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ここでひとりシエスタを

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学級新聞の魂と、気ままで独りよがりな読みもの。 不定期で自由にこちらのnoteもしくはネットプリントにて配信しています。
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2020年4月の記事一覧

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ポロシャツと台湾女子  ポロシャツというアイテムには昔から好意を寄せていていました。好きだった少女漫画の中に登場する女の子の制服の着こなしが可愛くて、高校生のとき夏はもっぱらユニクロのメンズポロSサイズをダサい指定スカートに合わせて。左胸にはアメリカアニメのキャラクターのアップリケを母につけてもらい、オリジナルのポロシャツとしてカスタマイズ。それを誇らしげに着たりしていました。ちなみに、ワッペンとはドイツ語らしい。 憧れのワニのあいつ スポーティでカジュアルで。だけど、き

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気になるあの劇場へ デビュウの日より  今年に(2019年)入り、前々から気になっていた映画館へ行くことが叶いました。しかも2箇所も。どちらの劇場も人情と個性があるところで、嬉しい気持ちになってニタニタとしたのでした。 豊岡劇場 通称「豊劇」。兵庫県の北のほうにある映画館です。両親の地元でもあり、ふたりが若い頃に通っていた場所。よく話を聞いておりました。当時は2本立て上映、しかもチケット1枚でその日は何度でも観ることができたようです。うらやましいっ!後に聞いた話だけれど、

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【2018年cinemaベスト3】 2018年も沢山とはいえないけど、いろいろと映画を観て独自のランキングを考えました。(新旧問わず、わたしが一年間で初めて観た作品の中から毎年決めている、超オリジナルチャート)今年は念願の映画館のメンバーズカードを作ったから、もっと映画館に足を運べるようにしたいところです。ちなみに、2018年はじめに観た作品はフィンランド映画の「希望のかなた」でした。 No.3:ファントム・スレッド 観終わった後、全編をとおしての重厚感にとても贅沢をした気

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my シニアカー わたしは運転免許を持っていない。車はもちろんのこと、原付すらないのです。欲しいと思ったこともほとんどない。持っていないことを恥じたこともない(恥じることでもないと思う)。車は父親の影響もあり、見るのは好き。子供の頃、展示会について行ったり、ミニカーを買ってもらったりもした。ちなみに初めて買ってもらったミニカーは梯子が伸び縮みする消防車で、よく覚えているけど今はない。一応自分が乗るならば...というのも考えたりしていて、やっぱりルパンのチンクエチェントだったり

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  今年(2018年)の誕生日も無事に迎えることができました。年々自分の誕生日に関心がなくてなってきている。小学生の頃なんて、1ヶ月前から自分でカウントダウンをはじめていて、欲しいものリストを作っていたというのに。最近では自分が主役になれる日ってのが恥ずかしいと感じるようにもなってきちゃった。だから、わたしはソウルメイトが「誕生日なのでケーキでも一緒に食べましょう」と誘ってくれた時も、当日空いているくせに遠慮して前日に予定を合わせてもらった。  その日、待ち合わせ場所に行く

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森茉莉 この日は自分の名前と同じ漢字でもある森茉莉のエッセイを読んでいました。喫茶店でホットミルクにピーナッツバターを溶かした飲み物と一緒に、森茉莉のお部屋の様子を思い浮かべながら。エッセイを読むようになったのは、ここ数年のお話。食べることに苦手意識のあるわたしが、食べ物にまつわるエッセイ集を購入するほどに、今までよりも身近な存在となりました。はじめは喫茶店に寄るつもりはなかったのだけど、外は暑くて気がつくと逃げるようにお店に入っていたのです。「喫茶店で文庫本を読むわたし」、

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映画館で働くということ 映画館でアルバイトをすることにずっと憧れていました。社会人になって、会社員として仕事をしている今も、週末に劇場へ足を運ぶたびに自分がスタッフとして働く姿を思い浮かべたりしたりしちゃう。  例えばわたしが念願の映画館のスタッフになったとして、まずやりたいことは「チケットのもぎり係」なのです。高校生のとき、チケットをちぎるのが下手くそなスタッフの方に何故かよく当たっていた。「わたしならもっときれいに切り取って渡したいの」と思うことが多かったからなのか、自