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オーガニックのあれこれ

オーガニックはなんとなく身体に良さそう?健康的?耳にしたり、実際に表記されているのを見る事が多くなってきましたよね。今日は、オーガニックについて書いていきます☆

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オーガニック(organic)=「有機」「有機栽培」という意味。「化学合成農薬や化学肥料に頼らず、土壌の持つ力を活かして環境への負担をできる限り少なくする農法」

オーガニックという言葉が流行していますが、日本では農林水産省が定める有機食品の検査認証制度(有機JAS制度)により、ルールを守って生産され、有機JASマークが付いた食品が「有機」「オーガニック」と表記が可能となっています。オーガニックは英語をカタカナ表記にした言葉であり、日本の基準では、マークがなければオーガニック・organicと表記は許可されていません。

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【認証を得るのに必要な条件】

①農薬を3年間(多年生作物の場合に設けられた期間)使わずに野菜・果物を育てる事

②蓄産業においては、薬物投薬をしないで育てる事。人口の増加が背景にあり、通常の成長速度より早く育て出荷する事で、生産性・供給を保つ必要があります。勿論、オーガニックと記載がないものが必ず投薬下で育てられたわけではありません。特に、中国やタイからの輸入の鶏肉に多い傾向があり、加工品に使われています。最近はダイエットで高タンパク質の救世主!コンビニで買える「サラダチキン」を摂取している方が多いのは有名な話し。2社ではタイ産を使用しており、1社では原材料に‘’ホエイプロテイン‘’ 成長を早めるために何かしら付加されて育った食材を摂取しているかもしれません。

③化学肥料を使用しない。水耕栽培やロックウール栽培ではなく、土壌を用いた農業生産。植物の生育に伴い土壌から減少する「窒素」「リン」などを補給する必要があり、肥料が使われます。「窒素・リン酸・カリウム」の無機養分が配合され、肥料の三要素として欠かせないアイテム。

化学肥料:鉱物などの無機物を原料に化学合成したもの。

有機肥料:油粕・魚粉・鶏や牛糞など植物性や動物性

④遺伝子組み換え技術を使用していない

細かいルールが設けられており、クリアをするのは容易ではありません。また、そのルールを守るだけではなく自然の恵みを利用して農業や畜産を行う事に意味があります。オーガニックで生産することで与える影響はいくつかあり、Sustainability (サステイナビリティー)の面からも注目されています。生産者が100%オーガニックの生産を目指す事が正解とも思いませんが、現代の環境問題への関わりなど、様々な点でオーガニック「有機」の考えや生産方法は必要ではないでしょうか。

 ※サステイナビリティーは別記事で書きます。

次回はオーガニックの目的・オーガニックの輸入について書きます☆




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