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ヴェシカパイシス

ヴェシカパイシスは誕生の初めの分裂です。創造のエネルギー。生命力。

直径を等しくする2つの円が、それぞれの円の中心が他方の円周上にくるように交わった時にその真ん中に形成される形です。魚とか子宮の形とか。

2つの円が交わった部分は「ヴェシカパイシス」と呼ばれています。この形は、神聖幾何学のすべての関係性の中で最も重要なデザインになります。


私がヴェシカパイシスの楕円を初めて白昼夢として見たのは、もう5年位前。車の後部座席から前の運転手の後頭部にぽっかりと見えた。

「あれ?なんだろ。」

運転手に尋ねるわけにも行かず、そのまま記憶された。白昼夢のその図は今のところその時だけ。というかそういうものを見たのも多分初めてだったと思う。綺麗な円でなくて、楕円だったけれど、重なって見えた。


その後ある作家の本を読んでいたら、その楕円の図が、手書きのイラストとして載っていた。ぴかっと脳裏に浮かんだのが、白昼夢の楕円の図。


「このシンクロは何?」

「同じ図じゃないの。」


もちろん謎は解けないまま。


そして、また月日が過ぎていった。


銀座で開かれているギャラリーに出かけていった。何枚かの絵がある。パステル調の柔らかい光り輝く絵画。順番にじっくりと見ていくと。。。。そこには

なんと、「楕円の図」

があったのだ。

愕然としてしまった。今度のは、色まで付いている。ヴァイオレットと橙色で、私の好きな色彩。出来すぎだ。


その後、ある本を読んでいたら、グラストンベリーのチャリス・ウェルと言う井戸の写真が載っていて。その写真が上記の画像。そこで初めて「ヴェシカパイシス」という言葉と、どこかで過去に何回かスルーしていたこの井戸の蓋の紋様と、楕円だったけど私の「白昼夢の図」が全部繋がった。


まあ、物語はそれで、「めでたしめでたし」と言いたいとこなんだが、おまけがある。


3年前に、そのグラストンベリーの「チャリス・ウェル」に導かれて出かけて行った。息子と二人の全くの個人旅行。飛行機のチケットから宿から列車のチケットから全て自分で手配しての15日間の旅の1ページとして訪ねたのだった。ロンドンからグラストンベリー行きのバスに乗り、ストーンヘンジを右手に見ながら夕方にかなり遅くに到着。ロンドンからのコーチ(長距離バス)が動き始めて空をみると、青空に竜神雲。


「あれ~ロンドンでも龍神雲ですか~」嬉しかった。


水の都ベネチアに向かう特急のもうあとすぐで到着の長い直進時、彼らはまた現れて列車と並行して飛んで?いた。ウエルカムって。


ヴィシカパイシスの紋様をこの目で見るのと、フランスのル・ピュイの礼拝堂とメジュゴリエへの巡礼と盛りだくさんに詰め込んでこれでもかのハードスケジュール。


ブダペストから入り、オーストリア、ドイツ、ベルギー、フランス、イギリスに行き、またフランス、イタリア、オーストリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブダペストで出国。


数々のちいさな奇跡を体験しながら、見えない存在に助けれて、無事に帰ってこれたのだった。あのときに息子と出かけておいてよかった。これがほんとのめでたし、めでたし。


ヴィシカパイシス。今は孫も。女性性のエネルギーの象徴に違いない。


太極図は、ヴィシカパイシスの進化形かもしれない。







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