を追いたいですね。
今回は以上です!
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