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3食バランスよく食べるって、3回食だと思っている人が多い話。

3食バランスよく食べる事が良い話は、誰でも一度は聞いた事があるのではないでしょうか?いや、もしかすると、好きな時に好きな物を食べる事ができたり、年中ダイエット食だったり・・・・「3食バランスよく食べる」ということが、食事の基本的な考えだと知らない人が増えているかもしれない。また、甘い物が食事代わりの食生活や、働き世代は不規則な生活の中で食事を抜く事があったり、食事回数や食事内容は多種多様といえる。その背景があるからだと思いますが、3食バランスよく食べる=3回食事をすること・3回均一に食べる事、だと思う方が実際にいるのが事実。今日は、3食バランスよく食べる事と3回食の違いを書いていきます。

3食バランスよく食べるとは?

①3食(朝・昼・夕)を、それぞれ望ましい時間に摂取する事②栄養バランスを意識した食事内容を摂取する事③必要に応じて間食はしてもよい。所謂、一汁三菜のような食事となります。

望ましい時間とはいつなのか?という事になりますが、まず食べ物が胃にとどまっている時間は約2~3時間です。また脂質類は約4~5時間が必要です。そのため、消化・吸収時間を考えると、食事の間隔は4~5時間ほどが目安となります。(朝7~8時、昼12時ごろ、夕18~19時頃)また、栄養補給と消化の時間とされる時間帯は9時~20時です。朝食の内容は、脂質類が少ない食事が望ましいです。

※朝食を摂る必要性については、別記事「エネルギー代謝」で解説しています。エネルギー代謝・グルコースの働きをもっと知ろう!!|@食carat|note(ノート)
https://note.com/maria_22/n/n97a9557311b3

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白湯の記事でも紹介した「アーユルヴェーダ」の考えと通ずるものがあります。仕事の関係で夕食の時間が遅くなったり、飲み会などで夜の飲食が頻繁にある方も多いでしょう。しかし、消化の時間を考えると、20時までに夕食を済ませる事で、同じ食事でも遅い時間に食べる場合と消化率は変わってきます。自分の思った時間に食事が摂れる環境ばかりではないですが、不摂生な時間になる日を1日でも減らせるようにする事で、結果、将来の健康や内臓系の疾患を防ぐことにも繋がります。

栄養バランスを意識した内容

ここが一番の違いです!3食バランスよく食べる、ここでいう「バランス」は栄養バランスの事を指しています。主食・タンパク質源の主菜・野菜中心の副菜・汁/果物類などです。こういった食事を摂るには、コンビニや外食生活ですと簡単ではないでしょう。また、選ぶ基準に値段も影響されやすく、障害が多いといえますが、意識するかどうかで選ぶ商品は変わってきますし、スーパーのお惣菜を有効活用するのも方法です。

間食は、運動などの活動量が多い時や昼食を軽めにした時など、一日の栄養バランス・エネルギー量(一日の必要エネルギー)を考えていきます。

3回食とはなにか?

言葉通り、3回の食事(朝・昼・夕)を摂ることです。一般的には離乳食で使われる言葉です。食事内容や量は言及されませんので、栄養素やエネルギーの基準はないような物です。(離乳食においては目安の設定はあります)逆に、3回食と認識しているので、間食をしてはいけないと考えに至るようです。

2つの食事は全く異なりますが、3食バランスよく食べると聞いて3回の食事をすることだと思う方は実際に多数いらっしゃいます。(ここでいうバランスは均一という意味で解釈され、3回食だと認識されてしまうようです。)そいういう場合の食事例)朝:パン 昼:ラーメン 夕:カレー、朝:プロテインバー 昼:焼肉丼 夕:インスタントラーメン

上記の食事パターンは3回食であり、3食バランスよく食べる食事ではありません!「3食バランスよく食べる」ことは、3回きちんと食べる事ではなく栄養バランスも含め適切な時間に摂取する食事のことを指します。健康維持やダイエットのつもりで、3食バランスを3回食だと思っていた方は、混在しないように!!

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