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2012.07.16 山梨遠征 ②

2日目。

vs北杜高校
vsトラベッソ
vsVF八ヶ岳

我がチームではテクニックとアイデアを追求している。
皆、「巧さ」に飢えている。


が、この遠征で選手たちは何を感じただろうか?


足ごと刈られるような深いタックル。
ラグビーのような激しい体のぶつかり合い。
格闘技のような殺気を帯びたゲームの雰囲気。

「巧さ」を出す前に「激しさ」と「強さ」「速さ」に潰される。

「戦う」とはどういうことか?
肌で感じた(感じさせられた)だろう。嫌でも。

追求しているその「巧さ」は何のため?

今日、Aチームは1度もゴールを奪えなかった。何点も奪われた。
今の自分が、このチームが、さらに前へ進むためには、この悔しさを乗り越えなければならない。


10歳でスペインに渡り、現在もアトレチコマドリードのユースに所属している宮川類くん(高1)とも対戦できた。

ナショナルトレセンに選ばれるほどの選手のテクニックとアイデアも体感できた。

信念とこだわりに満ちた熱い指導者から魂の言葉をいただくこともできた。

2日間、なかなかできない経験をさせてもらった。
遠征に関わって下さったすべての皆さんに感謝。
ありがとうございました!


最後に生徒たちへ伝えた言葉。
「皆が好きなサッカーをやれているのは何故?何よりも、親に感謝しなさい」




静学 blog

【本当に強くなる時】

3年生が卒業に際して、「送る会」などで「3or6年間、自分より早く起きて弁当作ってくれて、忙しいのに車で送ってくれたり、お母さん本当にありがとう」と選手が言う。

だが、1つ、「夜遅くまで汗水たらして働いて俺の夢へお金を使ってくれて、気にするな一生懸命頑張れって言ってくれたお父さんありがとう」という父への感謝の言葉はなかなか聞けるものではない。

さらにずっと思って来たことだが、一番大切なのは、口で感謝を述べるだけでなく、
常日ごろから、毎日、行動で示すことだ。

起こされないと起きなかったり、苦労している親とのだんらんの時間にメールをしたり、送り迎えの親へ「ありがとう」さえも言えなかったり、苦労して稼いだ金を、ゲームにブランドに遊び服に女遊びに使ったりなら、その感謝はただの儀式だ。

そもそも感謝すべきは、父母ともどもだ。お母さんしかいない場合、お父さんしかいない場合は、その感謝への思いやりの行動は幾倍にもなる。

感謝を示すのは、今であり、それは行動で示すものだ。

そんな選手が増えた時、いよいよこのチームは素敵なチームに、観る人を魅了するチームに、真の強さを持ったチームに前進する。




熱病フットボーラー OMA

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