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【読書】まんがでわかる 7つの習慣 フランクリン・コヴィー・ジャパン(監修)

 おはようございます。今週は、世界的に有名な『7つの習慣』のまんが版を読んだので、それを紹介します。

 正直、これを読み終わってみて、自分の愚かさに愕然としました。というのは、『7つの習慣』の本自体は、おそらく10年以上前に以前勤務していた会社で配布されていたように思い出されます。その時は、読んだのか、読み切れなかったのか、ハッキリと覚えていないのですが、本を読むことは自分には無理だと思っていたし、その当時は仕事がとにかく忙しくて本から何かを得ようと思うことすらなかったように思います。

 今、自分自身がこれからどのように生きていけばいいか、わらかない中で、再び『7つの習慣』の本と出合っていたのですが、なかなか読み進められずにいました。しかし、生活していく中でよく耳にするようになってきて、これは読むべきと思い、今回はまんが版ではあるのですが読んでみました。

 そして、どうして今までこれを読んでこなかったのか、人生に迷うのはこの7つの習慣が欠けているからだと気づき、ここが人生のスタートになると感じる1冊になりました。本当に気づきの多い内容で、もしも、読書が苦手という方は、まんがからでも読んでみると価値に気づけるかもしれません。最近は、子ども向けにも書籍が発行されたりしていますが、まさにこの7つの習慣が人間の基礎であると言っても過言ではない、元の『7つの習慣』の翻訳に携わっておられる、ジェームス・スキナー先生もこれを日本に広めるべきだと感じたのが、今やっと理解できました。ここが人が人生を歩むためのスタート地点になれば、本当に人生が豊かになると確信しました。

 ですので、私はこの本を読み終えてから、『7つの習慣』のオーディブルを購入しました。今週から、オーディブルで聞きながら書籍を片手に熟読していくことにします。私がこれまでに気づいてきたこと、悩んでいること、すべてがここに集約されていました。よく、「色々な自己啓発の本はあるけれど、結局のところは7つの習慣さえ読んでいればいいし、そのほかは特に読まなくてよい」、と言われているのを聞き、その時は何となくそうなんだなーとしか思っておらず、ここも自分の傲慢さがあったなと、大いに反省しました。どれだけ自分自身が自分の視点でモノをみて、理解したつもりになっていたのか、反省しました。

 内容に関しては、気になったところをピックアップします。

・人生を豊かにするためには、人格を磨く必要がある。謙虚、勇気、正義、勤勉、節制などの発想において、真に価値のある人間になることで、成功と幸せを手に入れられる。

・知識(なぜするのか→行動の意義を理解する)、スキル(どのようにするのか→効果的な方法で実行する)、意欲(習慣にしたいという思い→自分が変わろうと努力することを誓う)の3要素が、人格を高める行動となる。

・人は誰しも、過去の経験や知識を参照して世界をみている。自分が客観的に見れていると思っていても、物事を自分が見たいように見ている。見たものから、行動を起こし、そこから結果を得る。そのため、最初の物の見方に変化(パラダイムシフト)を起こさないと結果に変化は起こらない。自分自身を内側から変化させることが何より大切。

・様々な事象は、自分自身で選択した結果である。それを自覚することを意識できれば、率先力が身につく。率先力は、自らの責任で行動する力。自分の率先力の影響で、相手も変わるようになる。

・自分の関心の輪と、影響の輪を理解する。関心の輪は、興味はあっても自分にはどうすることもできない範囲。影響の輪は、自分が大きく影響できる範囲。最初は、小さな影響の輪から始めていき、段々と大きくしていくと良い。最初から影響を及ぼせない、関心の輪ばかりにやきもきしていても始まらない。自分の影響の輪がどこまでひろがっているのか認識することが大事。

・自分が主体的に動くこと、すなわち、行動すること。行動は自分で選択できる。ただし、その結果においては、どうなるのかは選択できない。だから、結果に一喜一憂してはいけない。できることは、ひたすら行動をして、行動を変化させていくことだけ。自然と結果は変わっていく。

・主体性の本質は、自分自身や人との約束と約束に対する誠実さである。また、普段から主体的な言葉を使うこと。「私は~する」「私は~を選択する」のように、自分以外の誰かを主語にするのではなく、自分自身を主語にして話すようにする。

・自分の人生の終わりに向けて、自分自身を導くリーダーシップが大事。マネージメントは大事だが、マネージメントはリーダーシップがあって初めて効果を発揮する。まずは、人生の目的を考えること。自分の人生の脚本を作る責任を自覚し、将来を想像し、内側にある良心に従って自分の価値観をベースにした脚本をつくる。そうすれば、必ず自分だけの人生が見つかる。人間独自の力、『自覚』『想像力』『良心』の3つが大事。

