2013.03.26 弾丸静岡 ⑦

高校生たちが集まってきた。
静岡学園のＣチーム。

練習試合前、リラックスしてボール回し。

笑顔もある。楽しそうだ。

コーチが現れた瞬間、雰囲気が一変。
全員が走って集合。
挨拶・返事の声が違う。半端なくでかい。

アップ開始。
リフティング、ドリブル、フェイント、ストレッチ。

１人１人が、ボールと自分の世界に入っている。
ボール回しの時と雰囲気が違う。
笑顔なんて無い。
戦いに臨む人間の顔。

試合は、静学が終始ボールを支配していた。

新陽高校も、北海道から移動の疲れを見せることなく、よく走っていた。

下のグラウンドには、また別の高校生たちが集まってきた。

「あいつら何年生ですかね？さっきの１年生が飯食って戻って来たのかな？」

「違うでしょ。皆でかいもん。さっきの奴らよりオーラあるよ。３年生じゃない？」

「自分、突撃してきます！」

近づくと、確かにでかい。
新入生たちと雰囲気が全然違う。

つづく

熱病ﾌｯﾄﾎﾞｰﾗｰ OMA