2011.11.17 雑草魂
誰もいないグラウンド。
自分とボールだけの時間。
裸足でボールタッチの感覚・感触を確かめる。
テクニック・ファンタジーを追求する。
リフティング
ドリブル
フェイント
ターン
etc.
ボールコントロールの質と精度を突き詰めようとすればするほど欲求が高まる。
「もっともっと上手くなりたい」
ど素人だった中学生たちがどんどん上手くなっていく。
気持ちも伝わってくる。
「OMAさん、この技見て下さい」
「OMAさん、○○見せて下さい」
「OMAさん、勝負しましょう」
嬉しい言葉をかけてくれる。
だからこそ、下手なプレー・中途半端なものは見せられない。
中学生たちとともに、自分自身も成長しなければ。
いつか超えられてしまう時が来るのだろう。
元プロ選手でも何でもない自分なんか早く超えてほしい。
でも、超えられたくない。自分の中にも雑草魂があるから。笑
一緒にやれる時間は限られている。
長くても中学の3年間だけだ。
今はただ、日々の練習をとにかく必死に、選手・指導者という垣根を越えて、刺激し合いながらお互いに成長していくのみ。
FIBRA FC
濱田さん blog
【いつまでもチームの一員ではいられない】
君達はこのチームから出ていく。
次のチームが待っている。
そして上を目指す者は、テスト・セレクション・練習参加等の、一発勝負の場をくぐり抜けなければ道は閉ざされる。
チームではなく、個としての評価だ。
ほとんどの選手はテクニック、個人技はあくまでベースだ。
それ以外の武器、何で勝負するのかを持っていないと、自信を持ってプレーすることは難しい。
自己主張できない選手も無理だ。
フリーなら大声とジェスチャーで呼び込んだり、裏に抜けて欲しいと要求したり、当たり前のことをもっと。チーム内でなら、その選手の特徴やチームスタイルがわかっているから、アイコンタクトでも出きるけど、一発勝負の場ではそうはいかない。
ボールなんてまずもらえないよ。
一歩外に出たら何もできない選手だよ。という話を最後にした。
すべての選手はここから出て行く。
ここから出たときにサッカー選手として何ができるか。
彼らの意識を変えていく必要がある。
そう強く感じた。
あとはモチベーションの話。
落ちてきている選手がいる。
ボールを蹴り続けてモチベーションを維持していくのは難しい。
本を読んだり、TVを見たり、パソコンを見たり、情報を入れて、それをエネルギーに変えろ。
「人と同じことをやっていても勝てないよ」
中学生たちに言うように、自分自身にも言い聞かせる。
生徒たちが帰った後のグラウンドは、自分だけが成長できる場所。
自分自身の心と、ボールと、真剣に向き合える時間。
自分の中の雑草魂が今日も叫ぶ。
「もっともっと追求しろ」と。
熱病フットボーラー OMA
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