・自分の人生の目的を考える見出すには、生活の中心を考える必要がある。自分ができることは何か、自分が大切にしていることは何かをはっきりと意識すること。それができれば、日々の言動にぶれがなくなり、人間としての安定性が増す。そうすれば、「自分」をより強く自覚するようになり、相手との違いを尊重しつつ、自分らしく振舞える。ただ、漠然と未来をみていては始まらない。自分の生活の中心を自覚し、行動を変える意識を持つ。

・自分の生きる『価値観』は何か。公正さ、誠実さ、勇気などの原則は、普遍的で価値を失うことがない。その原則に従った価値観であるかどうかが大切。原則に照らした具体的な行動選択が、自分にとっての「正解」なのだ。選択に後悔しないこと。

・人生のキャッチコピー「ミッション・ステートメント」を持つこと。自分がどうありたいか、自分の人生では何が大切で、どうなりたいのかを宣言する。自分の中で大切にしたい価値観、中心に置きたい原則そ言葉にしてみる。また、自分の様々な役割(母、妻、娘、友人、上司、部下、、、)での、「ありたい自分」を書き出す。どんな場面でも、一貫した行動をする自分のイメージを強くすることができる。

・人間の活動において、優先事項を優先するということ。人は、『緊急性が高く、重要度が高い』ものに、まずは時間を割く。しかし、これは忙しく疲れやすいことなので、人はすぐに対極にある、『緊急性が低く、重要度の低い』無駄な時間に逃げ込もうとする。(テレビやネットを見る、ダラダラゲームをしたり、スマホをみたり)大事なことは、優先事項が何なのか。人生を豊かにするのは『緊急性は低いが、重要度が高い』ことにどれだけ時間をさけるかだ。(人間関係作り、仕事や勉強の準備や計画、健康維持や自己啓発)『緊急性が高いが、重要度の低い』ものに関しては、自分でなくてもできることがあるため、自分の原理に従って考えれば、迷いなく誠実にNOと言える。

・自分の役割(母、妻、経営者、娘、地域の一員など)ごとに、1週間の目標を2、3個ずつ考えてみる。目標は、『緊急性は低いが、重要度が高い』ものを中心に考える。そして予定に組み込む。予定の込み具合から、翌週への予定にしても構わない。ただ時間管理に追われるのではなく、自分の人生において何が大切か、自分がどうありたいかということを意識した目標を設定することで、それを優先して行っていけばよい。もしも、予定がこなせなかったとしても、優先すべきを優先できていればよいのだ。

・時間がない場合は、人に任せることも考えよう。その場合は、①望む結果(任せた結果、何を達成したいのか)、②ガイドライン(守るべき基準やルール)、③リソース(達成のために使える人員、資金、技術、組織など)、④アカウンタビリティ(成果を評価する基準や進捗の報告を求める時期、評価を行う時期など)、⑤評価の結果(良いことも悪いことも、評価の内容)について、具体的に決めておけば、問題なく人に任せることができる。これらを明確にしておけば、人は任せた人を信頼し、自分が考える最良の方法で成果を目指す。結果に対して責任を持ち、成長のきっかけをつかむことができる。

・勝者がいれば、敗者がいる、という考えは正しくない。両者がともに、勝者となるWin-Winが正解である。長期的な信頼関係の中では、自分のWinを求めて相手に対して誠実に気持ちを伝える「勇気」と、相手にWinを与える「思いやり」が、Win-Winを成立させるために必要な資質だ。それが難しいと感じる場合は、No Deal(取引しない)の選択が理想となる。互いの価値観や目標が明らかに違うなら、取引を降りる。信頼関係を維持できていれば、次の機会に協力できるからだ。

・Win-Winが理想だと思う人には「豊かさマインド」が欠けている。まさに、「欠乏マインド」。人の成功を「おめでとう」と称えながら、内心では嫉妬している。「幸せの量は決まっていて、誰かがひと切れると、自分が損をする」という発想。豊かさマインドとは、「すべての人が満足することは可能だ」という発想。幸せの量は一定ではなく、新しく作りだしていけるという考え方。

・Win-Winの達成を支える5つの柱。①人格(基礎となる自分の人格が充実している)、②関係(お互いの信頼関係が強く結ばれている)、③合意(双方の合意がなされ、実行協定が成立している)、④システム(関係を継続する仕組みが円滑に機能している)、⑤プロセス(結果に至るための望ましい過程をたどっている)、この5つの柱があって初めて実現する。

・人間関係を充実させるには「信頼口座」の残高を増やすことが大事。人からの信頼とは、あたかも銀行口座のように増減するもの。久々にあった友人に打ち明けられるのは、お互いに長年培ってきた信頼口座の残高が十分高いからだ。信頼口座の貯えを散財している人は、いつまでも尊敬されない。信頼残高を増やす方法は、①相手の価値観や重視していることを本当に理解しようとする、②小さな思いやりや礼儀を大切にすること、③約束を守ること、④お互いに期待することを明確にし、誤解を生まないようにすること、⑤誠実さを言動で示すこと、⑥あやまちは心から謝ること。

