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ワンピース見て傷ついた話

どうも、なんだか気分が浮かないまりあさんです。

今日は自分の気持ちの整理も含めて、2016年の映画「ワンピース ザ・ゴールド」について、ジェンダー的に考察します。

■シンプルに最悪な気分

視聴後の感想はシンプルに最悪で、私は一生ワンピース関連作品は地雷だから手を出さないでおこうと決めました。私に言わせれば、少し大げさかもですが、大体ポルノみたいな暴力の映画でした。

私は今までワンピースの漫画・アニメ・映画をあまり見ずに大人になりました。典型的な少年マンガだし、何かいっつも戦ってばっかりだし、ちっとも面白みを感じたことがなかったです。

全然ワンピースのことをよく知らなくても内容を理解できました。というか、深く理解しないといけないような構造にそもそもなってないです。

大体下記のようなシンプルな三段論法です。

①悪いキャラが現れて
②ルフィ達がなんやかんや敵と戦って
③ルフィ側が勝ってハッピーエンド 

ストーリーははっきり言って上記以外なくて、スキマスキマに仲間大事ー、信じることだー、諦めないのはかっこいいーみたいな副テーマがあるみたいです。

ザ・ゴールドの副テーマは「お金の意味」のようですね🤔🤔

■ムカつくポイント①明らかなおっぱい崇拝

本当に映画始まって10秒ぐらいで萎えてしまいました。オレンジ髪の航海士、ナミが登場するのですが

ナミの胸、本当にデカすぎ、、、

この作品の前に細田守が監督したバージョンのワンピースも見ていたので、その差は歴然でした。

▽2005年の劇場版

▽2016年の劇場版

2005年の映画は「まあ女性キャラ、胸大きめだなぁ、、そのポーズだけどうにかしてくれ、、、」ぐらいでしたが、2016年版は

「はぁ?巨乳と表現するとレベル超えてる、、ただのファンサービスやないか、、」

たぶん尾田先生も急におっぱいをデカくしたわけではないと思うのですが、10年でここまで差がつくのは驚きですね。いやはや酷い。

またおっぱいもそうですが、その他いろんな点で萎えてしまうキャラデザでした。

・他のキャラが普通の格好してるのに、女性キャラだけ本当に布少い衣装で登場
・ブラ部分の「SEXY」
・パンツの上にある、股間と足の間のシワ?が露骨すぎる

■ムカつくポイント②意味のない描写

またこれは子供向けと思って舐めてるのか分からないですが、ストーリーにはいらない無駄な箇所が多すぎたのもイライラしました。

いらない回想シーン
ワンピース好きの彼も良く指摘するのですが、この作品は回想シーンが多いのが特徴です。

登場人物がある行動を取る→こういう背景があったんだよ、みたいな感じで、そこで説得力もたせています。

今回の作品でも、ナミとカリーナ(新キャラ)の回想シーンが組まれています。昔の泥棒時代、裏切り裏切られがあったんだよ〜みたいなテイストです。

この回想シーンに終始イライラしてました。なぜなら「カリーナという新キャラを登場させるため」という後付の意図が見え見えだったからです。

え、映画初心者が作ったの???と思うくらい、露骨な演出。それならなんで昔、ナミが仲間になる時とかにカリーナの存在匂わせなかったんだよ、、、

【いらないレース描写】
細田守版のワンピースを見たときも思いましたが、え、そこで戦う必要ある??というタイミングでレースシーンが挟まれてました。
(この二作品だけ??なら良いんですけど。。)

レースがその後の展開において、何か重要な伏線になるからとかじゃなくて、単に盛り上がりそうだという軽い気持ちで入れたのが見え見えでした。
(しかもそこまで白熱しない、良くある展開)

▽それならクールランニングみたいわ

【カリーナの謎提案と作戦の非合理性】
物語の途中、カリーナがルフィたちに「チームを組んでお宝を盗もう」と提案してきます。何となく意気投合した彼らは作戦会議をひらきます。

その作戦会議中、下記についての説明は全くありません。安請け合いは辞めたほうが良いぞ、ルフィ、、、

・ルフィ達とチームを組む双方のメリット
・2チームに分かれる際の振り分けルールは何に基づいていたのか
・何故カリーナはそんなにたやすく鍵のスペアを作れたかということ
・作戦時に変装する意味

「いや、アクションがメインだから!!」「過程はどうだって良いだろう?」みたいな制作陣の反論が聞こえてきそうです。

...他にも「キャラ設定がブレてる(ルフィは子供なのに、カジノ好き)なところ」とか「ヒョイと登場する重要そうで、全然そうではないサブキャラ」などにもイライラしましたが、ちょっと疲れたので割愛。

■ムカつくポイント③定まらないサブテーマ

たぶん、この作品のサブテーマは「お金に固執するな!」だと思うんですよね。

タイトルはザ・ゴールドですし。悪役はお金に困って、億万長者まで成り上がって、でも「金なんかより大事なものがある」ルフィにやられる。

でも、ボスキャラはルフィにやられても別に改心してるわけじゃなさそうなんですよね。

金が無いとなんにもできないとか言うなーみたいなルフィにボコボコにされて、なんか自動的に海軍の船に落ちてきますが、気を失ってるだけです。

もし勧善懲悪のいつものパターンなら、そこの落とし前きっちり作ろうやと思わざるを得ません。

はあ、なんか嫌いな映画についてこんなに文章を書くのはつかれました。でも書かないとモヤモヤが晴れないと思って書きました。

読んでくださった皆さんありがとうございます。

それでは今日はここまで!
また明日!!ばいばい!!

まりあさん

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