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あくねこ4章 考察

メインストーリー 4章


このnoteについて。

明らかになったベリアンの秘密
飛び抜けて癖やアクのある人がいない(笑)、バランスの良い1階執事達(穏やか担当階と思っていた...‼︎)に、暗雲をもたらすことになりました...。

現在、『使命』読み終えた時点での感想と考察をしています。あくまで個人的なものですので考え方の違い等多々あると思いますが、一個人のものなので温かい目で読んでいただけると幸いです。(2023.11.25)

『使命』ベリアンの考察

ベレンに対しては、たくさんの思い出・助けてもらった恩・尊敬・同じ時代を生きた友人・勿論対天使への情報がある可能性...があります。

そして1度悪魔化を止めるという決断をしてしまったからには、それを解くことは、イコールベレンを亡くしてしまうというリスクを伴います。しかし、自分が悪魔化から救えるのは1人だけ...。1人をキープし続けてる間、他の人は見殺し(言い方悪いですが)するしかないのです。

何故ベリアンは自分の能力について黙っていたのか考えてみました。
これは想像ですが、言えば必ず不穏を招くことを理解していた(経験していた)、勘づいていた、恐れていたからではないかと思います。
ベリアンにとって執事達は家族のようなものです。しかし、それぞれに大切に思う執事はいたと思います。そんな彼らから、〇〇さんを救ってくれないかと懇願されたら...。断るのか、ベレンを見捨てるのか、という選択に迫られます。
どの結果を出しても必ず誰かが悲しむことがわかっていたから、もしくはその選択肢を恐れて避け続けたから、ベリアンは隠し続けていたのではないかと思います。
(両者かもしれません....。)
前者の場合(分かってて言わなかった場合)、伝えた場合の混乱を理解していると思うので、それなりに覚悟は出来ていると考えます。
後者の場合(目を逸らし続けていた場合)、考えることを避けてきているので、実際目の当たりにしたら狼狽えるのではないかと考えます。
言葉の端々から、ベリアンは前者ではないかなと思いますが、それにしてはロノの反応に狼狽えているなとも思いました。それだけロノのことが大切だったとも捉えられますが...。

どちらにせよベリアンの背負うものが重すぎて、それこそ人を救ってるはずなのに悪魔のような能力だな、と思いました...。

ここからは2部を読んでないので言及は今はしません。

『使命』ロノの考察

言葉の端々から、バスティン、ベリアンを本当の家族のように思っているのだと思います。

過去の話から、兄弟が多く面倒見が良かった性格であることは伺え、また、食べ物に困ってる人々に時々炊き出しのようなことをしているようなので、人を助けたい気持ちは人一倍強いのだと思います。

普段の食事についても、残す人や好き嫌いの激しい人に対して文句を言うだけでなく、どうやったら食べてもらえるかを考え工夫し、それが結果相手のため(健康で元気でいられる)になると考えているのだと感じます。

バスティンが悪魔化した時にベリアンが諦めるような発言をしたことに対し、たぶんずっとモヤモヤしていたのだと思います。
今回、その理由が明らかになり、バスティンではなくベレンを助けるためだったと知り....バスティンの命が軽く扱われたように感じてしまったのではないでしょうか。そこにどんな理由があれど、頭では理解してても感情が追いつかない....。ロノにとってベレンは知らない人で、思い出も何もない。かたやバスティンは同じくらいの時期に悪魔執事となり、同室であり、ライバルであり、友であり、自分がキッカケで悪魔化した家族でもある(あの場面でやられたのがロノだったからバスティンは悪魔化したと思っています)わけです。
ロノの中での天秤は俄然バスティンに重くなるのは当然ですが、『なんでバスティンじゃなくてベレンなんですか』と思ってしまう自分にも嫌気がさしているのではないかと思います。そこがロノの良いところな気もするのですが...。
そんな気持ちをベリアンに察されたくないので(苦しませるのはわかっているから)(その時点でロノにとってベリアンもかけがえのない人)、顔を合わせるのが気まずいというか怖い....口走ってしまいそうな自分がいるのではないでしょうか。だから冷静に、理性の頭で『ベリアンさんを否定しない』と関わりを持とうと思っていても、すぐに出来るようになるほど簡単なことではなく....。
また、これは脱線になるかもしれませんが、『もしバスティンの立場が自分だったら、自分はベリアンさんを許せるのか....』といった葛藤もあるのかもしれません。

『使命』バスティンの考察

ある意味渦中の人物でありながら、たぶん1番冷静にこの出来事を見ている気がします。
ベリアンの秘密を知った今、あの時のベリアンの選択に傷ついたかは読めませんが、たぶん本当にバスティンが言うように、ベレンを選べと言ったのではないかと思いました。
悪魔執事となること、仲間を失うこと、に対して1番覚悟ができてるのは、バスティンなのではないかと思いました。
ベリアンに対して思ってるのは、本人も言ってましたが、家族と思っていながら真実を同室者にも話さなかったことがこの混乱を招いているということ...。それはベリアンの思いやり(知ってしまう苦しさもある)でもあると思うわけですが...
本当にバスティンは物事の本質をつくなと思います。


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