・相手を理解しない人は、理解してもらえない。「共感による傾聴」というスキルが必要。共感による傾聴とは、相手の目線で話を聞き、心の底から誠意をもって相手を理解しようとすること。相手が「何を言ったか」ではなく、「どう感じたか」に耳を傾ける。

・話を聞くときは、自分の経験で解釈するのではい。自分の人生を参照しながら、人の話を聞いてしまう態度は、評価しようとする聞き方になる。自分は相談に乗ってあげたと思って満足できるが、肝心の相手は話を聞いてもらったと感じず、気持ちを分かってくれたとは思えない。傾聴のスキルは4段階ある。①話の中身を繰り返す、②話の中身を自分の言葉に置き換える、③相手の感情を反映する、④自分の言葉に置き換えつつ、感情を反映する。

・コミュニケーションの目的は、最終的には、自分を理解してもらい、相手の行動を引き出すことにある。理論武装して相手を説得しようとしても意味がない。相手の心はよりかたくなになり、お互いのメリットになるような行動を促すことは難しい。その人を信頼するのは「何を言ったか」ではなく、その人が「どういう人物か」で決めている。周囲と良い人間関係を築いておくことで、初めて正しいことを「正しい」と認めてもらえる。普段から、いかに相手の目線で世界を見ようとしているかに尽きる。相手から自分がどう見えているのかを考えて、書き出してみよう。どんな振る舞いをすれば、良い関係を築けるか考えてみる。

・そもそも人は、違う経験をして、違う人生を生きているのだから、考え方や見方が違っていて当たり前。人との違いを率直に認め、自分の弱点を相手に敢えて見せるくらいの方がいい。自分の考え方や能力の限界を認め、相手の長所から学ぶ。相手との「違い」を尊重するようにすると、お互いになっとくできる。

・お互いが妥協をした場合だと、互いの理解したところからしか、結果は得られない。しかし、互いに認め合っていれば、お互いのすべてを利用しさらに大きなシナジーが生まれる。一人では生み出せない大きな成果をもたらす。シナジー的コミュニケーションでは、どちらも当初は考えていなかった案が生まれる。対立する意見のどちらかをとるのではなく、両者の意見を活かした新しい案、双方が得をするWin-Winになる。妥協とは、相手の無神経さ、愛情のなさを認めたことになり、あとの争いの種になる。たとえどんな相手と衝突することになっても、自分は自分の原則を守ることだ。自分の人生をどう生きるかは、自分の問題だ。どんな相手に対しても、違いを尊重シナジーを創り出せる。そう信じて根気良く接することで、信頼度も協力度も高い人間関係を結べる。

・自分自身が鍛えられ、自分の価値が高まれば、そのぶん人の支えになることもできる。人の支えになれば、また新たな自分の価値に気づく。こうして自分の活動自身がシナジーになる。

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・人が人の偉大さを認めるのは、情熱あふれる行動や、大きな貢献を見たとき。人を動かす存在感、魅力、カリスマ性を身にまとっている。自分の心の声を発見し、気づくことができれば、生きる使命を見出せる。才能を活かし、情熱的に、満足しながら、良心にも適う誇れる仕事ができるようになる。そういう人は、自然と周囲を巻き込んでいく。自分で自由に行動を選択する力、誠実さ、公正さ、経緯など、普遍・慣例的なベールで覆って本質を直視するのを避けたりせず、自然に従うことが大切。頭を正しく使い、身体を健全に使う、ビジョンを抱き幸せを追求する、バランスのとれたコミュニケーションを行う、これらの能力を人は生まれつき持っている。これらの能力を適切に用いることで、「自分とは何者か」が心の内から聞こえてくる。

 はい。長いですね。すみません。この7つの習慣に関しては、本当に心の底から体得したいと感じました。ですので、アウトプットをたくさんしてみました。読んだことない人、知らない人にも、これを読んでもらえれば大枠がつかめるかと思います。気になった箇所が一つでもあれば、ぜひ書籍の購入をおすすめします!

 ということで、だいぶ長くなりましたが、私は今週、心の旅にでかけます。すでに火曜日ですが、noteをお休みして、本当に自分がありたい姿、自分がどう生きたいのか、人生の目的を考える時間に朝の時間を使いたいと思います。いつもnoteを書くことに必死になっていたので、もう少し自分と向き合わないと、ただnoteを書くだけになっている自分がいたなと感じています。来週の月曜日から再開します。

 また、次回をお楽しみに!良い記事を書けるようにチャージします!それでは、また次回~^^*

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